今回の六社ステークスは、3勝クラスの定量戦・芝2400mという条件で争われる格式あるオープン前哨戦という位置づけです。全馬が同一の斤量(58kg)を背負うため、斤量による有利・不利はなく、純粋な能力と展開の読み合いが勝負を決める一戦となります。
能力データを見ると、スピードリッチとロジシルバーの2頭が総合能力値の最上位に位置しており、この2頭がレースの基準点になると考えられます。また、レーン騎手が手綱を取るトリプルコーク、長期休養明けのハーツコンチェルト、安定した実績を持つベンサレムやバレンタインガールなども上位を狙える力を持っています。
東京芝2400mは、スタートからコーナーまでの距離が長く、落ち着いた流れから直線での末脚勝負になりやすいコースです。特に最後の直線が約500mと長く、差し・追い込み型の馬にとって末脚を存分に発揮しやすい条件が整っています。先行馬にとっては、いかに前半のペースを抑えて直線に脚を残すかがポイントになります。
今回の15頭の中で逃げ・先行を好む馬は「ウインルーティン(三浦騎手)」「キングスコール(吉田騎手)」などが中心で、これらが前に行く形になると予想されます。その後ろでどう位置を取るかが、各騎手の判断を大きく左右します。ペースが落ち着けば先行馬有利、速くなれば末脚型が台頭するという展開の二面性が、今回のレースの最大の読みどころです。