逃げ馬不在のメンバー構成だが、心理分析から5番サンライズアース(池添騎手)がハナを主張する可能性が高い。「スローの瞬発力勝負には付き合わない」という心理から、淀みのないラップを作り出す。これに外枠から18番タスティエーラ(レーン騎手)が強引に位置を取りに行き、先行集団は落ち着かない。
16番シンエンペラー(坂井騎手)と2番クロワデュノール(北村友騎手)も好位3-4番手を確保し、早め抜け出しを図る「持久力戦」を選択する。
一方で、15番マスカレードボール(ルメール騎手)はこれらを前に見ながら、トラックバイアス(超高速・差し有利)に適合した中団5-6番手の外目を悠々と追走。14番ダノンデサイル(戸崎騎手)はルメールを徹底マーク。
結果として、前に行った組が直線の高速馬場対応に苦しみ、中団以降で脚を溜めた馬が上がり33秒台前半の末脚で飲み込む展開となる。
差し > 追い込み
トラックバイアス情報より、逃げ・先行馬は「受難」の状態。好位~中団で脚を溜め、直線でトップスピードに乗せられる馬が圧倒的に有利。
| 評価 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| S | 15 | マスカレードボール | 東京コース実績、ルメール騎手の完璧な位置取り(中団外目)、56kgの恩恵。今の高速馬場で最も信頼できる瞬発力を持つ。 |
| S | 8 | カランダガン | 欧州G1連勝の実力は本物。バルザローナ騎手が日本の馬場に対応し、スムーズに加速できる中団外を選択する点は展開と合致。 |
| A | 1 | ジャスティンパレス | C.デムーロ騎手の「イン突き」戦略が、距離ロスなく立ち回れる枠順とマッチ。前が崩れれば内から一気に突き抜ける。 |
| A | 14 | ダノンデサイル | 戸崎騎手の「ルメールマーク戦法」が功を奏す。目標がいることで自身の持ち味である持続力と瞬発力が引き出される。 |
| A | 16 | シンエンペラー | 先行勢の中では最も粘り強い。海外帰りの疲労懸念はあるが、坂井騎手の積極策で世界レベルの地力を発揮すれば残る可能性。 |
| B | 2 | クロワデュノール | 能力は高いが、北村騎手の「早め抜け出し」戦略が、今の「後ろが止まらない高速馬場」では標的にされやすく不利に働く危険性。 |
| B | 12 | ヨーホーレイク | 展開に左右されず堅実に走るが、G1勝ち切る爆発力に欠ける。馬場適性は悪くないが、上位陣の壁は厚い。 |
| C | 18 | タスティエーラ | 大外枠の不利を挽回するためにレーン騎手が脚を使う予想。前半の消耗が響き、直線で甘くなる可能性が高い。 |
| C | 4 | ディープモンスター | イン待機策はハマる可能性あるが、絶対能力値で劣る。 |
| D | 5 | サンライズアース | 逃げ予想だが、今の馬場は逃げ馬にとって墓場。目標にされて沈む。 |
| D | 17 | ドゥレッツァ | 近走の不振と、先行スタミナ策が馬場に合わない。 |
| D | 6 | ホウオウビスケッツ | 距離不安あり。インベタでも2400mのG1ペースでは苦しい。 |
| E | 13 | ブレイディヴェーグ | 距離延長への不安と、パワー型騎手との相性が疑問。 |
| E | 10 | シュトルーヴェ | 後方一気でも届かない位置取りになりそう。 |
| E | 7 | ダノンベルーガ | 長期不振からG1での一変は期待薄。 |
| E | 9 | セイウンハーデス | 能力不足。 |
| E | 11 | アドマイヤテラ | G1級の瞬発力勝負では分が悪い。 |
| E | 3 | コスモキュランダ | マクリ戦法は高速馬場では通用しづらい。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 3 | コスモキュランダ | トラックバイアスが「瞬発力特化」の中、スタミナ型のマクリ戦法は不発に終わる可能性大。近走の不振も深刻。 |
| 5 | サンライズアース | 逃げ馬受難の馬場状態。池添騎手がペースを作っても、直線の切れ味勝負では分が悪く目標にされるだけ。 |
