🎯 第61回中日新聞杯GⅢ (芝2000m)《デブ猫競馬》


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中京芝2000mはスタート直後の急坂とコース形状から、本来はスローになりやすい舞台です。しかし今回は、逃げを宣言している1番ホウオウプロサンゲが「復調への強い意欲」でリスク覚悟の先行策を取る心理状態にあります。これにより、極端なスローにはならず、ある程度流れる展開が予想されます。馬場状態は良好で「やや内先行有利」のバイアスがあるため、好位のインで脚を溜められる馬が最も恵まれる構造です。

【展開予想】

スタート後、最内の1番ホウオウプロサンゲが迷わずハナを主張。外から11番マイネルモーント、そして好位を取りたい4番ファミリータイムが2〜3番手を確保します。ペースは前半1000m通過が60秒前後の平均ペース、あるいはやや速い流れを想定。縦長の展開となり、後方待機の馬は3〜4コーナーで外を回すと距離ロスが響きます。勝負所では、早めに抜け出す先行勢と、それを目標にする好位差し勢の争いとなります。

【有利な脚質】

先行 〜 好位差し
開幕週に近い良好な馬場と、逃げ馬が作る淀みない流れにより、後方一気は物理的に届きにくい状況です。4コーナーを5番手以内で通過できる位置取りと、直線急坂をこなす持続力が必須となります。

【展開予想を軸に能力評価】

評価 馬番 馬名 理由
S 4 ファミリータイム 昇級初戦だが55kgのハンデは恵量。先行心理と枠順が噛み合い、絶好の好位を確保可能。松山騎手の継続騎乗も盤石。
S 8 シェイクユアハート 前走リステッド2着の実績に加え、得意の中京。中団から確実に伸びる末脚は展開不問。56.5kgでも能力上位。
A 14 シンハナーダ 前走の上がり32.7秒は破格。昇級戦だが底を見せていない魅力がある。外目からスムーズなら重賞でも通用。
A 6 メリオーレム 武豊騎手への乗り替わりで一変の可能性。馬場バイアスを読み切った位置取りが期待でき、巻き返し必至。
B 15 ヴィンセンシオ 3歳馬でGII好走歴あり。斤量56kgは見込まれたが、芝に戻って本気度が高い。先行力も魅力。
B 11 マイネルモーント 丹内騎手とのコンビで堅実。先行策で粘り込む形はこの舞台に合うが、最後にキレ負けする懸念が残る。
C 17 リフレーミング M.デムーロ騎手で一発はあるが、展開が向くか微妙。後方から外を回すと届かないリスクがある。
D 5 オニャンコポン 実績はあるが、近走の負け方と相手関係を比較すると強調材料に欠ける。
E 1 ホウオウプロサンゲ 逃げ宣言も、中1週の強行軍と近走不振が深刻。目標にされて潰れる可能性が高い。

【消し要素の多い馬】(上位8頭)

馬番 馬名 理由
16 グーデンドラーク 本質はダート馬であり、芝重賞のスピードには対応困難。適性外と判断。
12 ダンディズム 9歳となり、さすがに衰えが顕著。GIIIでの連続大敗がそれを裏付けている。
13 ショウナンアデイブ ブリンカー着用の工夫はあるが、近走の内容が悪すぎる。現状の能力値が足りない。
18 カネフラ 軽量53kgは魅力だが、重賞では常に二桁着順。家賃が高いと言わざるを得ない。
1 ホウオウプロサンゲ 中1週のローテが厳しく、逃げても最後まで持たない公算が高い。
10 マイネルケレリウス 丸山騎手への乗り替わりは割引材料。追い込み一辺倒では展開待ちになりすぎる。
2 ウインエーデル 最軽量52kgでも、近走の二桁着順続きは重症。牝馬の苦戦傾向も懸念材料。
9 ピースワンデュック 前走オープンでの敗戦が響く。実績不足であり、重賞の厚い壁に跳ね返される可能性。

