サンライズステークス 回顧と反省《デブ猫競馬》


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2026年1月5日 中山競馬場 11R 芝1200m ハンデ戦

【予想と結果の比較:展開・位置取り・騎手心理】

■ 予想時においては、9番アシャカタカと8番スピードオブライトによる激しいハナ争いを想定し、差し・追い込み勢が有利な展開を描いていました。
■ 実際の結果では、11番イサチルシーサイドが予想を上回るロケットスタートを切り、主導権を掌握しました。これに9番アシャカタカが強引に競りかけたことで、第2ハロンに10.2秒という極限のラップが刻まれることとなりました。
■ この想定外のハイペースにおいて、特注馬に指名した13番ウインアイオライトの丹内騎手は、先行争いに深入りせず中団7番手で脚を溜める冷静な判断を下しました。
■ 一方、本命に据えた10番レオテミスは、この極限のペースに戸惑ったか、あるいは進路取りで包まれる形になり、見せ場を作れず大敗。騎手心理として「マークされる側」の厳しさが如実に現れた結果といえます。

【展開予想を軸とした能力評価の差異】

■ 予想時点では10番レオテミスの中山適性を最上位と評価しましたが、実際にはハイペースへの耐性と、53kgという軽量を活かした13番ウインアイオライトのスピードが上回りました。
■ 中山1200mの「下り坂での加速」において、トップハンデ57kgを背負いながら逃げ粘った11番イサチルシーサイドの地力を完全に見誤っていたことは、大きな反省点です。消し要素として挙げた「重斤量」を、馬の個体能力が凌駕した形です。

【評価カテゴリー別の結果分析】

『消し要素の多い馬(上位8頭)の検証』

■ 消し評価とした11番イサチルシーサイドが2着に激走。中山の坂を克服するパワーが、斤量の不利を打ち消した要因と分析します。
■ 同様に消しとした9番アシャカタカは、展開的には厳しかったものの、逃げ争いのキーマンとしてレースを支配しました。

『不安要素の少ない馬(上位5頭)の検証』

■ 不安要素が少ないとした3番マックアルイーンは6着。57kgを背負ってのハイペース追走は、直線の急坂で確実に脚を鈍らせました。
■ 10番レオテミスの大敗(13着)は、今回の予想における最大の誤算であり、安定感のみを重視しすぎた判断の甘さが露呈しました。

『期待値が高い馬(上位5頭)の検証』

■ 特注馬13番ウインアイオライトが1着。丹内騎手の複勝率と、距離短縮によるスタミナの余裕を評価した点は正解でした。
■ 12番、14番の追い込み勢も3着、4着に食い込んでおり、前崩れの展開読みそのものは一定の精度を保てていたと考えられます。

【印別の実績分析】

馬番 馬名 着順 要因分析
本命 10 レオテミス 13着 ハイペースに呑まれ、本来の立ち回りができず。
対抗 3 マックアルイーン 6着 57kgとハイペースが重なり、坂で失速。
特注 13 ウインアイオライト 1着 53kgの軽量と、展開に左右されない冷静な位置取り。
推奨1 6 アンドアイラヴハー 5着 昇級戦でも地力を示したが、決め手で一歩及ばず。
推奨2 12 アンビバレント 3着 外からスムーズに加速。想定通りの末脚。

【因果関係の深掘り:なぜこの差が生まれたか】

■ 11番イサチルシーサイドが「逃げる」という事象が、すべての因果の起点となりました。これにより、本来逃げたかった1番、8番、9番がパニックに近い心理状態で追いかけ、オーバーペースが形成されました。
■ 13番が勝利できたのは、その「火の出るような先行争い」を外から傍観できる位置(7番手)にいたためです。
■ 3番や10番が敗れたのは、この争いのすぐ後ろで「いつでも動ける準備」をしてしまったがゆえに、知らず知らずのうちに体力を削り取られたことが背景にあります。

【実力以上の走りを見せた馬の次走狙い】

11番 イサチルシーサイド
■ 理由:57kgを背負い、かつ競りかけられる厳しい展開で、最後13番に差されるまで抵抗し続けた根性は特筆に値します。
■ 次走の条件:別定戦や、斤量差が縮まるオープンクラス、あるいは平坦な小倉・福島1200mなら、さらなる押し切りが濃厚です。

【最終コーナーからゴール前までの詳細解説】

■ 4コーナーでは、11番が依然として先頭をキープしていましたが、その背後では13番ウインアイオライトがじわじわと外に持ち出す準備を整えていました。
■ 直線入り口、中山の短い直線において、内を突こうとした10番レオテミスは進路が狭くなり、加速のタイミングを完全に逸しました。対照的に、13番は馬場の3分所から、丹内騎手の合図とともに鮮やかに加速。
■ 坂の下で11番を射程に入れた13番は、53kgの軽量を武器に、一完歩ごとに差を詰めました。大外からは12番、14番が猛然と追い上げてきましたが、中団から先に抜け出した13番が作ったセーフティリードには届きませんでした。
■ 最終的に、11番の粘りを13番がクビ差捉えた瞬間がゴール。これは進路の確保の早さと、斤量差がもたらした必然の着差であったと結論づけます。

【反省点と今後の活用方針】

■ 中山1200mにおける「下り坂の加速力」は、斤量以上に重要であることを再認識しました。
■ 反省点として、ハンデ戦における「格上馬の57kg」への評価を下方修正しすぎた点があります。地力がある馬は、多少の重荷でも自分のリズムで運べれば粘り切れることを教訓とします。
■ 次回以降、逃げ馬が複数いるレースでは、単純に「差し有利」とするだけでなく、「誰が一番恩恵を受ける位置(4番手〜7番手)を確保できるか」に、より焦点を当てて分析を行ってまいります。