とある勇者の物語 セカンドイグニッション(NO2)

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【じんじん】
2023年1月4日
9時5分27秒


盗まれた食糧袋
こんにちわ~。

本日は、クロスロードに住む『雑貨商』カトルさんから受けられるサブクエスト、
LV9「盗まれた食糧袋」を受けてみます。



クエストを貰える『雑貨商』「カトル」さんは、この位置にいます。



それでは、現地に向かいます。



『さんた』「カトルさん、こんにちは!」

『カトル』
「聞いて下さい・・・さんたさん・・・。

 ここに訪れて下さる冒険者達の為に、簡単な食糧袋を安く販売しようと
 思っていたのですが・・・盗まれてしまいました・・・。

 先日、近くに住む「レイス」のところにも盗みに入った奴らがいたという噂を聞きました。
 間違いなく同じ手口です・・・。

 見て下さい・・・正面のドアは壊されそこらじゅうに大きな足跡が・・・。
 本当に頭にきます!

 今までの下準備にどれだけのお金と苦労がかかっているか知りもしないで・・・
 それを・・・オークのやつら!!」

『さんた』
「ここら辺のオークはたちが悪いですね・・・。」

『カトル』
「お願いしますさんたさん!
 
 食材を取り戻しても、もう売り物にはなりませんが、、
 人の物に手を出したらどうなるかということを、あの野蛮な怪物たちに思い知らせて
 くれませんか?」

『さんた』
「オークたちには、少し教育的指導が必要みたいですね!」

『カトル』
「オークの奴らは、南の「深遠の沼」にいます!
 そこにいるオーク共から、盗まれた私の「旅人の食糧袋」を取り返してください!」

『さんた』
「了解です!」



クエスト完了の条件は、オークを倒してドロップする
クエストアイテム「旅人の食糧袋」を2個入手してカトルさんにお届けです。



「オーク」が住む深遠の沼はこの位置です。


現地では、たくさんのオークが徘徊しています。


「旅人の食糧袋」を2つGETしました。
これで条件クリアです。


それでは、「カトル」さんの所へもどります。




『カトル』
「ふう・・・やはりオークが犯人でしたか。

 この食糧袋は売り物にはならないですね。
 また、やり直しです・・・。

 しかし、オーク共を懲らしめてくれて本当にありがとう!
 少し気分も晴れたので、また頑張れます!!」

『さんた』
「頑張ってください><ノ」

これで、「カトル」さん依頼の「盗まれた食糧袋」は終了です。

本日は、ここまでです。

またね~ノシ
【じんじん】
2023年1月4日
8時58分18秒


古いネックレス
こんにちわ~

アイラオンラインの正式サービス少し前にはじまりました~。

遅ればせながら、体験日記を再開しますね~!



受けるクエストは・・・ ウィンドグレーのデネブさんから始まるメインクエスト
推奨LV8からの『古いネックレス』というクエストです。

アイラのメインクエストってどんなお話なのでしょうか~。

それでは、始めてみますね~。

『さんた』
「こんにちわ~ デネブさん!」





『デネブ』
「さんた・・・よく来ましたね・・・。
 私の名前はデネブ・・・これからお話することはこの世界の物語のきっかけに過ぎません・・・。

 でも、それが「さんた」を様々な出来事に巻き込んで、見えなかった真実を知っていくことになるでしょう・・・。
 貴方に、本当のアイラの世界を知って欲しいです。それでは聞いて下さい。

 少し前の出来事でした・・・
 私が「ポルテ監獄塔」の近くを通りかかった時に、かなり古びたネックレスを拾いました。

 そのネックレスを拾った日から夢の中に、毎日のように一人の男が現れるようになりました・・・。
 彼は・・・私に何か伝えたい事があるように、必死に話しかけてくるのですが・・・
 苦しみの苦痛から声を出すこともできません・・・。

 初めはただの悪夢かなって思っていたけど、毎晩のように同じ夢を見るということは
 きっと何かのメッセージがあると思うのです。

 私が、このネックレスを拾ったのも偶然とは思えないです。
 直接、彼についていろいろ調べたいのですが・・・
 今はどうしても此処を離れるわけにはいかないのです・・・。

 お願い「さんた」私の代わりに、夢の男について調べて貰えないでしょうか?」

『さんた』
「いろいろありそうですね!
 わかりました~この「さんた」にお任せを~!」

さんたは、デネブから古びたネックレスを預かりました。

(「デネブ」から受け取ったネックレスは、かなり古びていました。
 その丸いペンダントには「アスバウンド」という文字がくっきりと刻み込まれています。)

『デネブ』
「「アスバウンド」・・・おそらくは夢の中の男の名字か名前だと思います。
 ポルテ城にある「ギルド連合」の人ならば、何か知っているかもしれません・・・。

 訪ねてみては貰えないでしょうか?」

『さんた』
「了解しました! まずは、ポルテ城で情報を集めてみますね!」

『クエスト情報のまとめ』
クエスト名「古いネックレス」 推奨LV8

詳細「デネブは偶然手に入れた古いネックレスの主が毎晩自分に助けを求めていると
   いいます。
   彼女はネックレスの持ち主は昔ポルテ城に住んでいた誰かであると言います。
   その持ち主が誰なのか調べて欲しいとお願いされました。
   ポルテ城のギルド連合の人たちなら、ネックレスの持ち主が誰なのか
   知っているかもしれません。」

『進行1』
ギルド連合で手がかりを見つける。

でわでわ、ポルテ城へ移動です!


ポルテ城のギルド連合の人と言えば、スミス隊長です!
それでは、お話をお伺いします。

『さんた』「スミス隊長こんにちわ~
      このネックレスの持ち主誰だか分かりませんか?」



『スミス』
「う~む・・・我々は流失物の管理もしてはいるのだが
 これはかなり古いね~物がものだけに分かるかどうか・・・。

 いあ・・・まてよ・・・

 む!「アスバウンド!?」

 確か「ポルテの旅館」の女将「セリナ」と雑貨屋の「ルイナ」の名字が「アスバウンド」だったような・・・。

『さんた』
「本当ですか!」

『この時点で、「古いネックレス」クエストは完了です。』

『スミス』
「そう、確か二人の姓はアスバウンドだ、だが・・・この二人がネックレスの持ち主かどうかは
 わからんよ・・・。 どう見てもこのネックレスは女性用じゃないしな。

 捨てられてから、大分経ってるようにも見えるな・・・。」

(スミス隊長は、何かを思い出したかのように突然声をあげた)

『スミス』
「あ! そういえば!!
 二人には年が離れた兄がいたんだった!

