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当日の芝は良馬場、クッション値8.0は標準的な数値とされる。内ラチ沿いのコース内側、特に向正面直線の中程から4コーナーにかけてはやや傷みが目立つとされており、内側を長く回るラインはわずかに不利、外を回るラインが相対的にやや有利になる可能性があると考えられる。ただし強い外差しバイアスとまでは言い切れず、あくまで弱〜中程度の傾向として捉えるのが妥当と考えられる。
前日(8月15日)の芝レースの傾向を見ると、逃げ・先行馬の粘り込みが目立ち、3着以内馬の8割以上が4コーナーで5番手以内という結果であった。枠順については、内枠だけが有利というわけではなく、揉まれにくい中〜外枠(5枠・7枠周辺)の好走が目立ったとされる。また同条件に近い芝2000m・多頭数のレースでは、前半・後半とも1000mが47秒台という緩まない平均ペースとなり、前が止まったところを外から差す形の決着も見られたとされる。
想定される隊列としては、(逃げ争い)8サクラファレル・16ホウオウビスケッツ/(先行)7ショウヘイ/(中団前)10アドマイヤテラ・5エコロヴァルツ・2イガッチ・3ピンクジン/(中団後方)4マジックサンズ・9マイネルモーント・12ゼンダンハヤブサ・13グランディア・14レディネス/(後方)6ローシャムパーク・15シェイクユアハート・11アラタ・1オニャンコポン、という並びになると推測される。前有利の馬場傾向は残りつつも、頭数の多さとペースの流れ次第では、直線で差し・追込勢が台頭する余地も十分あると考えられる。
| 評価 | 得点 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
| S | 96 | 7 | ショウヘイ |
能力分析における総合値94.3・先行力86.4はメンバー中最上位であり、洋芝2000mでの持続力・機動力の観点からも評価基準に高く合致すると考えられる。長期休養明けだが、1週前に強い負荷をかけた調整と川田騎手(騎手成績の偏差値も高水準)の継続的な関与が重なっており、陣営の勝負気配もS-評価と非常に高い。展開面でも前方につけられる可能性が高く、展開利は◎とされる。単勝オッズは1番人気水準(3.9倍)で、計算上の期待値オッズ(概算11.8倍)を大きく下回るため、期待値の観点では見送り寄りと判断される。休養明けである点はやや不安材料として残る。 |
| S | 94 | 10 | アドマイヤテラ |
能力分析の総合値は16頭中最高の97.6、決め脚90.7も高水準で、中距離での総合能力・持続力を重視する評価基準と高い整合性があると考えられる。函館へ移動しての調整や坂井騎手の継続騎乗など、複数の材料が同じ方向を向いており勝負気配はA+評価。中団前からの好位差しで展開への対応力も高いと推測される。単勝オッズは2番人気水準(4.9倍)で、計算上の期待値オッズ(概算12.0倍)を下回っており、期待値の観点ではやや見送り寄りとなる。長期休養明けである点は不安材料として留意したい。 |
| A | 85 | 8 | サクラファレル |
非常に高い前進力を持つ逃げ候補で、洋芝小回りでの機動力を重視する評価基準に合致すると考えられる。前日の傾向として前有利の馬場が確認されており、主導権を握れれば粘り込みも十分考えられる。北海道での調整と併せ馬での先着など陣営の勝負気配はA評価と高い。単勝オッズ9.2倍は計算上の期待値オッズ(概算13.3倍)をやや下回るため、期待値としてはやや見送り寄りだが妙味は小さい。同型の逃げ候補(ホウオウビスケッツ)との主導権争いが不安材料となる。 |
| A | 84 | 15 | シェイクユアハート |
