2026年 第60回シンザン記念(GIII)分析レポート《デブ猫競馬》


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説明文

今回の京都芝1600m(外回り)で行われるシンザン記念は、良好な馬場状態と内枠有利なトラックバイアスが大きな鍵となります。過去には歴史的な名牝を輩出してきた出世レースであり、今回も将来性の高い3歳馬が集まりました。分析の主軸は「京都外回り特有の下り坂をリラックスしてこなせるか」と「マイル戦での高速ラップ経験」の2点です。特に内枠から中枠を引き、先行して粘り込める能力を持った馬に高い期待が持てます。ジョッキーの心理面では、内側の経済コースを通ろうとするベテランの技術と、勢いのある若手の積極性がぶつかり合い、平坦な直線での追い比べが予想されます。


【展開予想】

まず、今回の京都競馬場の馬場状態を確認します。クッション値が10.4と高く、含水率も低めであることから、非常に硬くて軽い高速決着になりやすい馬場です。内側の芝には傷みが見られますが、それ以上に内を通る利点が大きく、逃げや先行馬が止まりにくい状態にあります。

レースの主導権を握るのは、先行力スコアが最も高い6番のルートサーティーンと予想されます。岩田康誠騎手は重賞実績を背景に、インコースを無駄なく通る最短ルートを狙っており、積極的にハナ(先頭)を叩くか、好位のインを確保するでしょう。これに内枠から先行力のある4番ディアダイヤモンド、外から粘り込みを図る10番ファニーバニーが続く形になります。

中盤のペースは、3コーナーの坂の頂上から始まる下り坂で自然と加速します。ここで重要になるのが騎手心理です。岩田望来騎手(1番アルトラムス)は1番人気の責任感から、最内枠で包まれるリスクを避け、早めに外へ出すか進路を確保する動きを見せるはずです。一方でルメール騎手(13番モノポリオ)は王者の余裕を持って、この下り坂で馬をリラックスさせ、直線での末脚勝負に備えます。

4コーナーから直線にかけて、下り坂の勢いをそのままに各馬がトップスピードに乗ります。内側の傷みを気にして外へ持ち出しすぎる馬は、京都の平坦な直線では距離ロスが響きます。むしろ、傷んだ内側を厭わずに突っ込んでくる岩田康誠騎手や、馬の成長を信じて冷静に乗る北村友一騎手(11番バルセシート)のような立ち回りが功を奏するでしょう。

最終的には、内枠で脚を溜めた先行勢と、外からスムーズに加速してきた実力馬の叩き合いになります。馬場が硬いため、上がり3ハロン(最後の600m)で33秒台から34秒台前半の時計が要求される、非常にスピード感のある展開が予想されます。道中の折り合いを欠いた馬や、坂で加速できなかった馬は、最後の200mで脱落していく厳しいサバイバルレースとなるでしょう。


【有利な脚質】

逃げ/先行

理由:クッション値が高く、前が止まりにくい高速馬場状態であるためです。また、京都外回りコースの直線は平坦であり、下り坂でついた勢いをそのまま活かして粘り込める先行馬が、物理的に最も有利な状況にあると判断します。


【展開予想を軸に能力評価】

評価 得点 馬番 馬名 理由
S 95.1 1 アルトラムス 新馬戦の勝ち時計1:34.4は優秀。最内枠で岩田望来騎手が進路を確保できれば、高速馬場の恩恵を最大限に受けられます。期待値オッズは4.2倍です。
B 79.2 2 リアライズブラーヴ 安定感のある松山騎手が魅力ですが、爆発力に欠ける印象。展開の助けが必要です。期待値オッズは15.5倍です。
B 66.9 3 サンダーストラック ブリンカー効果による集中力アップが鍵。ハマーハンセン騎手の積極策に注目。期待値オッズは22.0倍です。
A 91.2 4 ディアダイヤモンド 武豊騎手とのコンビ。23週の休み明けだけが懸念ですが、先行力は高く軽視できません。期待値オッズは5.8倍です。
B 69.3 5 フレイムスター 中1週の強行軍。和田騎手の粘り強い先行策がどこまで通用するか。期待値オッズは35.0倍です。
B 95.2 6 ルートサーティーン 先行力はメンバー随一。岩田康誠騎手のイン突きが決まれば波乱の主役になります。期待値オッズは9.5倍です。
C 74.7 7 カクウチ 前走大敗からの立て直し。スピードはあるため、藤岡騎手がなだめられれば。期待値オッズは45.0倍です。
A 88.6 8 トミーバローズ 坂井騎手への乗り替わりは勝負気配。充実した状態で好走の可能性が高いです。期待値オッズは7.2倍です。
B 100 9 エイズルブルーム 決め脚スコアは100。池添騎手の勝負強さで、展開が向けば一気にごぼう抜きの場面も。期待値オッズは12.0倍です。
B 85.1 10 ファニーバニー 相手なりに走る堅実さが持ち味。鮫島騎手の手腕で掲示板内を狙います。期待値オッズは18.0倍です。
B 79.7 11 バルセシート 北村友一騎手が継続騎乗で成長を促しています。広い京都コースはプラス材料。期待値オッズは14.0倍です。
A 74.6 12 フォルナックス リフレッシュされた状態で、西村淳也騎手の勢いも味方します。キタサンブラック産駒。期待値オッズは8.5倍です。
S 83.7 13 モノポリオ ルメール騎手騎乗。アイビーS3着の実績は最上位で、右回りさえこなせば盤石。期待値オッズは3.2倍です。
B 72.3 14 プレダトゥール キャリア豊富で亀田騎手との相性も良好。大外からどこまで追い上げられるか。期待値オッズは55.0倍です。
B 83.8 15 クールデイトナ 1勝クラス勝利の勢いがあります。吉村騎手の若さ溢れる騎乗に期待。期待値オッズは20.0倍です。
A 80.2 16 サウンドムーブ 団野騎手との継続コンビ。大外枠を自在性でカバーできればチャンスあり。期待値オッズは10.5倍です。