 私がここに赴任してきたのが5年前で・・・その前に行方不明になったと聞いたな。
 名前は確か・・・「ウォレン・・・」 「ウォレン・アスバウンド」だ!!」

『さんた』
「ウォレン・アスバウンドさんですか~」

(「デネブ」が夢の中で見たという男が「ルイナ」と「セリナ」姉妹の兄なのか、まだ分からないけど・・・
 何か手がかりは掴めました。)

『スミス』
「私が知っているのはここまでだ。

 多分「ウォレン」の物だとは思うが、あの姉妹に聞いて見るのが一番だろう!
 「セリナ」と「ルイナ」は「ポルテ城」の商店街で旅館と雑貨屋を経営している。

 会って話をしてみるといいだろう。」

『サンタ』
「スミス隊長、いろいろ情報ありがとうございます!」

ここでスミス隊長より、「ネックレスの主」というクエストを受諾しました。

『クエスト情報のまとめ』
クエスト名「ネックレスの主」 推奨LV8

詳細「ギルド連合のスミスは、デネブから預かったネックレスがウォレン・アスバウンドの
   ネックレスだと推測しました。
   昔行方不明になったウォレンは、ルイナとセリナの兄だそうです。
   ポルテ城にて旅館を経営しているセリナと雑貨屋を営んでいるルイナを訪ねてみてください。」

『進行1』
セリナと話す。

それでは、まず旅館の「セリナ」さんを訪ねてみます。

『さんた』「セリナさん、はじめまして~」



(「セリナ」は、ネックレスを見ると凄く困った顔をしました・・・)

『セリナ』
「すみません・・・そういうプレゼントはお受け取りできません・・・。
 ごめんなさい・・・。」

『さんた』
「あ! そ・・・そういう意味ではなくて・・・><」

『セリナ』
「あらあら・・・うふふ・・・わたしったら誤解しちゃってたみたい。

 (「セリナ」は受け取ったネックレスを見つめた。
 その瞬間、彼女は驚いたような表情でこちらに視線を向けた)

そして、震えた声で訪ねます。
「このネックレス! このネックレスを何処で手に入れたの?!」

『さんた』
「もしかして、ネックレスに心あたりがありますか?」

『セリナ』
「これは・・・アスバウンド家「家宝」のネックレスです。
 昔、帝国の時代に先祖が功績をたてた時に頂いたものらしいです。

 代々、家の長兄に当たるものがこのネックレスを受け継いできました・・・。
 そうして・・・最後にこのネックレスを受け取った者が・・・私の兄の・・・
 ウォレン・アスバウンド・・・なのです・・・。」

セリナの瞳には・・・溢れんばかりの涙が見られます・・・。

『セリナ』
「兄は・・・うっ・・・」

(堪えていた涙が零れ落ちて・・・「セリナ」は泣き崩れてしまいます。)

『さんた』
「お気持ちはわかります・・・でも泣かないで・・・まだ希望はあります。」
本当に生きていて欲しいそう「さんた」は思いました。

『セリナ』
「何処かで・・・生きていて欲しいと願ってはいたけど・・・。
 兄さんは、もうこの世にはいない可能性が高そうですね・・・。

 あ・・・すみません・・・。
 私・・・感謝の言葉もまだでしたね!

 兄のネックレスを見つけてくれてありがとう・・・さんた。
 感謝しています。」

『さんた』
「いえいえ・・・」

『セリナ』
「さんた・・・お願いがあります。

 「ルイナ」姉さんにも
「ウォレン兄さんのネックレスが見つかったことを知らせて頂けないでしょうか?
 きっと、姉も喜ぶはずです。」

『さんた』
「了解です~。伝えてきますね」

そして、「ルイナ」さんの所へ向かいます。

『さんた』「ルイナさん、こんにちわ~」



『ルイナ』
「いらっしゃいませ~って・・・何よ「さんた」なの!?
 今日も何も買わないくせに~あれこれ触っちゃダメだからねっ!」

『さんた』
「ルイナさんは・・・いつも手厳しいな・・・(笑
 今日は、真面目なお話があります・・・」

(デネブから受け取ったネックレスを「セリナ」に渡したことを「ルイナ」に
 伝える「さんた」。)

『ルイナ』
「兄のネックレス見つかったんだね・・・。」

(ルイナは少しうつむいたまま、つぶやきました。)

『さんた』
「それと・・・」

(ルイナは、さんたの話を聞いてもセリナほどのショックは受けなかった
 みたいで、少しだけ「さんた」は安心しました。)

さんたは、ルイナには話していない「デネブ」の夢の話をルイナに打ち明けます。

(ルイナは、さんたの話をうつむいたまま聞いています・・・
 さんたが夢の中で男が苦しそうに泣き叫んでいたと話すまでは・・・)

ルイナは堪えきれないように、赤い目を見開いて「さんた」に問いかけます。

『ルイナ』
「それ、本当なのっ! 「デネブ」って人の夢で兄さんが泣き叫んでいたって!!」

『さんた』
「何か心当たりはないかな?」

『ルイナ』
「うーん、「ウォレン」兄さんは、私とセリナがまだ小さかった頃に居なくなってしまったの・・・。

 兄さんが居なくなって、その頃同時に「ポルテ城」の領主だった「クエル」様も亡くなったのね。
 ただの偶然にしては、違和感を感じたの・・・。

 だから、そのときたくさんの人に聞いて回ったのだけど・・・誰もそれに関して教えてくれなかったわ。
 ねえ「さんた」、私には知る権利があるわ!「さんた」もそう思うでしょ?

 兄さんが、他人の夢にまで出て何かを伝えようとしてるのよっ!
 きっと兄さんは誰かに殺されたのよっ!」

『さんた』
「これから、どうするの?」

『ルイナ』
「兄さんには二人の親友がいたのね。
 武器屋の「アバリック」と領主の「ルーク」卿・・・。

 二人は兄が居なくなってから、ずっと私達姉妹のことをお世話してくれてるの。
 私が雑貨屋を営んでいけるのも「セリナ」が旅館を続けられるのも二人のお陰なのね。
 そのことには、本当に感謝しているわ・・・。

 でも。。。兄が失踪したとき、親友だったはずの二人は兄を探そうとさえしてくれなかったの・・・。
 おかしいと思わない?

 いつも、兄の話を訪ねると話題を変えるのよねっ

 ルーク卿は視線をいつも逸らすし・・・一番許せないのは・・・。
 私達を見るときいつも、すっごく悲しそうな目でみるのっ!

 これは、ほぼ絶対だわっ! あの二人は何かを知ってて隠してるっ!!」

『さんた』
「確かに、あやしいですね~。」

『ルイナ』
「夢の話は、セリナには言ってないのよね?
 よかった・・・あの子みたいな繊細な子知らない方がいいわ

 お願い!夢の話は、私以外には話さないで。
 そうして・・・「アバリック」と「ルーク」卿に会って話を聞いてきて欲しいのっ。

 兄にどういうことがあったのか、正直に答えてくれるとは限らないけどね・・・。

 あ!そういえば、もう一人の聖堂アレン司祭様!
 思い出したわ・・・兄が失踪する前によくアレン司祭に会っていたわっ!