決め脚97.6はメンバー中最高で、能力面の評価基準に高く合致すると考えられる。前走宝塚記念からの調整で古川騎手が継続して関与しており、勝負気配はA+評価と高水準。ただし想定位置は後方の追込となるため、前残り傾向の馬場・ペースになった場合は届かない可能性があり、展開依存度は非常に高いとされる。単勝オッズ6.8倍は計算上の期待値オッズ(概算13.5倍)を下回るため、期待値の観点では見送り寄りと判断される。前有利の馬場傾向が不安材料として残る。 |
| A | 83 | 13 | グランディア |
決め脚89.6・能力総合86.9と高水準で、前走の重賞勝利を経ての参戦とされ、近走の重賞級での内容を重視する評価基準とも整合的と考えられる。西村騎手が中間から継続して調教に携わり、勝負気配はA評価。中団後方からの差しで展開利は◎とされ、ミドル〜ハイペースになった場合の台頭が期待される。単勝オッズ10.9倍は計算上の期待値オッズ(概算13.6倍)をやや下回る程度にとどまり、他の上位人気馬に比べると妙味は残る。レース間隔がやや長めである点と展開依存度の高さは不安材料となる。 |
| B+ | 79 | 5 | エコロヴァルツ |
長期休養明けながら坂路を中心に調教量を積み重ね、1週前に自己ベストの時計が出るなど、陣営の勝負気配はA評価と高水準にある。能力分析の総合値も73.9と一定水準にあり、中団前からの好位差しで展開への対応力もあると考えられる。単勝オッズ16.4倍は計算上の期待値オッズ(概算14.3倍)をやや上回るため、期待値の観点では買い方向の候補として位置づけられる。休養明けでの一叩き効果は不明であり、不安材料として留意したい。 |
| B+ | 77 | 4 | マジックサンズ |
決め脚95.4は上位クラスの水準にあり、前走函館記念からの継続調整で横山和生騎手が併せ馬で先着するなど、勝負気配はA-評価。一方で先行力は36と低めで、中団後方からの差しに展開依存する形になると考えられ、展開利は◎とされる一方、位置取り次第で結果が左右されやすい。単勝オッズ7.8倍は計算上の期待値オッズ(概算14.7倍)を大きく下回っており、期待値の観点では見送り寄りとなる。位置取り依存度の高さが不安材料である。 |
| B+ | 76 | 16 | ホウオウビスケッツ |
先行力97.6はメンバー中最高で、逃げての機動力発揮が期待できると考えられる。岩田騎手が調教から継続して関与し、勝負気配はA評価。一方で決め脚は24.9と低く、最後まで脚を維持できるかという評価基準の観点ではやや不安が残る。単勝オッズ14.3倍は計算上の期待値オッズ(概算14.9倍)にほぼ近い水準であり、大きな過小評価・過大評価とは言えないが、妙味はわずかに残ると考えられる。同型の逃げ候補との競合と休養明けが不安材料となる。 |
| B | 71 | 6 | ローシャムパーク |
海外レースからの参戦で、1週前には長めの調整が行われているが、最終追い切りには首を振る動きも見られたとされ、仕上がりにはやや慎重さが残ると考えられる。能力分析の総合値は77.7と一定水準にあり、決め脚も73.3と悪くない。単勝オッズ16.3倍は計算上の期待値オッズ(概算15.9倍)をわずかに上回り、期待値の観点ではやや買い方向とされる。海外遠征を経ての参戦であることが不安材料として残る。 |
| C+ | 64 | 12 | ゼンダンハヤブサ |
前走の重賞を勝っての参戦で、短い間隔ながら状態を維持している様子がうかがえる。能力分析の総合値は67.3とメンバー中では中位以下にとどまり、格上挑戦となる点は不安材料。単勝オッズ48.3倍は計算上の期待値オッズ(概算17.7倍)を大きく上回っており、数値上は買い方向とされるが、3着以内に入る実力面では他の上位評価馬に一歩譲ると考えられる。 |
