第30回東京スポーツ杯2歳ステークスGⅡ 勝負気配評価《デブ猫競馬》


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勝負気配評価表

馬番 馬名 得点 評価 理由
9 ダノンヒストリー 98 メンバー最速の持ちタイム(1:46.8)。堀厩舎×レーン騎手(Total 120.71)の継続騎乗で、間隔も十分。ポテンシャルを最大限に活かす体制。
10 パントルナイーフ 96 ルメール騎手(Total 136.62)が継続騎乗。8週の間隔は理想的で、キャロットFの勝負体制が整った。新馬戦で優秀な時計の馬に先着された経験を糧に成長期待。
5 ローベルクランツ 88 松山騎手(Total 98.59)の安定感と、13週の余裕あるローテーション。ノーザンF生産馬で素質は高い。先行力があり展開に左右されにくい。
8 ゾロアストロ 85 前走重賞3着(サウジRC)の実績馬。ルメールからマーカンド騎手(Total 94.43)への乗り替わりも期待値が高い。馬場状態を問わず力を出せる。
4 ライヒスアドラー 83 2番人気。新馬戦の上がり(33.1)はメンバー中トップクラス。佐々木騎手はデータでは劣るが、大舞台での勝負強さに期待。
2 テルヒコウ 80 坂井騎手(Total 107.71)の複勝率が高く、矢作厩舎の管理馬でポテンシャルが高い。新馬勝ちで上積み期待。
6 サレジオ 75 22週と間隔は開いたが、プーシャン騎手(Total 109.61)のデータは優秀。エピファネイア産駒の成長力に賭ける。
12 コッツォリーノ 70 横山典弘騎手はTotal 94.44と健闘。新馬→未勝利と連対しており、長距離適性も示す。マイルへの対応が鍵。
7 チュウワカーネギー 65 前走重賞5着。北村友一騎手(Total 88.74)も堅実。勝ちきれない競馬が続くが、着順を拾う競馬はできる。
11 ストームサンダー 60 戸崎圭太騎手(Total 120.09)への乗り替わりは大きなプラスだが、近走で勝ちきれていない点がマイナス。
1 ラストスマイル 50 騎手データ(杉原 Total 76.76)が低く、ダート戦歴もある。前走勝利も時計は平凡で、ここでは厳しくC評価。
3 リネンタイリン 40 中1週でGIIに挑戦というローテが厳しく、騎手乗り替わり(内田博 Total 67.05)もプラス材料ではない。
▶ 思考プロセス

並列思考で考えて、このGIIにおける勝負気配を複合的に評価します。評価基準は「騎手データ」「馬のポテンシャル(持ちタイム、勝ち上がり方)」「ローテーションと調教過程(間隔)」「人気」の4軸です。

1. 騎手データの分析

  • ルメール (10) と戸崎圭太 (11) はトップ評価:ルメール騎手は複勝率1(61.16%)、複勝率2(68.97%)、Total(136.62)で全て圧倒的なトップ。戸崎騎手もTotal 120.09と非常に高く、特にTRY2数(東京/中山)での成績が良いです。この2名は得点においてベースポイントを高く設定します。
  • レーン (9) の短期免許での成績:Total 120.71とルメールに次ぐ高水準。特に複勝率1 (50.55%) が際立っており、騎乗馬のポテンシャルを最大限に引き出す能力があります。
  • プーシャン (6) のポテンシャル:サンプル数は少ないものの、複勝率1 (37.93%)、複勝率2 (50%)、Total (109.61) はいずれもトップクラスで、高い期待値を示しています。
  • 佐々木大輔 (4) の課題:Totalは85.32と平均水準。騎乗技術は向上していますが、上位に食い込むためには馬の絶対的なポテンシャルが必要です。

2. 馬のポテンシャルと間隔の分析

  • 9. ダノンヒストリー:新馬戦(東京1800m)で最速の1:46.8を記録。これはこのメンバーで群を抜くタイムであり、スケール感が違います。間隔23週はしっかり立て直したローテであり、能力を信頼します。
  • 5. ローベルクランツ:新馬戦2着からの未勝利勝ちで、重賞戦線を見据えたローテーション。間隔13週は余裕があり、ノーザンファーム生産・キャロットF所有という背景からも高い勝負気配が見えます。
  • 10. パントルナイーフ:新馬戦2着(敗れた相手も優秀)からの未勝利勝ち。ルメール騎手継続騎乗で8週という理想的な間隔。馬体重も安定しており、上位争いの最有力候補です。
  • 8. ゾロアストロ:前走サウジRC 3着(ルメール騎乗時)。この組では唯一の重賞好走馬であり、実力は証明済み。マーカンド騎手への乗り替わりも勝負気配が高いと判断できます。

3. 総合評価と因果関係の整理

  • S評価候補:
    • 9. ダノンヒストリー:最速の持ちタイム(1:46.8)と、レーン騎手という実績。ポテンシャルと騎手の能力の相乗効果でトップ評価とします。
    • 10. パントルナイーフ:ルメール騎手と理想的なローテ。ノーザンファーム・キャロットFの勝負体制が整っています。
  • A評価候補:
    • 5. ローベルクランツ:松山弘平騎手の安定感と、13週の余裕あるローテーション。馬のポテンシャルも高く、GII向きのタイプです。
    • 8. ゾロアストロ:前走重賞3着という実績は無視できません。マーカンド騎手は短期免許で結果を出す必要があり、人馬ともに勝負気配が高いです。
    • 4. ライヒスアドラー:2番人気。新馬戦の上がり(33.1)は優秀で、佐々木騎手はデータでは劣るが、大舞台での勝負強さに期待。1番人気を負かすだけのポテンシャルを秘めています。
    • 2. テルヒコウ:新馬戦を1:50.5(稍重)で勝利。坂井騎手の複勝率が高く、矢作厩舎の管理馬であることから、成長力を期待してA評価に食い込ませます。
  • B/C評価候補:その他は、近走で着順を落としている馬や、騎手データ・持ちタイムが劣る馬として判断します。特に3.リネンタイリンは中1週で京王杯2歳Sから臨む厳しいローテーションであり、C評価とします。