| 6 | ホウオウビスケッツ | 本質的に距離が長い。最内を回っても、G1の底力が問われる2400mではラストで止まる。 |
| 7 | ダノンベルーガ | 長期休養明けではないが、近走のパフォーマンス低下が顕著。今の高速決着に対応するピークを過ぎている。 |
| 9 | セイウンハーデス | メンバーレベルが一気に上がり、家賃が高い。先行しても早々に脱落する可能性が高い。 |
| 10 | シュトルーヴェ | 後方待機策をとるが、今の馬場は「ある程度の位置から33秒台」が必要。完全な他力本願で届かない。 |
| 11 | アドマイヤテラ | 川田騎手でも能力的な天井が見えている。キレ負けするタイプで、このメンバー構成では掲示板も厳しい。 |
| 13 | ブレイディヴェーグ | 前走の敗戦理由が不明瞭かつ、距離延長がマイナス。パワー騎乗のマーカンド騎手とも手が合わない懸念。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 15 | マスカレードボール | ルメール×東京2400m×軽量3歳の組み合わせに死角なし。馬場適性も完璧。 |
| 14 | ダノンデサイル | コース適性が証明済みのダービー馬。ローテーションも順調で、戸崎騎手の戦略も明確。 |
| 8 | カランダガン | 絶対能力値が高く、トラックバイアスに逆らわない「好位外」が取れる枠順と騎手。 |
| 1 | ジャスティンパレス | 最内枠を活かせる騎手への乗り替わり。距離実績もあり、スタミナとスピードのバランスが良い。 |
| 16 | シンエンペラー | どんな展開でも崩れにくい精神力。坂井騎手が乗ることで勝負根性が担保されている。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 15 | マスカレードボール | オッズは低くても、勝率と複勝率の高さが圧倒的で、軸としての期待値(信頼度)は最大。 |
| 8 | カランダガン | 日本のオッズでは過小評価される可能性がある海外馬だが、実力は世界トップ。単勝妙味も含めて期待値高。 |
| 14 | ダノンデサイル | 2番人気想定だが、マスカレードボールを逆転できる一番手。オッズ以上の勝機がある。 |
| 1 | ジャスティンパレス | 前走敗戦で人気を落とすが、C.デムーロへの強化は劇薬。イン突き一発の配当妙味が大きい。 |
| 12 | ヨーホーレイク | 人気薄確実だが、大崩れしない安定感がある。3連系のヒモとして配当を引き上げる期待値が高い。 |
| 印 | 馬番 | 馬名 | 選定理由(思考プロセス) |
|---|---|---|---|
| 本命 | 15 | マスカレードボール | トラックバイアス(中団からの瞬発力勝負)に最も適合。ルメール騎手の心理(自信とリスク回避の外目追走)も展開と噛み合う。斤量56kgも有利。逆らう要素がない。 |
| 対抗 | 8 | カランダガン | 能力の絶対値が違う欧州最強クラス。バルザローナ騎手も「日本のスピード馬場」を意識した騎乗(中団待機)を示唆しており、崩れるシーンが想像しにくい。 |
| 特注 | 14 | ダノンデサイル | ダービー馬の舞台適性。戸崎騎手が「ルメールをマーク」する戦略をとることで、展開のアヤを受けず、勝ち馬と一緒に上がってこれる位置を確保できる。 |
| 推奨 | 1 | ジャスティンパレス | C.デムーロ騎手への乗り替わりが最大の買い要素。最内枠からロスなく運び、直線でインを突く「一発」の期待値が非常に高い。 |
| 推奨 | 16 | シンエンペラー | 先行して粘れる地力があり、海外帰りの疲労さえなければ上位争い。混戦になった時の勝負強さはピカイチ。 |
軸:15
相手(2点):8, 14
相手(4点):8, 14, 1, 16
軸:15
相手(3点):8, 14, 1
相手(5点):8, 14, 1, 16, 12
フォーメーション(軸1着固定)
1着:15
2着:8, 14, 1
3着:8, 14, 1, 16, 12