常総ステークス(3勝クラス)全騎手戦略分析レポート《デブ猫競馬》
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🐴 枠順並びからの全体戦略予想
中山芝1800mはスタート直後にコーナーがあるため、内枠が有利となる傾向があります。今回は、極端にペースを上げる逃げ馬が不在で、先行意欲のある馬(6番アマイ、9番ディープリッチなど)が牽制しあうことで、結果的にスローからミドルペースに落ち着くと予想されます。有力馬の多くは、中団や後方からの差し脚に勝機を見出すタイプです。そのため、レースの鍵は、いかに長く良い脚を使えるか、そして最後の直線の急坂でスムーズに最良の進路を確保できるかという点に集約されます。内枠でポジションを取れる先行・好位馬が有利に立ち回れる展開が想定されます。
🧠 各騎手ごとの心理と戦略の深層分析
1 ドラゴンヘッド — 横山 琉人
心理:
過去に重賞で5着の実績があり、能力はあります。最内枠で距離ロスなく運べるという期待と、人気の低さから一発を狙いたいという意欲があります。
戦略:
スタート後、無理に先頭を取らず、先行集団のインの3〜4番手といった好位を確保します。馬群の内でじっと脚を溜め、直線で内からまたは前が空いた隙を突いて抜け出す、インベタ追走策をとります。
根拠:
内枠を最大限に活かし、この馬の持ち味であるしぶとい粘り強さを引き出すことで、勝負所で距離ロスなく進出したいという論理的な判断に基づきます。
2 カヨウネンカ — 長浜 鴻緒
心理:
大敗が続いており、人気も期待されていません。若手として、馬の調子を取り戻すことを最優先に考え、堅実な騎乗で掲示板を目指したいという冷静な心理状態です。
戦略:
スタート後は無理せず、中団の後ろ、インで壁を作りながら追走します。直線では混雑を避けるよう、早めに外目に持ち出すか、内で進路が空くのを待つかの臨機応変な差し策をとります。
根拠:
馬の気性や近走の敗戦傾向から、前半で無駄な力を使わず、後半の末脚にかける方が馬に負担をかけず、結果につながりやすいという判断に至るからです。
3 グーテンベルク — 戸崎 圭太
心理:
前走は人気を裏切りましたが、以前は連勝しており、能力には高い信頼を置いています。人気も予想されており、内目の枠で確実な結果を求められるプレッシャーがあります。
戦略:
スタート後、中団のやや前、イン寄りの好位を確保します。先行馬を射程圏に入れながら、直線では馬場の真ん中あたりに持ち出し、鋭い末脚で差し切る王道の競馬を目指します。
根拠:
馬の脚質が差し〜中団からの競馬で安定しており、内枠から距離ロスなく運ぶことで、勝負所で確実に外に出してスパートをかけたいという合理的な推論です。
4 ワイドアラジン — T.マーカンド
心理:
外国人騎手として、結果を残すことへの強い意欲と、馬の能力を信じる積極性があります。初騎乗ですが、枠順の並びを活かしたスムーズな競馬をしたいと考えています。
戦略:
先行集団の直後、外目の好位置を確保します。道中は馬なりで流れに乗り、3〜4コーナーでは外からスムーズに進出し、早めに先頭を射程圏に入れる強気の競馬をします。
根拠:
馬には地力があると見ており、距離ロスを許容してでもスムーズな進路を確保し、馬の持てる力を全て出し切りたいという、能力重視の判断です。
5 ライトバック — 横山 典弘
心理:
近走は不本意な結果が続いていますが、馬のポテンシャルは高いと見ています。横山典弘騎手特有の自在な騎乗で、一気の巻き返しを図りたいという意欲があります。
戦略:
スタート後は特に位置にこだわらず、中団の外目か後方でじっくりと脚を溜めます。3コーナー過ぎから少しずつ外を回って進出し、直線では大外から一気の差し込みを狙う「マクリ気味の追い込み」をかけます。
根拠:
不振が続いているため、先行争いに加わってストレスを与えるよりも、馬をリラックスさせ、能力を出し切れる得意のパターンに持ち込みたいからです。
6 アマイ — 原 優介
心理:
近走は逃げているものの結果が出ていません。このメンバー構成でハナを切れる可能性はありますが、後ろからのプレッシャーに耐えられるかという不安もあります。
戦略:
スタート後、主張して先頭に立ち、マイペースの逃げに持ち込みます。ただし、後続の動きを見ながら、単騎逃げが可能ならスローに、プレッシャーがきつければ粘り込み重視の逃げを打ちます。
根拠:
近走の戦績から逃げがこの馬の生命線であり、他の馬に先頭を譲ってしまうと勝機が薄れるという、馬の脚質に基づいた確固たる戦略です。
7 ユキノロイヤル — 石橋 脩
心理:
近走は安定して掲示板付近には来ていますが、勝ち切れていません。勝利への強いこだわりと、中山での実績を活かしたいという確実性を求める心理状態です。
戦略:
中団のやや前、イン寄りの好位置を確保します。先行馬を見ながらロスなく追走し、直線では内を突くか、馬群を割るイン差しを狙う、堅実な立ち回りをします。
根拠:
先行力と末脚のバランスが良い馬であり、中山芝1800mの内枠を最大限に活かすためには、距離ロスなく立ち回ることが勝利への必須条件だからです。
8 ショウナンラピダス — 荻野 極
心理:
