パカパカ競馬予想 【 全レース 無料 WIN5 DE ブログ 】

記事一覧】【日程表

【 第1回アイルランドトロフィー(GU)】の回顧
スポンサードリンク


外枠・差し・追い込みが断然有利な高速決着でした。
特に勝ち馬(15番)や4着馬(10番)、5着馬(6番)は後方から最速クラスの推定上り3F(32.2〜32.4秒)を繰り出し、
内枠の先行馬を全て飲み込みました。馬場の外目が伸びる、完全に差し脚を活かすための舞台でした。

内枠:不利
外枠:有利
逃げ・先行:不利(7着、10着、12着、15着に沈む)
差し・追い込み:圧倒的有利
まくり:該当なし

【全馬のレース内容と評価】

着順 馬番 馬名 性齢 負担重量 騎手名 タイム 着差 評価(レース内容)

1 15 ラヴァンダ 牝4 55.0 岩田 望来 145.7 【最高評価】 中団やや後方待機から、外を回り直線一気。上がり3Fは32.4秒で、4着馬に次ぐ脚。完全にトラックバイアスを味方につけ、大外から鮮やかな差し切り勝ち。GU初制覇は文句なしの内容。
2 2 アンゴラブラック 牝4 55.0 戸崎 圭太 145.8 1/2 中団のインで脚を溜め、直線で進路を確保。勝ち馬には及ばなかったが、内目でよく粘り、力のあるところを示した。着差以上の健闘。
3 7 カナテープ 牝6 55.0 佐々木 大輔 145.8 クビ アンゴラブラックとほぼ同じ位置から、外に出して加速。上がり32.9秒は優秀で、高速馬場への対応力を見せた。ベテランの意地。
4 10 ライラック 牝6 55.0 石川 裕紀人 145.8 ハナ 後方2番手から、上がり最速タイの32.3秒の鬼脚。大外一気も僅かに届かず。不利な位置から最高の競馬で、着順以上に強い。
5 6 セフィロ 牝5 55.0 横山 和生 146.1 1 3/4 最後方から、ライラックと同じく上がり最速タイの32.2秒。届かない位置から猛追するも時すでに遅し。究極の追い込みを見せたが、枠順と展開に泣いた。
6 14 ホウオウラスカーズ 牝7 55.0 木幡 巧也 146.2 3/4 後方集団の外目で折り合い、直線は外々を伸びてきた。展開を考えれば健闘。
7 1 アドマイヤマツリ 牝4 55.0 武 豊 146.2 ハナ 逃げ馬として最速の流れを作り、後続の標的に。上がり33.7秒で粘り込むも、差し馬勢に一気に飲み込まれた。トラックバイアスに泣いたが、ペースメイクは完璧。
8 5 リラボニート 牝4 55.0 横山 武史 146.3 クビ 中団やや後方から、直線で馬群を割るように伸びる。展開は向かなかったが、堅実な脚を使った。
9 8 ボンドガール 牝4 55.0 C.ルメール 146.5 1 1/4 1番人気も中団外で伸びきれず。上がり33.2秒は優秀だが、勝ち馬群と比較すると一歩遅れた。馬群の中でスムーズさを欠いたか。
10 11 セキトバイースト 牝4 55.0 浜中 俊 146.6 3/4 先行集団の内で競馬を進めるも、直線で脚が鈍り失速。典型的な先行不利の犠牲に。
11 4 フィールシンパシー 牝6 55.0 横山 琉人 146.6 アタマ 中団インから、直線で内を突いたが、伸びきれず。馬場傾向と逆の競馬になった。
12 13 サフィラ 牝4 56.0 松山 弘平 146.8 1 中団から先行集団直後で運ぶも、直線で突き放された。斤量56kgも響いたか。
13 12 ドゥアイズ 牝5 55.0 三浦 皇成 146.8 クビ 中団から。直線は外目に出したが、前も詰まって伸びきれなかった。
14 16 アンリーロード 牝5 55.0 荻野 極 147.3 3 最後方で脚を溜めるも、上がり33.2秒は届かず。流れに乗れず、見せ場を作れなかった。
15 9 ピースオブザライフ 牝5 55.0 菊沢 一樹 147.7 2 1/2 2番手追走も、直線で完全に失速。逃げ馬に次ぐ不利な展開を強いられた。
16 3 キャットファイト 牝4 55.0 大野 拓弥 148.5 5 後方から追走も、最後まで見せ場なく大敗。馬体重が大幅増(+22kg)で、力を発揮できなかったか。

【着差以上に強いレースをした馬】

この日の芝コースは、差し・追い込み有利の傾向が明確で、先行馬には非常に厳しいレースでした。
その中で特に強いレースをしたと評価できるのは、以下の3頭です。

1. ライラック (4着)
上がり3F 32.3秒(最速タイ)。最後方から驚異的な末脚を繰り出しましたが、馬群を捌くロスの差でわずかに届きませんでした。
   この究極の末脚は、勝ち馬ラヴァンダの差し脚を上回り、着順以上に強いインパクトを残しました。
2. セフィロ (5着)
上がり3F 32.2秒(最速タイ)。ライラックと同じく最後方から。大外一気で猛然と追い込みましたが、仕掛けのタイミングと位置取りの差が響きました。
   あと一歩で掲示板を確保したのは、純粋な末脚の質の高さを証明しています。
3. アンゴラブラック (2着)
内枠(1枠2番)から先行集団のすぐ後ろのインで脚を溜める、バイアスに逆らう難しい競馬でした。直線で外に出す選択肢が限られる中、勝ち馬ラヴァンダとの着差は1/2馬身。
   先行勢が軒並み沈む中、内目から粘り込んだのは地力の証明です。
スポンサードリンク