前半3F 36.5秒、中盤3F 36.9秒、後半3F 34.9秒という数字が示す通り、このレースは「完全なスロー」でも「ハイペース前崩れ」でもない、中間的な流れだった。予想では「スローからミドルペースに収まる公算が大きい」と記述しており、この大枠は概ね当たっていた。
しかしながら中盤(4〜6F)が12.4→12.3→12.2と少しずつ加速していく「緩まない流れ」だった点は、想定よりも締まった展開であった。純粋なスロー瞬発力勝負ではなく、持続力も問われるレース質となったことは、予想時の読みから若干ずれていた部分といえる。
後半3F 34.9秒という加速ラップが示す通り、最後は瞬発力と持続力を兼ね備えた馬が上位を占めた。先行した馬に恩恵があるという読みは半分正解だったが、「先行力があれば粘れる」という単純な先行有利ではなく、「中盤の持続ラップを耐えたうえで末脚が使える馬」という、より高い条件が求められるレースだったといえる。