【消し要素の多い馬】

馬番 馬名 理由
7 カクウチ 朝日杯FSでの大敗から精神的な立て直しが必要であり、気性面の不安が残ります。
5 フレイムスター 中1週という非常に厳しいローテーションに加え、新馬戦で大敗しているコースへの不安があります。
14 プレダトゥール 外枠での多頭数経験に乏しく、現在の内有利な馬場傾向では物理的に不利な立場にあります。
3 サンダーストラック 前走は距離を短縮しても5着。集中力に課題があり、高速決着のスピード対応に疑問符がつきます。
2 リアライズブラーヴ 上がり3ハロンの時計は持っていますが、多頭数での競り合いにおいて精神的な弱さが見られます。

【不安要素の少ない馬】

馬番 馬名 理由
13 モノポリオ ルメール騎手の継続騎乗、高い基本能力、そして安定した先行・差しの自在性が揃っています。
1 アルトラムス 最内枠はリスクでもありますが、経済コースを通れる利点。新馬戦で見せたスピードは本物です。
8 トミーバローズ 勝率の高い坂井騎手を迎え、レース間隔も適切。前走の勝ちっぷりも余裕がありました。
12 フォルナックス 休み明けでリフレッシュされ、有力馬を多く手がける西村淳也騎手が騎乗する点も安心材料です。
10 ファニーバニー 掲示板を外さない安定した戦績があり、鮫島騎手も堅実な立ち回りを公言しています。

【期待値が高い馬】

馬番 馬名 理由
1 アルトラムス 能力スコアに対して現時点での評価が控えめであれば、最も単勝期待値が高い存在です。
6 ルートサーティーン 重賞5着の実績がありながら人気を落とすようなら、逃げ残りの期待値が非常に高いです。
16 サウンドムーブ 大外枠で評価が下がるなら、団野騎手の好判断による好走で高配当が狙える一頭です。
13 モノポリオ 確実性が高く、軸馬としての信頼度と的中率のバランスが非常に優れています。
8 トミーバローズ 坂井騎手という勝てる騎手が配されており、勝利に直結する走りが期待できます。

【総合結論】

本命には13番モノポリオを指名します。思考の過程として、まず京都外回りの坂を利用した加速性能と、1800mの重賞級レース(アイビーS)でハイレベルな戦いをしてきた実績を最重視しました。ルメール騎手の「右回りへの懸念を技術でカバーする」という冷静な心理状態も、混戦での信頼度を高めます。

対抗は1番アルトラムスです。新馬戦でマークした1分34秒台の時計は、このメンバーでもトップクラスのスピード証明です。岩田望来騎手が最内枠から最短距離を通ることに集中している点も、現在のトラックバイアスに合致しています。

特注馬には、伏兵の6番ルートサーティーンを挙げます。先行力スコア97.6は驚異的であり、岩田康誠騎手がインに潜り込む技術を駆使すれば、高速馬場を味方にそのまま押し切る場面が十分に考えられます。

馬番 馬名 選定理由
本命 13 モノポリオ ルメール騎手とのコンビ。実績・能力ともに最上位で、展開に左右されない自在性があります。
対抗 1 アルトラムス 絶好の内枠を引き、新馬戦の高速時計を再現できれば勝ち負け必至の逸材です。
特注 6 ルートサーティーン 先行力を活かした粘り込みが期待でき、イン有利な馬場を最も味方にできる存在です。
推奨1 8 トミーバローズ 坂井騎手への強化と安定した取り口。大崩れが考えにくく、期待値が高いです。
推奨2 12 フォルナックス キタサンブラック産駒で坂の下りからの加速に向く。鞍上の西村騎手も絶好調です。

【買い目】

1. 馬連(軸1頭・2点):13 - 1, 6

2. 馬連(軸1頭・4点):13 - 1, 6, 8, 12

3. 3連複(軸1頭・3点):13 - 1, 6, 8

4. 3連複(軸1頭・5点):13 - 1, 6, 8, 12, 16

5. 3連単(軸1頭・3点):13 → 1, 6, 8