東京の重賞で2着の実績があり、能力はあります。上位人気の一角として、期待に応えたいというプレッシャーと、堅実なレース運びをしたいという意識があります。
戦略:
中団の真ん中あたりを確保します。直線では内外どちらでも対応できるポジションをキープし、馬群の外目から確実に末脚を発揮できるコース取りを狙います。
根拠:
先行しすぎると終いが甘くなる可能性があるため、馬の特性を理解し、末脚を活かすために後半の展開に合わせた柔軟な位置取りを重視する、冷静な判断です。
9 ディープリッチ — 武藤 雅
心理:
近走は大敗が続いていますが、騎手とのコンビ経験があり、馬の特性を理解しています。人気薄の立場から、思い切った騎乗で一変を狙いたいという意欲があります。
戦略:
ハナを切るアマイの直後、2〜3番手のインを確保します。先行集団のプレッシャーを受けながら、粘り込みを図る積極的な先行策をとります。
根拠:
近走の戦績から、後方からでは勝負にならないと判断し、前半で位置取りの有利さを最大限に活かし、粘り込みに賭けるしかないという極端な作戦です。
10 フクノブルーレイク — 横山 武史
心理:
3歳馬で斤量は57.0kgと恵まれています。近走は大敗していますが、GⅠ出走経験もあり、能力は秘めていると信じています。人気以上の結果を出したいという上昇志向があります。
戦略:
スタート後、慌てずに中団の後ろでじっくりと脚を溜めます。中山の長い直線で自慢の末脚を爆発させるため、直線勝負に徹する追い込み策をとります。
根拠:
前傾姿勢で運ぶと終いが甘くなる傾向があるため、馬のスタミナを温存し、一気に勝負を決めることに集中したいという、馬の弱点を補うための判断です。
11 マイネルオーシャン — 佐々木 大輔
心理:
昇級初戦を勝ち、勢いがあります。今回も勝ち癖をつけたいという強い意欲と、外目の枠をどう活かすかという課題意識を持っています。
戦略:
スタート後、無理に内にこだわらず、中団の外目、スムーズな場所を確保します。先行集団の動きを見ながら、3コーナー過ぎから早めに進出し、長く良い脚を使う捲り気味の競馬を目指します。
根拠:
外枠から内へ入ると包まれるリスクが高く、この馬の得意な持続力のある脚を活かすには、距離ロスを許容してでもスムーズに進路を確保したいからです。
12 トラマンダーレ — 北村 宏司
心理:
近走は成績が安定しませんが、馬の能力は上位と見ています。コンビ継続で馬の良さを引き出したいという責任感と、枠順からくるプレッシャーがあります。
戦略:
中団のやや後ろで待機し、インでじっと脚を溜めます。直線では馬群がバラけた隙を突いてインを突き抜けるか、外に出して追い込むか、最後の最後まで判断を遅らせる策をとります。
根拠:
中山芝1800mの多頭数で外を回るとロスが大きいため、馬群の中で我慢させ、最後の直線での一瞬の切れ味に賭けたいという、経済的な騎乗を優先する判断です。
13 ピンクジン — 内田 博幸
心理:
前走は結果が出ませんでしたが、以前は連勝しており、馬の能力は十分だと感じています。ベテランとして、外枠からロスなく立ち回るための技術が求められます。
戦略:
スタート後、馬群に取り付いて中団を追走します。外枠ですが、馬群の外側を回らず、なるべくイン寄りのポジションを確保できるよう、進路の確保を最優先した騎乗をします。
根拠:
連勝時の実績から、先行〜中団の好位でスムーズに運ぶことで、持ち前の持続力を活かしたいという、得意な形に持ち込むための工夫です。
14 バロネッサ — A.プーシャン
心理:
外国人騎手として、結果を残すチャンスと捉えています。近走の成績は安定しませんが、能力を信じ、積極的な競馬をしたいという意欲があります。
戦略:
先行集団のやや後ろ、外目の好位置を確保します。道中は馬なりで流れに乗り、3〜4コーナーでは早めに進出を開始し、長くいい脚を使う競馬を目指します。
根拠:
外枠のため、無理にインに潜り込もうとせず、馬の力を出し切るために、進路が確保しやすい外目のポジションで勝負したいという、能力優先の判断です。
15 マイネルブリックス — 松岡 正海
心理:
中山での勝利実績があり、得意コースでの巻き返しを狙っています。松岡騎手らしい、馬を鼓舞する強気の騎乗で、人気以上の結果を出したいという意欲があります。
戦略:
中団の外目、前の有力馬を見ながら追走します。直線では外に持ち出し、中山の急坂で渾身の追い込みをかける競馬を目指します。
根拠:
この馬は長くいい脚を使うタイプであり、先行争いに加わって消耗するよりも、後半の末脚勝負に賭ける方が、得意コースでの勝機が高まると判断するからです。
16 マイネルニコラス — 柴田 大知
心理:
近走は着順を落としていますが、大外枠からのスタートという不利な条件をどう克服するかという課題意識が強いです。馬群に包まれないことへの安堵感もあります。
戦略:
スタート後、無理に内にこだわらず、馬群から離れた大外を回りながら、後方でじっくりと脚を溜めます。直線では内を一切見ず、大外から一気に追い込み、展開利に賭けます。
根拠:
大外枠から内に入ろうとすると、逆に包まれるリスクが高くなるため、距離ロスを承知で外を回り、馬の力を出し切ることに専念したいという判断です。