| C+ | 63 | 9 | マイネルモーント |
能力分析の総合値は72.4で中位程度、決め脚は80.8と一定の脚力を持つと考えられる。前走の重賞から短い間隔での参戦で、最終追い切りでは併せ馬に遅れる場面もあり、勝負気配はB評価にとどまる。単勝オッズ60.1倍は計算上の期待値オッズ(概算18.0倍)を上回るが、位置取りが不透明である点が不安材料。 |
| C | 58 | 14 | レディネス |
能力分析の総合値55.9はメンバー中では低めの水準にとどまる。横山典弘騎手が中間から継続して関与している点は評価できるが、前走からの上積みを示す明確な材料は乏しいと考えられる。単勝オッズ32.1倍は計算上の期待値オッズ(概算19.5倍)を上回り、数値上はやや買い方向となるが、能力面での劣勢は否めない。 |
| D | 54 | 11 | アラタ |
能力分析の総合値は69.4で中位程度だが、近走内容についての材料が限られており、判断材料不足の部分がある。最終追い切りでは首元の発汗も確認されたとされ、状態面にやや慎重さが残る。単勝オッズは88.2倍と人気は低い。 |
| D | 53 | 2 | イガッチ |
能力分析の総合値は73.4と一定水準にあるが、前走からダート戦を挟んでおり、騎手も乗り替わりとなっている。条件変化と騎手交代が重なる点は不安材料であり、勝負気配もC評価にとどまる。 |
| D | 50 | 1 | オニャンコポン |
能力分析の総合値は60.7とメンバー中では低めの水準。前走と同条件を続けている点は評価できるが、調整内容からの明確な上積みは読み取りにくく、勝負気配もC+評価にとどまる。 |
| E | 45 | 3 | ピンクジン |
能力分析の総合値64.4は中位程度だが、勝負気配は58点・C評価と16頭中で最も低い水準にとどまる。中間の負荷を示す明確な調教内容が確認されておらず、今回への上積みを示す材料は乏しいと考えられる。 |
洋芝2000mでの適性・持続力を軸に、近走の重賞級での内容、小回りでの機動力、陣営の勝負気配を重ねて検討した結果、以下の結論に至った。選定は人気順ではなく、上記の評価基準への合致度を優先している。
| 印 | 馬番 | 馬名 |
| 本命 | 7 | ショウヘイ |
| 対抗 | 10 | アドマイヤテラ |
| 特注 | 13 | グランディア |
| 推奨1 | 5 | エコロヴァルツ |
| 推奨2 | 16 | ホウオウビスケッツ |
本命はショウヘイとした。能力分析における総合値・先行力がメンバー中最上位であり、洋芝2000mでの持続力・機動力を重視する評価基準に最も合致すると考えられること、陣営の勝負気配がS-評価と非常に高いこと、展開面でも前方につけられる可能性が高いことを総合して、3着以内に入る可能性が最も高いと判断した。単勝オッズは1番人気水準で期待値の面では見送り寄りとなるが、能力・展開・勝負気配の総合評価では最上位に位置づけられる。
対抗はアドマイヤテラとした。能力分析の総合値が16頭中最高であり、決め脚の高さも中団前からの好位差しという展開適性と噛み合うと考えられる。陣営の勝負気配もA+評価と高水準にあり、ショウヘイに次ぐ実力上位馬として位置づけた。
特注はグランディアとした。単勝オッズは6番人気水準で4番人気以下に該当し、前走の重賞勝利を経ての参戦、決め脚・能力ともに高水準であることから、人気以上に3着以内へ食い込む可能性があると考えられる。中団後方からの差しはミドル〜ハイペースが想定される今回の展開とも合致しやすいと推測される。
推奨1のエコロヴァルツ、推奨2のホウオウビスケッツは、いずれも単勝オッズが計算上の期待値オッズを上回っており、能力・勝負気配の面でも一定の裏付けがあることから、上位人気馬に比べ相対的な妙味が残る候補として選定した。