2026年 きさらぎ賞(GⅢ) 回顧と反省分析《デブ猫競馬》


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2026年2月10日、京都競馬場にて開催された第66回きさらぎ賞を、冷静かつ客観的な視点で回顧します。事前の展開予想と実際の結果に生じた「差異」を解明し、得られた知見を今後の予想精度向上へと繋げてまいります。

【1. 展開予想と実際の結果の比較】
『ペース判断の検証』
事前想定: コレオシークエンスが平均ペースで逃げ、中盤から持続力勝負へ移行する。
現実: 4F〜5F目が13.0秒という異例の超スロー。ラスト2Fは10.9秒。

この極端な「中だるみ」により、外から動く馬が物理的に不利となる展開となりました。内側が荒れているという馬場バイアス以上に、「距離ロスの少なさと一瞬の加速力」が勝負を決する要因となりました。

『位置取りと騎手心理の分析』

■ 浜中騎手(逃げ):完璧なペース制御で後続の脚を削ぐことに成功。
■ T.ハマーハンセン騎手(勝ち馬):荒れた内ラチ沿いでも最短距離を通る勇断。
■ 川田騎手(2着):勝ちに行く競馬で仕掛けを早めた結果、目標にされる形に。

【2. 分析指標に基づく検証結果】

馬名 当初評価 結果 要因分析
ゾロアストロ S (98) 1着 上がり性能の高さが、内を突く立ち回りと合致。
エムズビギン S (94) 2着 地力は最上位。目標にされた分のアタマ差。
ラフターラインズ △ 推奨2 3着 想定以上の瞬発力。スローを味方に驚異の32.8秒。
ショウナンガルフ ▲ 特注 9着 馬体重-12kgの影響。展開を動かす余力なし。

『消し要素・不安要素・期待値の振り返り』

消し要素の検証: ラフターラインズ(4人気3着)を軽視した点は重い反省材料です。京都外回りのスローペースにおける「究極の上がり」への適性を、馬格や混合戦の壁という一般論で塗りつぶしてしまいました。
期待値の検証: ゾロアストロ(1人気1着)を本命に据えた判断は、能力評価としては正しかったものの、ショウナンガルフ(5人気9着)のコンディション変化を考慮できなかった点は改善の余地があります。

【3. 総評と次走への反省点】

『今回得られた教訓』

トラックバイアスの柔軟な解釈
「内が荒れている=外有利」という固定観念は、超スローペース下では逆転します。荒れた内を通っても、距離ロスを抑える利点が上回るケースがあることを肝に銘じます。

コンディション情報の即時反映
馬体重の増減が激しい馬については、パドック確認後の最終調整ルールを厳格化し、期待値の再計算を行うようにします。

『次走で狙える注目馬』

ラフターラインズ
敗れはしたものの、上がり32.8秒という末脚はG1級。次走、牝馬限定の桜花賞やオークスでは、今回の経験を糧にさらなる飛躍が期待できます。

ゴーイントゥスカイ
プラス16kgという余裕残しの仕上げながら6着。次走、馬体が絞れてくれば、中距離路線で確実な一脚を見せるでしょう。