【不安要素の少ない馬】(上位5頭)

馬番 馬名 理由
4 ファミリータイム 連勝中の勢い、鞍上の信頼度、展開利、ハンデ55kgと全ての条件が好転している。
8 シェイクユアハート 中京巧者であり、騎手との相性も抜群。大崩れしない安定感が最大の武器。
6 メリオーレム 能力上位の4歳馬。武豊騎手の手腕により、ポテンシャルを最大限発揮できる計算が立つ。
14 シンハナーダ キャリアは浅いが、前走の内容が秀逸。未知の魅力が不安を上回るスケール感
15 ヴィンセンシオ 3歳世代のレベルを考慮すれば、古馬相手でも通用する基礎能力がある。

【期待値が高い馬】(上位5頭)

オッズ妙味と好走確率のバランスから算出したランキングです。

馬番 馬名 理由
4 ファミリータイム 本来ならもっと人気しても良い実績。ハンデ戦でこの斤量は過小評価の可能性あり。
14 シンハナーダ 昇級戦で人気が分散するなら狙い目。将来性はG1級の可能性を秘めておりリターン大
8 シェイクユアハート 地味な印象で配当が付きやすいが、実力はメンバー最上位級。複勝圏の堅実さは随一。
6 メリオーレム 前走敗退で少し評価を落としている今が買い時。鞍上強化の効果はオッズ以上にある。
17 リフレーミング 近走着順で人気急落なら期待値上昇。展開がハマった時の爆発力は計算に入れるべき。

【本命・対抗・特注馬・推奨馬】

本命 (Axle) 4 ファミリータイム
対抗 (Rival) 8 シェイクユアハート
特注 (Dark Horse) 14 シンハナーダ
評価 馬番 馬名 選定理由・思考プロセス
本命 4 ファミリータイム ①結論:最も勝利に近い軸馬。
②根拠:3勝クラスからの連勝の勢い、ハンデ55kgの恩恵、そして松山騎手(偏差値120超)の継続騎乗。これらが完璧に噛み合っています。
③前提:中京2000mは好位抜け出しが王道。1番が逃げる展開で、その直後の絶好位(ポケット)を取れるのはこの馬です。
④比較:実績上位の8番と比較しても、斤量差と勢いでこちらに分があります。
⑤不確実性:昇級初戦の壁ですが、前走の指数を見れば通過点と判断できます。
対抗 8 シェイクユアハート ①結論:馬券圏内確保の信頼度No.1。
②根拠:前走リステッド2着の実績と、コース適性の高さ。古川騎手との手も合っています。
③前提:展開が多少流れても崩れない持続力があります。
④比較:4番にはハンデ差で劣るものの、能力の絶対値はこちらが上かもしれません。
⑤不確実性:56.5kgのハンデが最後に響く可能性をわずかに考慮。
特注 14 シンハナーダ ①結論:突き抜けるならこの馬。
②根拠:前走の上がり32.7秒という異次元の末脚。まだ底を見せていない「未知の魅力」があります。
③前提:良馬場で切れ味が生きる展開になれば、まとめて差し切るシーンも。
④比較:古馬実績馬と比較して経験値は低いですが、スケール感で凌駕する可能性があります。
⑤不確実性:クラス慣れしていない点での取りこぼし。
推奨 6 メリオーレム ①結論:巻き返し必至の実力馬。
②根拠:武豊騎手への乗り替わりが最大のサイン。前走は度外視し、本来の力を出せば勝ち負け。
③比較:同世代や格下相手には負けられないプライドがあります。
推奨 15 ヴィンセンシオ ①結論:3歳馬の斤量利を活かす。
②根拠:GII連対実績は伊達ではありません。芝に戻って本領発揮なら、配当妙味も十分です。

【買い目推奨】(期待値・回収率重視)

馬連

3連複

3連単