🎯 リゲルステークス (芝1600m)《デブ猫競馬》


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阪神芝1600m(外回り)は、本来であれば開幕週らしく「内枠・先行有利」のトラックバイアスが発生しやすい舞台です。 しかし今回は、7番セルバーグ(59kg)が自身の勝機を見出すために「大逃げ」を選択する心理状態にあり、さらに6番ワールズエンドも強気なポジション取りを示唆しています。 これにより、ペースは開幕週としては異例のハイペース(消耗戦)になると予測されます。 単調な前残りではなく、長く良い脚を使える「好位~中団待機組」に展開の利が向くでしょう。

【展開予想】

スタート後、7番セルバーグが迷わずハナを主張し、後続を離す形で縦長の展開を作ります。6番ワールズエンドが離れた2番手、その直後に1番クランフォードや11番シヴァースが続きます。 前半のペースは速く流れ、直線入り口まで緩みません。 直線では、59kgを背負って飛ばした逃げ馬が苦しくなり、番手集団と、脚を溜めていた中団勢が一気に押し寄せる「持続力と瞬発力の総合力勝負」となります。

【有利な脚質】

好位差し ~ 中団差し
(開幕週ですが、ハイペース予測のため、逃げ切りは困難。かといって最後方からの大外一気も届かないため、ある程度の位置から速い上がりを使える馬が有利です)

【展開予想を軸に能力評価】

評価 馬番 馬名 理由
S 11 シヴァース 中1週のローテは勝負気配の塊。ハイペースを中団で折り合い、直線で弾ける能力と川田騎手の技術がこの局面に最適。
S 10 ランスオブカオス G1経験豊富で3歳56kgは大きな恩恵。消耗戦に強いタイプで、展開が最も向く1頭。
A 6 ワールズエンド 能力は高いが、逃げ馬を追いかける位置取りで、自身も苦しくなるリスクを考慮しSではなくA。
A 13 ヤンキーバローズ 長期休み明けだが素質は重賞級。56kgと岩田望来騎手の手腕で一発の期待値が高い。
A 8 ブルーミンデザイン 坂井騎手への乗り替わりはプラス。展開に左右されない自在性があり安定感抜群。
B 4 ニシノスーベニア 58kgは重いが、岩田康誠騎手のイン突きが決まれば3着圏内は十分。
C 7 セルバーグ 59kgでの大逃げは自殺行為に近い。目標にされやすく、最後は止まる公算大。
C 1 クランフォード 距離延長と相手強化。内枠は良いが、ハイペースのマイル戦ではスタミナに不安。

【消し要素の多い馬】(上位8頭)

馬番 馬名 理由
3 キョウエイブリッサ 近走二桁着順が続き、きっかけが見えない。ここでの変身は確率が低い。
12 メイショウシンタケ 7歳となり往年の鋭さが陰りつつある。58kgも厳しく、展開待ちすぎる。
2 ダノンエアズロック 実績はあるが、G1級との対戦で底を見せた感。騎手相性と適性に疑問。
5 アッシュルバニパル ダートからの転戦で適性未知数。芝のリステッドでいきなり通用する根拠が薄い。
9 ゴートゥファースト 海外遠征帰りの中13週で状態面が不透明。地力もここでは一枚落ちる。
1 クランフォード 1400mベストの馬で、阪神外回りマイルの激流はスタミナ切れの懸念大。
7 セルバーグ 59kgを背負っての逃げ残りは至難の業。標的になる。
4 ニシノスーベニア 消しまではいかないが、58kgと勝ち味の遅さは頭(1着)には推しづらい要素。

【不安要素の少ない馬】(上位5頭)

馬番 馬名 理由
11 シヴァース 鞍上、臨戦過程、舞台適性すべてにおいてマイナス要素が見当たらない。
10 ランスオブカオス 3歳マイル路線で揉まれた経験値と斤量利。大崩れするイメージが湧かない。
6 ワールズエンド C.デムーロ騎手継続で能力全開。どんな展開でも格好はつける地力がある。
8 ブルーミンデザイン 相手なりに走る堅実派。坂井騎手がソツなく乗れば圏内は堅い。
13 ヤンキーバローズ 久々のみが不安だが、ノーザンF×上村厩舎なら仕上げに抜かりはないはず。

【期待値が高い馬】(上位5頭)

馬番 馬名 理由
10 ランスオブカオス 実力に対してオッズが甘くなる傾向。56kgは絶対的に有利で回収率が良い。
13 ヤンキーバローズ 長期休養明けで嫌われるなら妙味。ポテンシャルはここでも通用する。
11 シヴァース 人気でも信頼度が高く、軸としての期待値(的中率への貢献)が高い。
4 ニシノスーベニア 人気落ちのタイミング。岩田騎手のイン突きがハマれば高配当の使者。
8 ブルーミンデザイン 地味な存在だが、複勝圏内への突入率は高く、配当妙味がある。

【本命・対抗・特注馬・推奨馬】

評価 馬番 馬名 選定理由・思考プロセス
本命 11 シヴァース ①結論:最も勝利に近い存在。
②根拠:川田騎手(偏差値130.3)×中1週ローテは「勝負」のサイン。前走リステッド2着の実績は最上位。
③前提:ハイペース想定の中、無理せず好位で脚を溜められる枠と脚質。
④比較:6番や10番も強力だが、完成度と鞍上の信頼度でこちらが上。
⑤不確実性:詰まるリスクも少ない枠順で盤石。
対抗 6 ワールズエンド ①結論:逆転候補筆頭。
②根拠:C.デムーロ騎手の手綱捌きと、マイル適性の高さ。
③前提:7番を早めに捕まえに行く競馬になるが、それでも残せる地力がある。
④比較:先行勢の中では抜けた能力。
⑤不確実性:59kgの逃げ馬に付き合いすぎて、最後甘くなる可能性だけが懸念。
特注 10 ランスオブカオス ①結論:4番人気以下なら最も美味しい馬。
②根拠:NHKマイルC5着は伊達ではない。3歳馬の斤量56kgはこのメンバーに入ると反則級に有利。
③前提:吉村騎手との手も合っており、外回りコースで末脚が生きる。
④比較:古馬オープン勢より成長力込みで上積みがある。
⑤不確実性:位置取りが後ろになりすぎなければ。
推奨 13 ヤンキーバローズ ①結論:休養明けでも能力でカバー。
②根拠:ファルコンS勝ちはフロックではない。56kgで出走できるここはチャンス。
③前提:岩田望来騎手が継続して乗る意味は大きい。
推奨 8 ブルーミンデザイン ①結論:紐には必ず入れたい。
②根拠:坂井瑠星騎手へのスイッチは勝負気配。展開不問の安定感が魅力。

【買い目推奨】(期待値・回収率重視)

馬連

3連複

3連単