 「さんた」私は兄の苦しみの真実を知りたいの!
 お願いっ! アバリックとルーク卿、アレン司祭この三人から話をきいてみて!」

『さんた』
「もちろんですOKです~><」

これで、ネックレスの主クエストは完了しました。
終了と同時に、ウォレンの友人クエストが発生しました。

本日の体験記はここまでにしますね~。

おつかれさまでしたー。

まったねーノシ

つづく・・・。
【じんじん】
2023年1月4日
8時56分44秒


武器屋の「アバリック」
こんにちわ~。

アイラオンライン体験記11日目いきますね~。



ルイナの頼みを受けて、武器屋の「アバリック」、領主の「ルーク」卿、聖堂の「アレン」司祭を
訪ねることにした「さんた」。

今日はここから始まります。

まずは・・・武器屋の「アバリック」を訪ねます。

『さんた』「アバリックさんこんにちわ~、少しお伺いしたいことが~」



『アバリック』
「ウォレン? ウォレン・アスバウンドって人を覚えていますか?だって?

 もちろん覚えているよ。
 彼は大親友だったからね~・・・だが・・・今は何処で何をしているのやら・・・。

(アバリックからはいつもの笑顔が消えていました・・・。とても険しい顔になりながらも
 何もないふりをしているのがわかります・・・。

 そして、何よりも「ウォレン」という名前を聞いて動揺を隠せなくなっていました。)

『さんた』
「実は、ウォレンさんのネックレスが見つかったのでお届けに来たのですよ。」

(さんたはアバリックに、デネブの夢やこれまでの事を話します。もちろん、
 「ルイナ」に頼まれて会いに来たっていうのは話していません。)

『アバリック』
「ほ・・・本当なのかそれは? ウォレンが・・・。
 いや・・・信じられないな・・・「デネブ」という人がどういった人なのかは知らないが
 おそらく只の夢に過ぎないとオレは思うね・・・。

 だってそうだろう?
 もしも本当にウォレンが苦しんでいるのならば、あかの他人の夢になんて現れないで
 親友であるオレ達や妹姉妹の方に出ると思わないか?」

『さんた』
「それは・・・そうですね・・・。
 でも何か事情があったのなら・・・」

(「さんた」はウォレンの失踪に誰かが関与していて、その誰かというのが
 アバリックやルークである可能性があるということを、それとなく話してみた・・・。)

アバリックは、自分に疑いがかかっていると気づくと・・・その顔はますます険しさを増していった・・・。

『アバリック』
「さんた、お前今なんていった! 「ウォレン」の失踪の原因がまるでオレにあるとでも
 言いたいのか?」

アバリックは、大声を張り上げて「さんた」を睨み付けた。

『アバリック』
「よく聞けよ! 「ウォレン」・・・あのバカは勝手に・・・勝手にだ!!一人で「ポルテ監獄塔」へ向かって
 行方不明になったんだよ!」

『さんた』
「そうですか・・・でも彼は何故「監獄塔」なんかに行ったのでしょうね・・・。」

『アバリック』
「そんなことオレが知るはずもないじゃないか!
 あ・・・そうだ・・・冒険・・・「ウォレン」の奴は冒険家に憧れていたんだ!

 誰でも若い頃はそういう夢みたいな憧れを持つだろう?
 オレやルークも同じような夢をみて、ウォレンと三人で木の剣を振り回して勇者になるのを
 夢見たものさ!!

 年が経って、オレとルークは夢から覚めて現実を知ったが・・・ウォレンの奴だけは
 取り残されたんだろうな・・・。いつまでも一人で夢を見て・・・。
 小さい頃に三人でポルテ監獄塔を冒険しようだなんて小さな約束を信じてさ・・・。

 幼い妹達を残して・・・一人で行方不明になんてなりやがって・・・なにをやってるんだあいつは・・・。」

『さんた』
「そうでしたか・・・」

『アバリック』
「ああ・・・そうだよ! すごい秘密でもあると思っていたのか?!」

(「アバリック」の話は、その言葉とは裏腹に動揺した態度が真実味を失わせていた・・・。
 あまりにもわかりやすい作り話なのではないか?「さんた」はそう思った。)

『さんた』
「では、何故「ポルテ監獄塔」へウォレンさんが向かったと心当たりがありながら
 それを捜索しようとしなかったのですか?」

(アバリックの顔は、みるみる青ざめて黙り込む・・・)

『アバリック』
「そ・・・それは・・・昔からの常識なんだよ!
 誰も・・・そう誰もだ!「ポルテ監獄塔」には立ち入っちゃいけないんだよ!!」

(おそらく、アバリック自信も自分の言い訳の粗雑さに気が付いているだろう・・・
 アバリックは、確かに何かを知っている、しかしそれを話してくれそうには思えなかった・・・。)

『さんた』
「アバリックさん、お話ありがとうございました。」

そして、次は「ウォレン」のもう一人の友人「ルーク」を訪ねます。



(ポルテ城領主の「ルーク・トレゼ」は急な面談の申し込みにもかかわらず
 「さんた」との面談を快く受け入れてくれました)

ルーク卿は、ポルテ城の若き領主であり、その年齢に見合わず
落ち着きがあって堂々としていました。

(しかし・・・その瞳は何故か少し空ろで・・・悲しい目をしています。)

『ルーク』
「はじめまして。
 こんにちは。 このポルテ城で何か不便でもございましたか?
 もしかして、そういった建議に来てくださったのでしょうか?」

『さんた』
「いあ・・・そういうわけではなくて・・・」

(「さんた」はアバリックの時と同じように、「ルイナ」さんから頼まれたという事を除いて
 ルーク卿にネックレスの話をします。

 ルークの穏やかだった顔は、話が進むにつれて雲っていきました・・・。)

『ルーク』
「本当のことなのですか?
 「ウォレン」がデネブという人の夢の中で・・・。

 「さんた」、デネブと言う人が見たという夢の話はこれで全てですか?」

「さんた」
「そうですね、これで全てです」

(ルークは、デネブの夢の話についてかなりの興味を示し「さんた」に問いかけてきたけど
 「さんた」の知りうる全ても乏しく、ただこれで全てだと答えるしかありませんでした。)

『さんた』
「ルーク卿、何か知っている真実があれば教えて頂けないでしょうか?」

『ルーク』
「真実・・・。
 「さんた」申し訳ない・・・。確かに真実はある・・・だがしかし・・・
 それだけは、皆守る為に明かすことができない真実なのですよ・・・。」

