2026年2月2日

門司ステークス 回顧分析報告書《デブ猫競馬》


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~不確定要素による展開の激変と、定石の裏側に潜む真実~

昨日の門司ステークスにおける私の予想と、実際のレース結果を比較・分析いたしました。結論から申し上げますと、馬場条件の把握は一定の正確性を保っていたものの、特定の騎手による「奇襲」という不確定要素が全ての前提を覆す結果となりました。分析者としての見落としを真摯に受け止め、ここに詳細な回顧を記します。

【展開予想と実際の結果の差異分析】

『ペース判断の検証:想定と現実』

予想時点の想定: 乾燥した重い砂(含水率1.5%)により、砂を被るリスクを避けるため先行馬が有利となり、平均的な縦長の展開から先行押し切りが決まると見ていました。
実際の展開: 序盤の200m(11.0秒)こそ激しい先行争いとなりましたが、その直後に13.3秒まで急減速する「緩み」が発生しました。この緩みを見逃さなかった10番ペプチドソレイユが、向正面で一気にマクり上げるという奇襲を敢行。これにより、先行勢は息を入れる間もなく後半800mにわたる過酷なロングスパート勝負を強いられました。
差異の因果関係: 「乾燥馬場=前残り」という定石は全騎手が共有していたため、序盤の競り合いで各騎手がスタミナを削り合っていました。その反動で訪れた一瞬の緩みが、皮肉にも「後方にいた馬の機動力」を引き出す引き金となってしまったのです。

『騎手心理がもたらした消耗戦』

■ 逃げた2番(レイナデアルシーラ)と15番(ハグ)の騎手は、互いを意識するあまり、10番の急接近に対してパニックに近い反応を見せたと推測されます。結果として後半4ハロンがすべて12秒台前半という、小倉の深い砂では到底持ちこたえられない持続ラップとなりました。これが先行馬の全滅を招いた最大の背景要因です。

【各評価グループ別の結果分析】

『本命・対抗・特注・推奨馬の検証』

役割 馬番 馬名 結果 分析
本命 1 スナークラファエロ 8着 最内枠を活かそうとしたが、マクリに飲まれ進路を失い、本来の機動力を削がれた。
対抗 13 ハギノサステナブル 2着 展開が完全に向いた。大外を回る距離ロスがありながらも、上がり36.2秒の末脚は能力の証。
特注 15 ハグ 10着 序盤の競り合いと10番の急襲の両方を正面から受けてしまい、直線では余力が皆無に。
推奨1 12 ラタフォレスト 9着 好位で立ち回るも、勝負所での進路選択が他馬と重なり、スムーズさを欠いた。
推奨2 6 コトホドサヨウニ 1着 中団の内で砂を被るのを厭わず我慢した松若騎手の好判断。消耗戦で最も体力を温存できた。

『能力評価・期待値との乖離』

【能力値S】ハギノサステナブル(2着): 実力通りの走りを見せましたが、想定していた「ねじ伏せる」形ではなく、棚ぼた的な「展開待ち」となった点は修正が必要です。
【消し要素の多い馬】サンマルパトロール(5着): 近走不振と脚質から軽視していましたが、極限の消耗戦においては「ただ回ってきただけの馬」が浮上する現象が起きました。
【期待値の高い馬】クラウンシエンタ(3着): 期待値オッズ15.0に対し実オッズ18.7と評価されていましたが、先行評価をしていた馬が「位置取りを悪くしたことで展開が向く」という、競馬の難しさを象徴する結果となりました。

【反省点と次走への教訓】

『反省:不確定要素へのガードの甘さ』

■ 今回の最大の誤算は、「馬場バイアスは騎手の心理によって破壊される」という視点が欠落していたことです。先行有利な馬場であればあるほど、後方の騎手は「どこかで動かなければならない」というプレッシャーを感じます。特に小倉のような小回りコースでは、向正面での「マクリ」が発生しやすいリスクをより重く見積もるべきでした。

『今後の改善策』

■ 展開予想において、単一のシナリオ(今回は先行押し切り)に固執せず、今回のような「奇襲による全崩れ」をBプランとして常に考慮し、買い目の構築に反映させます。

【次走で狙える馬の提言】

『特注馬:15番 ハグ』

理由: 今回の10着は、序盤の11.0秒という無理な先行争いと、3コーナーでのマクリ被弾が重なった「不可抗力」によるものです。大型馬(+20kg)での休み明け、かつ展開が最悪の中で4コーナーまで2番手に踏ん張った点は高く評価できます。
狙い目の条件: 次走、馬体重が絞れ、かつ外枠でスムーズに単独逃げ・2番手が叶う構成であれば、今回の敗退で人気を落とす分、絶好の狙い目となります。

『評価の維持:10番 ペプチドソレイユ』

理由: 結果は6着ですが、自ら動いてレースを支配した走りは、このクラスでも能力が通用することを示しました。今回は目標にされてしまいましたが、他馬が動けないようなタフな馬場状態で、今回のような積極策を再度取れば、粘り込みの可能性があります。