中山競馬場 ダート1200m(右) | 馬場:良(パサパサ) | バイアス:フラット〜やや前有利だが展開により差しが決まる
逃げ候補の5番サンライズアムールが主導権を主張しますが、内枠の1番ドンアミティエ(丹内騎手)が「包まれるのを嫌って強気に出る」心理状態にあるため、序盤のペースは必然的に速くなります。さらに外枠から16番ヤマニンチェルキも好位を取りに来るため、前掛かりの激流が予想されます。
先行勢が競り合うことで、中山1200m特有のタフな急坂も相まってラスト1ハロンで前崩れの展開となり、中団で脚を溜めた差し馬・好位差しタイプに勝機が向く展開と読みます。
先行〜差し(好位差し)
展開の恩恵、トラックバイアス、騎手心理、基礎能力を総合した評価順です。
| 評価 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| S | 8 | クロジシジョー | 激流必至の展開で、中団待機策をとる戸崎騎手の戦術が完璧にハマる。中山巧者であり偏差値133の鞍上力は圧倒的。 |
| S | 16 | ヤマニンチェルキ | 3連勝の勢いと能力値はNo.1。外枠不利も岩田望騎手の「距離ロス覚悟でスムーズに運ぶ」判断が功を奏す。 |
| A | 9 | ガビーズシスター | 昨年の覇者。吉田隼騎手の「昨年同様の再現」狙いは信頼度高。展開がハマれば連覇十分。 |
| A | 5 | サンライズアムール | 実績最上位も、1番との兼ね合いでペースが厳しくなる懸念あり。能力でどこまで粘れるか。 |
| A | 11 | チカッパ | 能力は高いが横山典騎手の「マクリ」戦法はギャンブル性が高い。ハマれば頭まで。 |
| B | 13 | エコロアゼル | 3歳の勢いあり。団野騎手の強気な騎乗は魅力だが、古馬重賞の壁がカギ。 |
| B | 10 | タガノミスト | 軽量55kgとイン突き狙いの佐々木騎手。展開利はあるが能力値で一枚落ちる。 |
| C | 1 | ドンアミティエ | 展開の鍵を握るが、サンライズアムールと競り合って共倒れのリスク大。 |
| C | 4 | テーオーエルビス | 初の重賞挑戦。勢いはあるが、このメンバー相手に即通用は厳しいか。 |
| C | 6 | ポッドベイダー | ダート適性は認めるが、重賞クラスでの地力強化が必要。 |
| D | 2 | エートラックス | 58kgが響く。内田騎手の消極的な心理(後半勝負)も展開に合わない可能性。 |
| D | 14 | ジャスパーゴールド | 近走不振。変わり身の要素が乏しい。 |
| D | 15 | ニットウバジル | 中山実績はあるが近走の内容が悪すぎる。 |
| E | 3 | スターペスカオリ | 中1週で上積みなし。騎手評価も厳しくここでは力不足。 |
| E | 7 | キャンディドライヴ | 長期休養明け。ここは叩きの一戦。 |
| E | 12 | カルチャーデイ | 芝馬。ダート実績皆無で適性疑問。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 12 | カルチャーデイ | ダート実績皆無。中1週で芝からの転戦は迷走気味。適性不足。 |
| 7 | キャンディドライヴ | 半年ぶりの休養明け。ローテーション的に勝負気配が薄く、状態面に不安。 |
| 3 | スターペスカオリ | 中1週の強行軍に加え、前走OP大敗。能力値・騎手偏差値ともにメンバー中最下位級。 |
| 14 | ジャスパーゴールド | 近走2桁着順が続き復調の兆しなし。年齢的な衰えと斤量負けの懸念。 |
| 2 | エートラックス | 58kgの斤量が重く、近走GIIIでの大敗が目立つ。騎手も「重さを意識」しており消極的。 |
| 15 | ニットウバジル | 得意の中山とはいえ、近走の連続大敗により能力評価を下げざるを得ない。 |
| 1 | ドンアミティエ | 逃げ馬多数の今回、自身の「包まれたくない」心理が暴走を生み、潰れる可能性が高い。 |