『さんた』
「皆とは?」

『ルーク』
「私たち皆です・・・私とアバリック、ウォレン、そして・・・。

 あ・・・ただの好奇心でのことでしたら、ここでお引取りください・・・。
 真実を知れば、あなたにとっても重過ぎるものになりますよ?」

『さんた』
「ルーク卿、お聞かせください!」

(ルークは頭を2、3度振りそして深く溜息をついてうつむいた・・・。)

少し時間が過ぎてからルークは口を開く・・・。

『ルーク』
「ここまでにしましょう・・・。
 あなたには関係のないことでした・・・。

 面談はおしまいにしますね・・・。」

『さんた』
「そうですか・・・ありがとうございました・・・。」

(ルークはそれから一言も話すことなく席を離れました。)

次は、「アレン」司祭に会いにいきます。



アレンは「さんた」が話しかけるよりも先に語りかけます。

『アレン』
「いらっしゃい「さんた」。あなたをお待ちしていました。」

(司祭「アレン」は優しい笑顔で「さんた」を見ています。)

『アレン』
「丁度今、「アバリック」が帰ったところなのですよ。
 全てのお話は聞かせていただきました。

 いいでしょう、お話しましょう・・・。
 ただ、一つ誤解されているところがあるみたいですので
 それを先に・・・。

 「ウォレン」君は決して誰かに殺されたとかそういった事実はございません。
 この点だけはご理解いただきたいところです。

 そして・・・「ウォレン」君の死は決して無駄なものではありませんでした・・・。
 そう・・・言うなれば、彼自らが願った「崇高な犠牲」でした。」

 その犠牲は、どうして必要だったのかと言うと・・・それは・・・
(アレンは大きく溜息をつき、躊躇っていました。)

 「それは・・・ふう・・・」

「アレン」は意を決したのか話を続けます。

『アレン』
「「ウォレン」君は、あるお方の名誉の為に・・・自ら望んで自分を犠牲にしたのです・・・。」

『さんた』
「そ・・・そんなことあってはならない事では!」

(人の・・・ただ「名誉」の為に犠牲にならなければならない「命」などありはしないのだ・・・。
 「さんた」は心の中で、そう強く思った・・・。
 そしてそれは、「アレン」司祭にもわかっていることだろう・・・。」

『アレン』
「今の会話では納得できないようですね・・・。
 でも・・・私からはこれ以上はお話することはできません・・・。」

『さんた』
「では、「ウォレン」が名誉を守ろうとした人は誰だったのですか?」

(アレンは、「さんた」の問いに対して答えることはありませんでした・・・。
 そして、もう一つ気になっていた「ウォレン」の失踪と同時に死亡した先代領主のことを聞いてみます)

『さんた』
「先代領主、クエル・トイゼ卿とウォレンの失踪には何か関わりがありますか?」

『アレン』
「ううう・・・むむ・・・。

 「クエル」卿は、帝国が滅んで絶望に陥ったポルテ城を復興させようとして
 自らを犠牲にし、それに全てを捧げたお方です。
 だから、今もこのポルテ城の人々は誰もが「クエル」卿を尊敬しています。

 「ウォレン」君もまた、その一人でした。」

『さんた』
「そうですか・・・お話ありがとうございました。」

三人の話を聞き終わったのでルイナのもとへ戻ります。



『ルイナ』
「お帰り、さんた。 何か聞けた?」

『さんた』
「そうですね・・・。」

(ルイナには、彼らは真実を知ってはいたが話しては貰えなかったことを伝えました。
 そして、「ウォレン」の死が先代の領主でルークの父である「クエル」卿と関わりが
 あるということも・・・。)

『ルイナ』
「それは、本当なの?」

『さんた』
「さらに、少し気になる事があります。」

『ルイナ』
「では・・・わたしと「セリナ」に優しかったのって罪悪感からだったの?
 彼らが兄を殺したから?」

『さんた』
「ルイナ、落ち着いて!」

(ルイナはその場に泣き崩れてしまいました・・・。
 おそらく裏切られたと感じたのだと「さんた」は思った・・・。

 励まそうと思うけど「さんた」は言葉が出て来なかった・・・。)

その時、ルイナとの会話を遠くから見ていた「アバリック」が「さんた」に声をかけてきた。

ここで、ウォレンの友人クエストは終了します。
そうして、「アバリックからの呼び出し」クエストが続けて発生しました。

本日はここまでにしますね~。

お疲れ様でした~。

まったね!

つづく・・・。
【じんじん】
2023年1月4日
8時55分6秒


アバリックからの呼び出し
こんにちわ~。

アイラオンライン体験記12日目いきますね~。



アバリック、ルーク卿、アレン司祭の話を聞いて、その一部始終をルイナに話した「さんた」
それを聞いて泣き崩れたルイナ・・・。

そして遠くで様子を伺っていたアバリックが「さんた」に声をかけてきます。

「アバリックからの呼び出し」クエストが発生しました。
今日はここから始めますね~。





(アバリックは少し前より余裕を取り戻し笑っていた。)

『アバリック』
「「さんた」はオレのこと警戒しすぎだよ。お願いだからもう少し仲良く頼むよ(笑」

『さんた』
「何かお話があるのかな?」

『アバリック』
「クロスロード南部の「深遠の沼」でオーク達が暴れているらしいんだが・・・。
 あいつら、頭は悪いけど使う武器だけはかなり優秀でね~。
 武器商人としては、一度直に見てみたいんだよ。

 そこで・・・「さんた」の腕前を見込んで頼みたいんだが・・・
 何とかしてその武器をオークから三つ奪い取ってきては貰えないかな?」

(突然オークの武器の話をするアバリックの顔は、何かを企んでいるかのような
 不適な笑みを浮かべていた・・・。

 おそらく、彼が本当に狙っているものはオークの武器などではなくて・・・
 もっと他に考えがあるのだろう・・・「さんた」はそう思った。)

『アバリック』
「おいおい・・・変な勘違いは止めてくれよ~

 仮にだ・・・オレが何かを企んでいて「さんた」の口を防ごうなんて考えてるなら、
 城の外に行かせて逃がすようなまねはしないぜ~。

 ポルテ城の中で、こっそりと・・・グサリだよ(笑
 まあ、冗談はおいといて頼むよ「さんた」!

 ああ・・・そうだ!
 じゃあこうしよう!!

 「さんた」はオレと賭けをするんだ。
 もちろん強要はしないぜ!

 しかし、参加しないなら当然「さんた」の負けになるな~。
 ようするにだ・・・これ以上オレ達のことに他人のお前が首を突っ込むんじゃねえよ!」

『さんた』
「・・・。では、もしも賭けに勝ったなら、その時は真実を聞かせてもらえますか?」

『アバリック』
「いいだろう・・・もしもオレが賭けに負けたなら、オークの武器の代金を払った上で
 真実だろうと何だろうと全て話してやるよ!

