京都ダート1900mは、極度に乾燥した良馬場で、逃げ・先行が圧倒的に有利な前残り高速馬場です。特に内枠(1~4枠)の砂が軽く、内を通る先行馬に大きなアドバンテージがあります。差し・追い込みは直線だけの脚では届かず、早め進出のパワー型かつ持続力に優れるタイプのみに勝機があります。
強力な先行馬(12.メイショウフンジン、10.ジューンアヲニヨシ、4.ムルソーなど)が多く、スタート直後から激しい先行争いが起こります。12.メイショウフンジンがハナを主張する可能性が高いですが、62.0kgの重斤量が焦点。その直後を10.ジューンアヲニヨシ、4.ムルソーといった内枠の先行馬が追走し、有利なポジションを確保します。ペースはミドルからややハイペースになる公算が高いですが、馬場が軽いため前団が止まりにくい展開は不変です。結果として、先行集団の中から、内枠有利の恩恵を受けた馬や、持続力に勝る馬が抜け出す前残りの決着となるでしょう。
| 評価 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|
| S | 4 | ムルソー | 内枠(2枠)、先行力(93.8)、OP勝ちの勢い、ルメール騎手と、バイアスへの適合度が完璧で軸不動。 |
| A | 10 | ジューンアヲニヨシ | 圧倒的な先行力(98.2)と近走の充実度(OP2着、GⅢ3着)。内枠(5枠)でバイアスを活かしやすい。 |
| A | 7 | スナークラファエロ | 内枠(4枠)、先行力(73.9)で好位確保可能。前走OP3着で能力通用を示し、岩田望来騎手継続騎乗で安定。 |
| B | 2 | ミッキーヌチバナ | レーン騎手への大幅強化。GⅢ3着の実績は最上位。先行力(64.3)もあり、早め進出で馬場の恩恵をカバーできる。 |
| B | 8 | ミッキークレスト | 内枠に近い4枠、先行力(71.2)も上位。能力値は高いが、37週の長期休養明けが最大の割引材料。 |
| C | 15 | クールミラボー | C.デムーロ騎手への強化で勝負気配。近走安定しており持続力も高いが、外枠(8枠)が不利で評価を抑制。 |
| C | 16 | ハグ | 3歳馬55.0kgは魅力だが、外枠(8枠)が不利。先行力(68.4)はあるため、先行できれば浮上。 |
| D | 1 | サーマルソアリング | 最内枠(1枠)と先行力(87.7)は魅力的だが、近走の凡走と騎手の偏差値・複勝率の低さで強調しにくい。 |
| D | 3 | ハギノサステナブル | 内枠(2枠)は有利だが、昇級初戦で先行力(51.7)がOPの激しい先行争いに対応できるか疑問。 |
| D | 12 | メイショウフンジン | 最高の先行力でハナを奪うが、斤量62.0kgが重すぎ、前有利でも終いが持たない可能性が高い。 |
| E | 9 | ゼットリアン | 外枠で、先行力(32.1)が低く差し脚質。前が止まらない馬場では展開利が全く見込めない。 |
| E | 14 | ロコポルティ | 外枠(7枠)で58kg。近走成績が低迷しており、展開の恩恵もなく厳しくなる。 |
| E | 11 | フォーチュンテラー | 長期休養明け(37週)で先行力(28.9)も低く、展開・能力共に厳しい。 |
| E | 6 | リアレスト | 先行力(34.9)が低く、近走OPで通用していない。強調材料が少ない。 |
| E | 13 | ザイツィンガー | 9歳馬で能力低下が顕著。近走凡走が多く、巻き返しは非常に困難。 |
| E | 5 | カンピオーネ | 先行力(17.4)が極めて低く、この前有利の馬場では勝負にならない。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 12 | メイショウフンジン | 斤量62.0kgは全馬中最重で、このハンデは前有利の展開でも克服が非常に困難。 |
| 5 | カンピオーネ | 先行力(17.4)が最も低く、前有利・内有利のトラックバイアスに全く不適合。 |
| 11 | フォーチュンテラー | 37週の長期休養明けに加え、近走成績も低迷。厳しい条件が重なり上位進出は困難。 |
| 13 | ザイツィンガー | 9歳馬で近走二桁着順が多く、能力の衰えが顕著。展開関係なく厳しい。 |
| 6 | リアレスト | 近走OPでの凡走が続き、先行力も低く展開利も得られない。強調材料がない。 |
| 9 | ゼットリアン | 外枠かつ先行力(32.1)が低く、前が止まらない馬場で外差しは最も不利。 |
| 14 | ロコポルティ | 外枠(7枠)で58kg。近走成績も低迷しており、上昇材料が見当たらない。 |
| 1 | サーマルソアリング | 騎手(吉村誠之助騎手)の複勝率・偏差値が低く、近走もOPで凡走続きで巻き返しが難しい。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 4 | ムルソー | 内枠、先行力、OP快勝の勢い、ルメール騎手と、バイアス・能力・鞍上の全てが最高水準で不安要素が見当たらない。 |
| 10 | ジューンアヲニヨシ | 高い先行力と近走の安定感(OP2着、GⅢ3着)。コンビ実績もあり、バイアスを活かしやすい。 |
| 7 | スナークラファエロ | 内枠、先行力でポジション有利。前走OP3着で能力通用を示しており、ブリンカー効果も期待できる。 |
| 2 | ミッキーヌチバナ | レーン騎手への乗り替わりは大幅強化。実績もGⅢ3着と最上位で、長期休養明けではないため調整も容易。 |
| 15 | クールミラボー | C.デムーロ騎手への強化と近走の安定感。馬の能力は高いが、外枠だけが唯一の大きな不安要素。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 2 | ミッキーヌチバナ | 7番人気(36.7倍)に対してレーン騎手への強化とGⅢ3着の実績があり、能力的に過小評価されている。 |
| 7 | スナークラファエロ | 3番人気(13.4倍)だが、内枠・先行力・近走好走と、バイアス適合度と能力が非常に高い。S評価馬に次ぐ信頼度。 |
| 10 | ジューンアヲニヨシ | 6番人気(33.5倍)でOP2着、GⅢ3着の安定実績。高い先行力で展開利が見込める割に、人気が先行馬勢の中で割れている。 |
| 16 | ハグ | 2番人気(8.0倍)だが、3歳馬55.0kgの斤量恩恵は大きく、高い先行力で内枠先行馬に次ぐ評価ができる。 |
| 8 | ミッキークレスト | 4番人気(16.0倍)だが、37週の長期休養明けで不安視されている分、好走した場合の配当妙味がある。能力・バイアス適合度は高い。 |
軸馬はバイアス・能力適合度最高の 4.ムルソーで固定します。
| 種別 | 買い目 |
|---|---|
| 馬連(軸を決めての2点) | 4 - 2, 10 |
| 馬連(軸を決めての4点) | 4 - 2, 10, 7, 16 |
| 3連複(軸を決め手の3点) | 4 - 2, 7, 10 |
| 3連複(軸を決め手の5点) | 4 - 2, 7, 10, 15, 16 |
| 3連単(軸を決め手の3点) | 4 → 10, 7 → 2, 10, 7 (フォーメーション) |