2025 ジャパンカップ(G1) 勝負気配評価《デブ猫競馬》


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東京競馬場 芝2400m / 分析レポート
馬番 馬名 得点 評価 評価理由
15 マスカレードボール 98 S 天皇賞(秋)制覇の3歳馬。ルメール騎手の驚異的な複勝率(73%)と斤量56kgの恩恵、東京コース適性が完璧に噛み合っている。死角が見当たらない本命候補。
8 カランダガン 96 S 英チャンピオンS、キングジョージを含むG1・3連勝中の欧州最強クラス。バルザローナ騎手帯同での来日は勝負気配の塊。能力の絶対値が違う可能性大。
1 ジャスティンパレス 94 A 天皇賞(秋)3着からの上積み大。何よりC.デムーロ騎手への乗り替わりが「勝ちに来ている」証拠。長距離実績もありスタミナ勝負になれば逆転も。
14 ダノンデサイル 92 A ドバイシーマC覇者。14週の間隔は狙い澄ましたローテ。戸崎騎手の安定感と東京2400mへの適性の高さから、崩れるイメージが湧かない。
2 クロワデュノール 90 A 今年のダービー馬。凱旋門賞(重馬場)大敗は度外視可能。良馬場の東京に戻れば、本来のパフォーマンスを発揮する確率は極めて高い。
16 シンエンペラー 88 A 昨年のJC2着馬。海外転戦の疲れが懸念されるが、坂井騎手とのコンビは勝負強く、世界レベルの経験値を積んで地力は強化されている。
18 タスティエーラ 85 B 実力馬だが近走の勝ちみに遅い点は否めない。レーン騎手の手腕は脅威だが、上位陣の壁を崩すには展開の助けが必要。
4 ディープモンスター 83 B 京都大賞典勝ちの勢いはあるが、相手関係が一気に強化されるG1ではワンパンチ足りない懸念。松山騎手の手腕でどこまで。
12 ヨーホーレイク 81 B 常に堅実に走るが、G1の頂点を獲るには爆発力不足。相手なりに走って掲示板確保までか。
5 サンライズアース 79 B スタミナはあるが、東京の高速決着に対応できるスピードに疑問符。池添騎手の一発に期待も、条件的には厳しい。
11 アドマイヤテラ 78 B 川田騎手騎乗はプラス材料だが、前走京都大賞典4着の内容からは、ここでの勝ち負けを意識するのは早計か。
17 ドゥレッツァ 77 B 菊花賞馬だが近走不振。プーシャン騎手の手腕は未知数であり、復調気配を感じるまでは静観が妥当。
6 ホウオウビスケッツ 76 C 1800m-2000mがベスト。2400mのG1では距離不安が残る。先行してどこまで粘れるかだが、目標にされやすい。
10 シュトルーヴェ 75 C 目黒記念勝ちなど実績はあるが、トップクラス相手の定量戦では荷が重い。菅原騎手の騎乗に期待も厳しい戦い。
13 ブレイディヴェーグ 74 C 能力は高いが、前走天皇賞(秋)10着の敗因が不明瞭。距離延長もプラスとは言えず、マーカンド騎手でも評価を上げにくい。
7 ダノンベルーガ 73 C 実力馬だが長期の不振傾向。佐々木騎手への乗り替わりは刺激になるが、G1でいきなり結果を出すのは酷か。
9 セイウンハーデス 71 C G3レベルなら好走可能だが、このメンバーに入ると家賃が高い。津村騎手の好騎乗があっても苦しい。
3 コスモキュランダ 70 C 近走の着順が悪く、復調の兆しが見えない。丹内騎手の懸命な騎乗でも、このメンバー相手では後方ままの可能性大。
分析思考プロセスを表示
並列思考で考えて

まず、騎手データの分析から着手します。
提供されたデータにおいて、ルメール騎手(15)の偏差値67.96、TRY2複勝率73.68%という数字は圧倒的であり、他の追随を許さないSランクの信頼度を示しています。次いでCデムーロ騎手(1)の偏差値62.87、川田騎手(11)の64.88、レーン騎手(18)の60.32が上位グループを形成。特にCデムーロ騎手は勝率も高く、一発の魅力よりも「勝ち切る力」を感じさせます。

次に、馬の能力と近走成績の因果関係を整理します。
15マスカレードボールは天皇賞(秋)を3歳で制覇しており、斤量56kgの恩恵とルメール騎手の継続騎乗により、盤石の体制と言えます。
8カランダガン(情報では「カクガイカランダガン」)は、英チャンピオンS、キングジョージ、サンクルー大賞とG1を3連勝中。欧州の超一流馬がバルザローナ騎手を配して来日するのは本気度が極めて高いと判断できます。日本の高速馬場への適性は未知数ですが、実績の絶対値が違います。
14ダノンデサイルはドバイシーマC勝ち馬。休み明けですが、目標をここに定めたローテーションであり、戸崎騎手とのコンビも安定。
2クロワデュノールはダービー馬。凱旋門賞14着は大敗ですが、重馬場が合わなかった可能性が高く、良馬場の東京なら巻き返しは必至です。

勝負気配の複合評価を行います。
上位人気が予想される15と8は、騎手・実績・臨戦過程の全てにおいて減点材料が少なく、S評価が妥当。特に#15は東京コース適性と斤量差で僅かにリード。
1ジャスティンパレスは、C.デムーロへの乗り替わりが強烈な勝負気配。天皇賞(秋)3着からの上積みも大きく、A評価筆頭。
一方で、18タスティエーラや17ドゥレッツァは実績馬ですが、近走の勢いや騎手との相性(テン乗り含む)を考慮すると、上位3頭~4頭には及ばない可能性があり、評価を少し抑える必要があります。

結論として、点数配分を決定します。
最強の3歳馬#15を98点、欧州の怪物#8を96点とし、この2頭をS評価。
これに続くのは、展開利と鞍上強化の1、底力のある14、ダービー馬2、昨年2着の16までをA評価グループとします。