 オレって優しいよな~沈黙さえしていれば永遠に真実は闇の中なのに、
 チャンスを与えてやろうっていってるんだからな~。」

(これは、あきらかな挑発でおそらく何か罠でもあるのだろう・・・
 それを分かった上で「さんた」は返答した。)

『さんた』
「わかりました、やってみましょう!」

『アバリック』
「クロスロード南部の深遠の沼にはオークの群れが沸いている。
 精々頑張ってオークの武器を持って来い。」

ここで、「アバリックからの呼び出し」クエストは終了しました。
そして、「アバリックとの賭け」クエストが発生です。

「さんた」はアバリックに言われた通り、深遠の沼へ向かいます。

深遠の沼は、クロスロード南部から出た所にあります。
かつて緑豊かだった森はオークたちの手によって見る影もありませんでした・・・。


凶暴で凶悪なオークたちは、この沼に立ち入るものを許しません・・・。
その刃に消えていった冒険者の数は数え切れないほどです・・・。


その凶暴な刃の矛先は、「さんた」とて例外ではありません。


『ブッシュオークパトロール』
「くう~ん くう~ん どこかで人間の匂いがするぞ~。」

「人間はどこだ~・・・八つ裂きにしてやるぞ~。」

酷い悪臭が立ち込める沼の中を、オークたちは徘徊します。

それでも何とか戦い、オークたちの武器を集めます。
そして・・・




なんとか、アバリックに言われた武器を集めました。

これで、賭けはこちらの勝ちです。
真実を知るためにアバリックのもとへ急ぎます。





『アバリック』
「随分早かったじゃないか!
 はははっ・・・まさか、怖くて逃げ出して来たのか?

 まあ、あの深遠の沼に入って生きて帰った冒険者など聞いたこともないしな~。
 逃げ帰って正解だと思うよ、オレは(笑

 なあ、臆病者君。」

(「さんた」がアバリックにオークの武器を見せると、アバリックの顔はみるみる内に青ざめていく・・・
 軽快な口は言葉を失い、ただ呆然と立ち尽くす・・・。)

『さんた』
「聞かせて貰ってもいいかな?」

『アバリック』
「ああ・・・わかった・・・。
 約束は守る。

 その前に一つだけお願いがある!それを聞いてほしい・・・。」

(アバリックは本当に真剣な表情をしていた。)

『アバリック』
「約束は守る。でもその前に、お前が本当に好奇心からだけじゃなく
 真剣にオレ達のことに向き合っているのかオレを納得させてくれ・・・。」

『さんた』
「ルイナ姉妹の泣き顔を見て、それに対する真実があることを知ってしまった今・・・
 もう後戻りはできないよ!」

『アバリック』
「今、一番困っているのは間違いなく「ルーク」だ!
 ルークはあの日から今まで・・・ずっと苦しんでいた・・・。

 それは、オレもアレン司祭も同じなのだが・・・もう・・・もう時間がないんだ・・・。

 しかし・・・オレはまだお前を信じられない・・・。
 オレ達の秘密を知ったら、お前も逃げられなくなるんだ・・・。
 全員が、命を落としポルテ城は混乱に落ちるかもしれない・・・。

『さんた』
「それほどの真実っていったい・・・」

『アバリック』
「すまない・・・やはりオレの口からは教えることはできない・・・
 だが、約束は約束だ・・・真実を教えるかどうかの最終決断はルークにまかせる。

 オレは、「さんた」が真実を知ったときに、その試練に耐えられるかどうかを
 見届けてから、ルークを説得しようと思う・・・。

 それで納得してもらいたい・・・。

(アバリックの言葉に嘘は感じられなかった・・・。)

 もう一度だけ、テストをさせて欲しい・・・。
 「ポルテ監獄塔」へ行って「ライプコープス」を倒して、彼らの心臓をその証として
 持ってきて欲しい。そうすればオレは「さんた」を心から信じよう・・・。

 そして、それが最後のテストだ。」

『さんた』
「わかりました。それで納得して貰えるのなら!」

ここで「アバリックとの賭け」クエストは終了しました。
そして、「アバリックの試験」クエスト発生です。

ポルテ監獄塔の辺りをうろついている「ライブコープス」から
「生きている死体の心臓」を5個採取が必要です。



本日は、ここまでにしますね~。

おつかれさまでした~

まったね~

つづく・・・。
【じんじん】
2023年1月4日
8時53分19秒


ポルテ監獄塔
こんにちわ~。

アイラオンライン体験記13日目いきますね!



事件の真相を探るためにアバリックと賭けをして見事に勝利した「さんた」
しかし、真実を教えてもらうためには最後の試練がありました。

アバリックは、「さんた」が真実を知るに相応しい者か確かめさせて欲しいと言います。

それを証明するためには、「ポルテ監獄塔」へ行って「ライプコープス」を倒し、
証として「生きている死体の心臓」を5個持ち帰らなければなりません・・・。

「ポルテ監獄塔」近辺は、今もなお人の立ち入りが固く禁止されている
封印された場所です。

「さんた」は覚悟を決めてその場所へ向かいます。

怪しい実験動物達が徘徊する森を抜けた先に「ポルテ監獄塔」は存在します。


見えて来ました・・・「監獄塔」です・・・。

辺りは薄暗い霧に包まれ・・・重い空気が立ち込めています・・・。
鼻を突くような悪臭が漂い・・・力尽きた冒険者達の白骨がそこらかしこに見られます・・・。



「ライブコープス」は、夢半ばにして散っていった冒険者たちの怨霊なのかもしれません・・・。



ただ・・・哀れだとは思えど、彼らに同情する余地はありません・・・。
自分が叶わなかった夢を他人が目指すのを羨やみ・・・
それを阻害してくるような者は、もはや人の心を持たない悪霊なのだから・・・。



『ライブコープス』
「死してなお続く苦しみが・・・お前には分からないだろう・・・
 生きたものの血や肉は・・・そんな苦しみを少しだけ癒してくれる・・・。

 血が飲みたい~・・・肉を食わせろ~・・・」

次々に襲い来るゾンビの群れ・・・一度に周りを囲まれれば一溜まりもありません。
周りの安全を確認しながら慎重に戦います・・・。

傷つきながらも、必死に戦い、そしてなんとか・・・。

「生きている死体の心臓」を5個取得します。

これで、アバリックも納得させることができそうです!
ポルテ城へ戻り、再びアバリックを訪ねます。



(アバリックは戸惑っていた・・・
 あのオークを退け、さらに「監獄塔」に徘徊するゾンビさえも倒せる腕ならば・・・

 もしかすると・・・救ってくれるかもしれない・・・。)