| 4 | テーオーエルビス | 3連勝の内容は良いが、初の古馬重賞でいきなり通用するほど甘くないメンバー構成。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 8 | クロジシジョー | 展開・コース適性・騎手(偏差値133)・実績の全てが高水準で安定。崩れる要素が極めて少ない。 |
| 16 | ヤマニンチェルキ | 能力値S。外枠の不利を補って余りある推進力と、岩田望騎手の明確な戦略により大崩れは考えにくい。 |
| 9 | ガビーズシスター | 昨年覇者。コース適性は証明済みで、吉田隼騎手への乗り替わりもプラス材料。自分の競馬ができれば堅実。 |
| 5 | サンライズアムール | 実績上位。展開は厳しいが、地力だけで馬券圏内に残す可能性は十分ある。 |
| 13 | エコロアゼル | 3歳馬の成長力と斤量56kgの恩恵。先行力が安定しており、大敗のリスクは低い。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 8 | クロジシジョー | 想定オッズに対し、勝率・連対率の信頼度が最も高く、軸としての投資価値が抜群。 |
| 9 | ガビーズシスター | 実績の割に人気が分散しそうで、昨年覇者としての適性を考えれば妙味十分。 |
| 16 | ヤマニンチェルキ | 単勝オッズは低くなりそうだが、3着内率は極めて高く、複勝圏の軸として計算できる。 |
| 11 | チカッパ | 横山典騎手の一発狙い「マクリ」が決まれば、配当妙味が跳ね上がる存在。 |
| 10 | タガノミスト | 人気薄だが、ハイペースで全馬が外を回す中、イン突きが決まれば穴を開ける期待値あり。 |
| 印 | 馬番 | 馬名 | 理由・思考プロセス |
|---|---|---|---|
| ◎ | 8 | クロジシジョー | 【盤石の軸】 最大の根拠は「展開との合致」です。5番と1番の激しいハナ争い、それを外から潰しに行く16番という構図により、前は確実に疲弊します。そこで最も有利になるのは「無理せず中団待機し、確実に脚を使える馬」。戸崎騎手の圧倒的なコース相性と偏差値133の信頼度、前走JpnII 2着の実績から、勝ち負けに最も近い存在です。 |
| ○ | 16 | ヤマニンチェルキ | 【能力断然】 3連勝の内容が濃く、能力は間違いなくS評価。8枠16番は中山1200では距離ロスが大きいですが、岩田騎手が「詰まるリスクより外を回す」ことを選択しており、今の馬場ならパワーでねじ伏せる可能性が高いです。対抗評価なのは、距離ロス分だけ最後8番に差される懸念があるためです。 |
| ▲ | 9 | ガビーズシスター | 【リピーター】 昨年の同レース勝ち馬であり、適性は証明済み。吉田隼騎手の「昨年同様の再現」を狙う心理は、今回のようなハイペース想定では非常に不気味。人気が8,16に集中するなら、配当妙味も含めて単穴評価とします。 |
| △ | 13 | エコロアゼル | 【若駒の勢い】 3歳馬で斤量56kgは有利。団野騎手の積極策で好位を取り、上位勢が牽制し合う隙を突いて粘り込む可能性があります。 |
| △ | 11 | チカッパ | 【展開の利】 横山典騎手の「マクリ」がハマる展開です。前が止まったところに、外から一気に強襲するシーンは十分に想定できます。 |
軸を決めての2点
軸:8
相手:16, 9
軸を決めての4点
軸:8
相手:16, 9, 11, 13
軸を決めての3点
軸:8
相手:9, 11, 16 (※16-8-9, 16-8-11, 8-9-11 のボックス的な意図含む)
※シンプルに流すなら 8 - 16 - 9, 11, 13
軸を決めての5点
軸:8
相手:5, 9, 11, 13, 16
軸を決めての3点(フォーメーション推奨)
1着:8
2着:16
3着:9, 11, 13