霜月ステークス 予想と結果の比較回顧《デブ猫競馬》
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■ レース概要: 2025年 霜月ステークス (東京 ダート1400m)
■ 分析結果の要約: 予想通りハイペースの先行有利な持続力勝負となりましたが、対抗馬のコンクイスタ(8)が失速したこと、および後方待機馬の末脚の質を低く見積もっていた点に反省点があります。
【ペース判断の検証と展開の比較】
『予想ペースと結果ペースの比較』
■
予想ペース: ハイペース(前傾ラップ必至)、先行馬がスピードを持続する展開。
■
結果ペース: 前半3F
35.0秒(12.5 - 10.9 - 11.6)。全体上がり3F
36.4秒。
■ 検証:
予想の通り、レースは
前半から速く流れるミドル〜ハイペースとなり、特に2F目に
10.9秒という加速ラップが刻まれ、激しい先行争いが起こりました。
結論として、
ラストの失速が穏やかなタフな持続力勝負となり、前が止まりにくい
先行有利な展開という予想は概ね正しかったと評価します。先行したワイワイレジェンド(15)が2着に粘り、勝ち馬も先行集団直後から差し切っています。
『逃げ馬・隊列の検証と騎手心理の比較』
■
予想: ワイワイレジェンド(15)とサフランヒーロー(16)がハナを争い、ウェイワードアクト(4)が2~3番手。コンクイスタ(8)が4番手でウェイワードアクトをマーク。
■
結果: ワイワイレジェンド(15)とサフランヒーロー(16)が先頭。ウェイワードアクト(4)は4番手集団(内目)。コンクイスタ(8)は中団(8番手集団)に位置し、先行争いには加わらず。
■ 検証:
先行争いについては、外枠のワイワイレジェンド(15)とサフランヒーロー(16)が強気にハナを主張し、予想と一致しました。
本命馬のウェイワードアクト(4)(戸崎騎手)は、予想の「2~3番手」よりやや後ろの4番手集団のインという
最高の位置を確保しました。これは激しい先行争いを冷静に見て、
無駄な消耗を避けるという戸崎騎手の賢明な判断であり、勝利の決定的な要因となりました。
対抗馬のコンクイスタ(8)(佐々木騎手)は、予想された「3~4番手」ではなく、中団(8番手集団)に下げてしまいました。予想では「ウェイワードアクト(4)を徹底マーク」としましたが、実際には先行争いについて行けず、位置取りの差で
展開利を失い、最終的に失速(14着)しました。これは大きな誤算でした。
【着順と戦術の詳細検証】
| 馬番 |
馬名 |
予想評価/戦術 |
結果の着順/戦術 |
検証と因果関係 |
| 4 |
ウェイワードアクト |
S/先行・好位 |
1着/4番手集団 内目 |
戦術大成功。激しい先行争いの直後のインという、最もロスなく脚を溜められる位置を確保。先行勢最高の上がり36.1秒を使い、ハイペースを持続力でねじ伏せた。 |
| 15 |
ワイワイレジェンド |
A/逃げ・先行 |
2着/ハナ(先頭) |
健闘。予想通りハナを奪い、ハイペースを刻んだが、勝ち馬の温存した脚に屈した。昇級戦でこの粘りは非常に高い先行力とタフさの証明。 |
| 8 |
コンクイスタ |
S/好位差し(対抗) |
14着/中団後方 |
戦術失敗。先行争いについて行けず、中団に甘んじたことが全て。展開が先行有利であったため、位置取りの不利を覆せなかった。 |
| 16 |
サフランヒーロー |
A/逃げ・先行(特注) |
13着/ハナ(先頭集団) |
戦術失敗。ワイワイレジェンドと競り合い、先行争いをリードしたが、後半の持続力が決定的に不足(上がり37.9秒)。先行消耗組となり、失速。 |
| 3 |
ロジアデレード |
C/好位イン |
3着/中団(6番手集団) |
激走。予想で昇級戦の壁を懸念したが、中団から勝ち馬に次ぐ上がり36.2秒で突っ込み、先行有利の中で差し馬としての資質を示した。 |
| 6 |
エスカル |
D/中団前目 |
6着/殿(最後方) |
驚異の末脚。予想に反し最後方追走となったが、全馬最速の上がり35.9秒を使用。展開が向かなかっただけで、能力の高さを示した。 |
| 9 |
タイセイブレイズ |
D/中団外 |
5着/中団後方 |
健闘。後方からの追走となったが、3着馬と並ぶ上がり36.2秒で上位に食い込んだ。高速ダートでの末脚の質を再評価すべき。 |
| 7 |
ニットウバジル |
B/好位差し(推奨) |
15着/中団(8番手集団) |
失速。中団で我慢したが、後半の加速に全く対応できず、上がり37.4秒で大敗。持続力勝負への適性が低かった。 |
【回顧からの反省点と今後の教訓】
『反省点』
■
対抗馬コンクイスタ(8)の信頼度過剰
能力値や実績に基づき対抗としましたが、騎手の
積極性や
ハイペースでの追走力を過大評価していました。先行争いに加われなかった時点で、先行有利の展開では厳しくなることをより強く懸念すべきでした。
■
後方待機馬の上がり能力の低評価
後方追い込み馬(エスカル(6)、タイセイブレイズ(9))について、「前が崩れなければ厳しい」と評価しましたが、実際には
上がり35秒台〜36秒前半という
非常に優秀な末脚を発揮しました。彼らが着順を上げられなかったのは、
展開の不向きではなく、位置取りの差が主因であり、純粋な能力値は予想以上に高いと評価を修正します。
『次走への教訓』
■ ダート1400mでの「位置取り」と「上がり」の相関性の重視
東京ダート1400mのハイペース先行有利の展開において、「先行勢の直後(3〜5番手)を確保し、かつ上がり36秒前半を使える馬」が最強であるという法則を再確認します。
今後は、予想されるポジションと、その馬が持つ先行力と末脚のバランスをより深く分析し、中団より後ろの馬は上がり35秒台後半の末脚を持つ馬に限定して評価します。
【実力以上に強い競馬をした次走注目馬】
『注目馬 No.1: 6.エスカル (6着)』
■ 実力以上の評価点:
終始殿(最後方)追走という最も不利な位置取りから、全馬最速の上がり35.9秒を使用しました。この速い上がりは、この馬が持つスピードと持続力の高さを証明しています。
予想では近走不振を理由にD評価としましたが、能力的に上位入線できる力がありながら、位置取りの不利(展開不向き)だけで敗れたと判断します。
■ 次走狙える条件:
狙い目: 差し・追い込みが決まりやすい流れとなることが予想されるレース。
具体的な条件:
ダート1400m〜1600mで、今回のように先行馬の質が高く、消耗戦になりやすいハイペース戦。
もし、この馬が中団(8〜10番手)で追走できた場合は、この末脚が最大限に活かされ、大穴を開ける可能性が高いと見ます。
『注目馬 No.2: 9.タイセイブレイズ (5着)』
■ 実力以上の評価点:
中団後方からの追走でしたが、3着馬と同等の上がり36.2秒で掲示板を確保しました。高速ダートでの持続力勝負に対応できる高い末脚の質を示しました。
7歳馬ですが、この内容ならば衰えは全く見られず、展開が少しでも差しに傾けば、上位争いに加われると判断します。
■ 次走狙える条件:
狙い目: 東京ダート1400mでのリピーター性を重視。
具体的な条件:
東京ダート1400mのオープンクラス。
外枠を得て、スムーズに中団外目から運べる条件であれば、引き続きマークすべき一頭です。