アバリックは、「さんた」が声をかけるより先に口を開く・・・。

『アバリック』
「ルークにはオレから話しておいた・・・
 「さんた」・・・ルークが待っているはずだ。急いで会ってみて。」

『さんた』
「それでは、行ってみますね。」

『アバリック』
「あ! ちょっと待って!!
 その前に少しだけオレから「さんた」に伝えたいことがある・・・。

 いろいろ挑発的なことを言ってすまなかった・・・。
 本当は、無理難題を条件に出せば「さんた」があきらめてくれると思っていたんだ・・・。

 そうすることが、「さんた」を含め皆にとって一番良い選択肢だとオレたちは思っていたからね・・・。

 あと・・・この前の話でオレが「ウォレン」は幼い二人の妹を残して
 無謀に去って行ったように話したが・・・あれは全て嘘だよ・・・。

 本当は、「ウォレン」の奴・・・ルイナとセリナの事をオレ達に頼むって言い残していったんだ。
 自分が、もう戻って来れないかもしれない事を知っていたんだろうな・・・。

 それと、もう一つは「さんた」の事だが・・・
 本当に、オレ達は「さんた」を恨んでたり憎んでたりしてるんじゃないんだ。

 むしろ・・・オレ達は誰かの助けを必要としているのかもしれない・・・。

 最後の決定はルークに任せるし、それを受け入れるかどうかは「さんた」が選ぶといいだろう・・・。
 ただ、願わくばオレたちを救って欲しい・・・。「ウォレン」の犠牲を無駄にしないで欲しい・・・。」

『さんた』
「出来る限りのことはするつもりですよ。」

『アバリック』
「ありがとう・・・。」

この時点で、「アバリックの試験」クエストは終了しました。
続いて、「ルークの決断」クエストが発生します。

「さんた」はルークのもとへ向かいます。



『ルーク』
「さんた、お待ちしてました。

 「アレン」司祭は、「さんた」こそが私たちの悩みを解決してくれる人だと
 私に話しました。
 「アバリック」もいろんな試練を「さんた」に与えてみて、心から信じられる人だと
 私に語りました。

 しかし・・・私自信は、二人の言葉を疑うわけではないのですが・・・
 「さんた」に話すべきか未だに迷っています・・・。

 それは、「さんた」の実力を疑ったり信じられないから・・・とかではありません。
 ただ・・・私が心配しているのは、私達と何の関係もない「さんた」にこのような
 とてつもない重荷を背負わせても良いものだろうか・・・と言うことなのです。」

『さんた』
「ルーク卿、覚悟はできています!」

ここで「ルークの決断」クエストは終了します。
しかし、ルークの話はまだ続きます。

『ルーク』
「そこまで仰られるのならば! 私もあなたを心から信じましょう。
 そして、私達をどうかお救いください・・・。

 実は・・・もう時間があまり残されてはいないのです・・・。
 それなのに解決方法はまったく見つからないので・・・困り果てていました。

 それでは、全てをお話しましょう。
 かなり、長い話になると思いますが・・・ご容赦お願いします。

 「さんた」は、私の父であり、このポルテ城の先代領主であった「クエル・トレゼ」卿について
 知っていますか?

『さんた』
「詳しくは、知らないですね・・・。」

『ルーク』
「それでは、まずは私の父「クエル・トレゼ」についてお話しましょう。

 「クエル・トレゼ」は、もともとポルテ帝国の家臣の一人でした。
 皇帝と帝国に忠誠を誓い、自由連盟との戦争の際には目覚しい活躍で、
 皇帝とポルテ城を守りました。

 しかし結果はご存知の通り、帝国は敗れ去り・・・ポルテ城は自由連盟の前に陥落しました。
 ところが・・・自由連盟はその後・・・次の皇帝の座をめぐり内部分裂を起こしてしまうのです・・・。

 連盟の実力者「サカト・デザール」と「リヨト・プルゲル」は帝国が滅びると、それまで隠していた
 野心に火ががつき激しい争いをはじめてしまうのです。

 その結果はおぞましいもので・・・互いの親族を殺しあった結果・・・共に滅亡してしまいます。
 結局ポルテ城は主の存在しない空っぽの城になってしまいました・・・。

 連盟は、このポルテ城の主として現状の混乱を回避でき、なおかつ失意の中魂が抜け落ちた
 私の父「クエル・トルゼ」を都合の良い人形として主に選んだのです。」

『さんた』
「そうだったのですか・・・」

(ルークは深く溜息をつきます・・・。
 幼い頃、自分の父「クエル」が、この華麗な皇宮に幽閉され・・・苦痛に唸っている姿を
 思い出すと、胸が締め付けられる思いがすると語ります。)

『ルーク』
「その当時・・・ポルテ城に住む人々の期待は、それは凄いものでした・・・。
 自由連盟との戦いで荒れ果てたこのポルテ城を、私の父上が再建してくれると誰もが
 信じて疑わなかったのです・・・。

 人々の希望や歓喜は、本当に計り知れないものでした・・・。

 しかし・・・先ほど話したように、私の父には連盟からそんな権限は一切与えられませんでした。
 連盟に操られる只の人形に過ぎませんでした。

 その結果、人々の希望は絶望に変わり・・・果ては人々の怒りは憎悪となって、
 全て父上に向けられるようになっていました・・・。」

『さんた』
「そ・・・そんな・・・クエル卿は皆に慕われ愛されているのでは?」

『ルーク』
「そうですね・・・今はポルテ城の人々は誰もが父上を称えています。

 父上は人々に虐げられながらも失意から立ち直り、かつて皇帝が築いたこのポルテ城を
 連盟から取り戻すチャンスを待っていたのです。

 連盟の影響力が少しずつ弱体化していくにつれて、一つ一つ実権を掌握していきました。

 軍事的にはうかつに手を出すことができない状態だったので、経済的な部分を主に発展させ・・・
 いつしか、ポルテ城は経済や商業の中心都市になるまで発展しました。

 人々は生活の安定を取り戻し、憎しみから再び歓喜へと変わっていきました。
 そんな時に、「パラルス教団」や「ギルド連合」の協力のもと自治権を獲得し、
 現在の自治都市「ポルテ城」が誕生したのです。」

ここまで話終えると、ルークは再び大きな溜息をついた・・・。
(右手で髪をバサバサとかき乱して、顔を曇らせる・・・)

少しの時間が過ぎて、再びルークは話し始めた・・・。

『ルーク』
「ここまでが、一般的に知られている話です・・・。
 そして、これからが隠された話です・・・。」

『さんた』
「わかりました。」

『ルーク』
「このポルテ城再建の為に、その力を全て注いだ父上は・・・結局、その疲れから
 重い病にかかりました・・・。

 それでも、父上は弱りきった体を酷使し続けました・・・。

 人々は、父上の病など気も留めずに、褒め称えましたが
 賞賛など病には何の役にも立ちませんでした・・・。

 私は、病床で苦しむ父上を見て何度も休むように言うのですが
 全く聞こうとしてくれませんでした・・・。

 幼かった私にも、父上を助けられるような力があれば・・・心からそう思いました・・・。

 そして・・・終に父上はベッドの上から起き上がることも出来なくなり、
 後は死を迎えるのをただ待つだけとなりました・・・

 一生苦労をして・・・人々の為に尽くし・・・死んで行く時でさえ苦しまなければならないなんて・・・
 父上は全てを受け入れ、自分のことよりも私に気をかけて・・・慰めてくれさえしました・・・。」

(いつしかルークの声は振るえ・・・瞳からは大きな涙粒が浸り落ちていました・・・。)

『ルーク』
「私はなんとか父上を救いたいと、使うことのできる全ての手を用いてその方法を探しました・・・。

 その時に、あの男は現れたのです。
 漆黒の衣をまとい、輝く仮面でその素顔を隠した男が・・・。」

『さんた』
「漆黒の男・・・」

『ルーク』
「その男の秘術は、それまで見たことも聴いたこともないようなものばかりでした・・・。
 最初は私も信じてはいなかったのです。

 死にかけている病人を「守護石」の力で治せるなんて、ありえないと思っていました。
 しかし・・・他に方法もなく行き詰った状態だった私は、その方法を試してみることにしたのです。

 極秘のことだったので話したのは、「アレン」司祭と親友だった「アバリック」「ウォレン」の三人だけでした。
 
 「ウォレン」は私達の中では飛びぬけて剣の腕が立ちました。
 危険な材料集めは自分に任せて欲しいと私に言ってくれました・・・。

 孤児だったウォレン兄妹を気にかけて面倒をみてくれていた父上のことを、ウォレンは
 実の父親のように慕っていました。
 だから、その恩を少しでも返そうと一生懸命だったのだと思います。

 そして・・・ウォレンのお陰で材料は集まり、見事に儀式は成功したのです・・・。

 父上はみるみる内に元気になっていき、奇跡は本当に起こりました。」

(「さんた」は、泣きながら話すルークに視線を移します。
 奇跡は起こり、喜ぶべき話のはずなのに・・・その顔は依然曇ったままです・・・。)

『ルーク』
「私も・・・そして父上も・・・その奇跡に感謝して、そこで止めるべきでした・・・。

 ですが・・・その儀式の力はすさまじく・・・人の心を魅了し惑わせるものがありました。
 人の闇に入り込みそれを増大させていくのです・・・。

 かつて、父上は連盟に家族や肉親・・・友人や恋人までも殺されました。
 私の母も連盟の手によって殺されてしまったのです・・・。

 当時の連盟は、その力を弱めたとはいえ虐殺を繰り返していました・・・
 闇の憎悪は、虐げられた人々の声と共に抑えきれないものへとなって行きました。

 いつしか私と父上は、黒衣の男から貰った秘術を使い、強力な兵士を作って
 連盟への復讐に心を奪われていました。

 そんな時に、「アレン」司祭から秘術のリスクについて聞いた「ウォレン」が
 私達を止めようとやってきました・・・。

『さんた』
「それで・・・どうなりました?」

 私達は、ウォレンの話に一切耳を傾けることはせず、
 秘術の実験を繰り返しました。

 父上は、実験場を「ポルテ監獄塔」へ移しそこで自らを実験体として
 強大な力を手に入れていきました・・・。

 しかし・・・そんなとき、父上にある異変が起こりました・・・
 力を手に入れていく変わりに、徐々に理性を失っていったのです・・・。

 私は過ちに気が付き、黒衣の男を捜しました・・・しかし・・・
 何処にも見つけることは出来ませんでした。」

(ルークは、自分の肩に爪を立てて強く掻き毟る・・・)

『ルーク』
「あの時に、ウォレンの話さえ真剣に聞いていれば・・・」

(震える声で、ルークは自分を責めたてていた・・・。)

『ルーク』
「私は、父上を必死に止めようとしましたが、強大な力を持ち心を奪われた父上を
 止められませんでした・・・。

 父上は、暴走する時間が増えていき、まるで獣みたいに乱暴になりました・・・。

 そして終には・・・研究に参加していた魔法士達を全て殺し、私までも殺そうとしました。
 すでに、父上には息子である私さえも分からない怪物になっていました・・・。

 私の身を案じて、その場に「ウォレン」と「アバリック」が来てくれました。
 はじめは、三人で「クエル」を止めようとしたけど「クエル」の力は想像を超えてすさまじく・・・
 とても太刀打ちできるものではありませんでした・・・。

 途中で傷を負った私をアバリックに頼んで、ウォレンが時間稼ぎをするから
 その間に逃げろと言いました・・・。

 薄れ行く意識の中で、ウォレンが私達二人に妹達を頼むって言う言葉だけが
 鮮明に聞こえました・・・。

 私とアバリックがようやくポルテ監獄塔を脱出すると・・・
 その刹那・・・
 塔は崩れはじめました・・・。

 塔の中から、大地を揺るがすようなおたけびと悲鳴が交錯します。
 ウォレンは、「アレン」司祭から命と引き換えに「クエル」を封印する術を教わっていたのです・・・。」

『さんた』
「そんな真実があったのですね・・・。」

『ルーク』
「私と父上は大きな過ちを犯しました・・・。
 その結果、父上は怪物になり・・・「ウォレン」は尊敬し人々の英雄である父が
 醜い怪物として暴れるのを、命を賭けて止めました・・・。

 しかし・・・その封印は完全なものではありませんでした。
 もうすぐ、その封印は解かれるのです。

 「クエル」はおそらく自分を封印した、私やアバリックを許さないと思います。
 そして、それらのことに関わる全てのものを襲うでしょう・・・。

 かつてポルテ城の英雄だった「クエル・トルゼ」は人々に忌み嫌われる怪物となって
 後世まで名を轟かせるのです・・・。

 私はそれを防がなければなりません。
 今は亡き「ウォレン」も同じ思いだと思います。

 もう一度、私自身がウォレンが行ったように父上の封印を行うつもりでしたが・・・
 アレン司祭から、私にはその能力がないと言われ・・・困り果てていました・・・。

 もしも、「さんた」にその力があるならば・・・
 「クエル」を倒し父上に安らかな眠りを与えて下さい。

『さんた』
「事情はわかりました・・・お任せください、「クエル」卿に安らぎを・・・」

ここで、「忘れ去れし者への安息」クエストが発生しました。
「監獄塔」で封印が解けようとしている「クエル」の討伐です。

本日は、ここまでにしますね~。

おつかれさまでした~。

またね~ノシ

つづく・・・。
【じんじん】
2023年1月4日
8時50分50秒


忘れ去れし者への安息
こんにちわ~。

アイラオンライン体験記 メインクエストの続きいきますね!



クエスト名「忘れ去れし者への安息」

『概要』
ポルテ城の先代領主で、人々に慕われたクエル。・・・しかし今は人の心を持たないモンスターと
なって、監獄塔に封印されています。

「ウォレン」が命を掛けて行った封印は不安定で、今すぐにでも封印が解けてしまっても
全く不思議ではない・・・
そんな危険な状態に置かれていました・・・。

ルークは、もう一度完全な封印を行うために手を尽くしますが・・・それを行えるような人物は見つからず
自らの不甲斐なさと、未来への絶望に苦しんでいました。

そんな中様々な試練をクリアして、クエルを止める事ができるかもしれない冒険者「さんた」は
現れました。

ルークは、さんたに希望の光を見ます・・・。
そして、自分の過ちでモンスターになってしまった父クエルに、永遠の安らぎを与えて欲しいと
さんたに頼みます。

さんたはルークの頼みを聞き入れて、単独で監獄塔へと向かいます。
数々の冒険者が挑み、誰も戻らない監獄塔へ・・・。



監獄塔内部では、冷たい空気が流れ・・・
時折聞こえる、人に在らざる者の唸り声が響きます・・・。

かつて囚人達の逃亡を阻んだトラップは、今は立ち入るものを退けるトラップへと
変貌をとげていて、死霊たちはそこを解除するために訪れる冒険者を喰らいます。



『死霊』
「無謀で愚かな冒険者・・・臭う・・・臭うぞぉおおお・・・これは人の匂いだ!」

徘徊する死霊達は賢く・・・そこを解除しなければ冒険者が先に進めないことを知っています・・・。



それでも、さんたは慎重に死霊達の背後に回りこみ・・・少しずつ死霊を倒して
トラップを解除していきます。



部屋の奥に一際大きなネズミが見えます・・・。
恐らくこの当りを治めている中ボスです。



さらに進むと・・・別の部屋にも中ボスが・・・
気付かれないように慎重に進もうとした、その刹那・・・。



突然、死霊たちがさんたに襲い掛かります!



死闘の末なんとか中ボスの苦しんでいる者を撃退すると、
「名前が刻まれた指輪」というクエストアイテムを拾いました・・・。

さんたは、ふと思います。
考えたくはないことだけど・・・この死霊はもしかすると・・・
かつて「ウォレン」と呼ばれた人なのでは・・・。

さらに先へ進むと、次は巨大なコウモリが襲い掛かってきました。



巨大コウモリから、命からがら逃げ延びると・・・
逃げ伸びた先では・・・さらに凶悪なモルモットが待ち構えていました・・・。



監獄塔はまさに人の立ち入るべき場所ではないのが、身に染みてわかります。
赤い血に染まったモルモットの剣は幾人もの冒険者達を葬ってきたのでしょう・・・。

しかし、さんたはここで力尽きる訳にはいきません!
持てる全ての力を使って迎いうちます!!

そして・・・ついに塔の奥深くに・・・。
その男はいました・・・。



これが、かつて人々に慕われ愛された領主クエルの慣れの果てです・・・。



強大な一撃が襲い掛かり・・・麻痺となってさんたの行動を奪います・・・。



クエルの圧倒的なまでの力は、これまでのモンスターの比ではありません・・・。
強すぎる力は、人をこれほどまでに狂わせてしまうのです・・・。





戦いは熾烈を極め・・・
かなりの時間が経過します・・・。



何度も死線を超えて戦い抜き・・・。



そして・・・
終に、クエルに永遠の安息を与えます!

クエルから、「クエルの服の切れ端」をDROPしました。



さんたは、ルークのもとに戻ります。



『ルーク』
(気配に気付いて振り向いたルークの顔は、相変わらず憂鬱そうです。
 今はまだ喜ぶことも悲しむことも出来ないのでしょう・・・。)

「父上は、安らぎを得て平安に冥土へ旅立たれましたか?」

『さんた』
「そうであって欲しいと願います・・・。」

(ポルテ監獄塔での出来事を語るのは、容易なことではありませんでした。
 お互い黙然としていたけれど・・・その内容は激しさを極めました・・・。

 死霊となって塔の中で苦しんでいた「ウォレン」のこと・・・そして・・・
 クエルの最期の瞬間を話終えると、ルークの目からは涙が零れ落ちていました。)

『ルーク』
「ウォレンは、私に父を治せる方法を教えてくれたけど・・・その方法は
 使い続けると必ず罰を受けると警告もしました。

 どうして私は、全てが終わった後にそんな大事なことを思い出したのでしょうか・・・。
 もっと早く思い出していれば・・・。

 親友を死に追い込み、父を怪物に変えてしまった後に・・・思い出すなんて・・・。
 本当に罰を受けるべきなのは私なのに・・・。

 私だけが、生き延びて・・・。」

『さんた』
「しかし、あなたは・・・」

『ルーク』
「わかってはいるのです・・・。
 私は、この城を守らなければならない領主なのです・・・。

 大勢の人々が私を頼りにしています。
 もう・・・何年も自分に言い聞かせてきました・・・。

 父の名を汚してはいけない・・・ウォレンの犠牲を台無しにしてはいけないと・・・。」

(ルークはもう何年も自分の感情を押さえつけてきました。
 彼が動じるとポルテ城全体に不安が広がるからです・・・。

 でも、今日くらいは・・・ルークはうつむきながら背中を震わせて、泣き始めました。)

(いつも、堂々としていた彼が子供みたいに大声で泣きました・・・。)

さんたは、ルークが落ち着くまで待っていました。

『ルーク』
「みっともないところをお見せしました。でも、これですっきりしました。

 私の過ちは償えるものではありませんが、その過ちのおかげで再び過ちを繰り返すことは
 もう二度とないでしょう。

 ウォレンと父上が、これ以上苦しむことなく安らかに眠れることが救いです。

 さんた、さんたにも返せないほどの恩を貰いました・・・。
 これはほんの僅かなものですがお礼です。そして、私の力が必要なときはいつでも来てください。

『さんた』
「ルーク、ありがとう。」

『ルーク』
「アレン司祭とアバリックにも、この事を教えてあげてください。
 ウォレンや父上がもう苦しむことがないと言う事を!

 あの二人もずっと苦しんでいたから、喜ぶと思います。」

『さんた』
「了解しました!」

これで、「忘れ去れし者への安息」クエストは終了しました。

※ルークから貰ったアイテムは、トレゼブレスレットというアクセサリーでした。


「忘れ去れし者への安息」クエストが終了後に「又の真実」と言うクエストが発生しました。
このクエストのお話は、また後日です~。

それでは、お疲れ様でした~。

またね~ノシ

つづく。