安土城ステークス(L)騎手分析《デブ猫競馬》


トップ】 【パカパカ競馬予想】 【日程表】 【WIN5予想】 【動画で見る短編小説
京都競馬場 / 芝1400m / ハンデ / 4歳上オープン / 17頭立て / 2026年

レース全体の構造整理

今回の安土城ステークスは17頭立て。まず騎手の実力値を軸に全体像を整理すると、田辺裕信騎手鮫島克駿騎手が今回出走メンバーの中では上位の成績水準にあり、この2騎の動き方がレース全体の流れに影響を与えやすいと考えられる。一方、川又・川須・永島・西村太一の各騎手は数値が低めで、馬の素質をどこまで引き出せるかに不確かさがある。

脚質面では、カルチャーデイ(先行力97.6)が最高水準の先行力を持つが近走結果が振るわず、展開を作る側に回りながらも勝負どころで踏ん張れるかが焦点となる。シンフォーエバー・アサカラキングも先行力が高く、前半は争いになる可能性がある。逆にヤブサメは決め脚95.2と全馬中最高水準の末脚を持ちながら、近走では前に行くレースをしていないため、展開がハマれば一気の末脚が期待できる。

間隔面では、エコロブルーム(54週休養明け)タガノエルピーダ(17週)が長期休養明け。エコロブルームは能力値最高水準ながら実戦感覚のブランクが最大のリスク。斤量は57.5キロを背負う馬が複数おり、軽量馬(53キロ)のムイ・スリールミニョンとは最大4.5キロ差がある。京都の芝1400mは内回りコースで、スタートから3コーナーまでが平坦気味で、直線は短め。先行勢がペースを作りやすく、差し馬は末脚のタイミングが重要になる構造のコースである。展開の読み方と騎手の立ち回りがそのまま着順に出やすいレースと考えられる。

全登録馬 騎手分析
1
ヤブサメ
高杉吏麒 / 57.0kg / 1枠1番 / 中3週
A
前走まで武豊騎手が手綱を取っていたが、今回は高杉騎手への乗り替わりとなる。この変化は高杉騎手にとって「自分なりのアプローチでどこまで走れるかを見せる」試みになりやすく、慎重にしつつも積極的な動きを見せようとする心理が働きやすい。近走は二桁着順が続いているが、前走のレースでは内容面で決め脚の良さが垣間見えており、「着順ほど弱くない」という手応えを陣営・騎手が共有している可能性がある。その意味では、自信と焦りのバランスが問われる一戦と言えそう。
1枠1番という最内枠は、道中で包まれるリスクと同時に、ロスなく立ち回れるメリットもある。この馬の決め脚(全馬最高水準)を活かすには、道中は無理に前に出ず、3〜4コーナーで内を突ける位置を保ちつつ、直線入口で外に持ち出すルートを確保することが現実的な選択肢となる。ただし京都内回り1400mは直線が短いため、早めにスペースを確保しないと末脚を使い切れないリスクもある。前半でカルチャーデイ・アサカラキング等が前を主張する展開になれば、中団より後ろからの差しが理想的な形になる可能性が高い。
根拠の整理
決め脚95.2という数値は今回17頭中最高水準であり、末脚の破壊力は理論上最も高い。ただし1枠は包まれやすく、末脚が最大限に活きるタイミングを作れるかが鍵。前走比で調教評価が上向きとされており、状態面は一定の好転が見込まれる。騎手交代により戦略の変化が生じる点は不確かさを残すが、同時に前走踏襲でない新たな乗り方を試みられる余地でもある。
2
メイショウシンタケ
鮫島克駿 / 55.0kg / 1枠2番 / 中8週
A
鮫島騎手は今回の出走騎手の中でも上位の実績水準にあり、相手関係を見渡したうえで「どの位置に陣取るか」を冷静に計算してくる可能性がある。8週間のリフレッシュを経ており、馬の状態を確認しながら焦らず立ち回る余裕が生まれやすい。直近の成績は振るわないが、騎手の読みと判断力でカバーする意識が高いと考えられる。人気的には中位帯に位置する可能性があり、人気馬を意識しつつ自分の競馬を貫こうとする心理が働きやすい。
先行力32.2とそれほど高くなく、内枠を活かして中団から前に取りつく形が基本線となる。1枠2番のアドバンテージを活かし、内ラチ沿いで脚をためながら、直線手前でスペースを確保できれば末脚をある程度出せる可能性がある。斤量55キロは今回の上位評価馬の中では比較的軽く、相手関係が整えば上位争いに食い込む余地がある。ただし調教評価がC(変わらず)のため、状態に大きな上積みは期待しにくく、展開に恵まれるかどうかが着順を左右しそう。
根拠の整理
騎手の実力値が高く、内枠のアドバンテージと軽め斤量という条件はそろっている。一方で馬自身の最近の走りが伸び悩んでおり、状態の上向きが明確でない点が評価を抑える要因になる。展開によっては浮上できる可能性はある一頭。
3
カルチャーデイ
酒井学 / 55.0kg / 2枠3番 / 中10週
B
先行力が全馬中最高水準にあり、「ハナを取れる可能性が高い馬」として酒井騎手も自覚した乗り方をしてくる可能性がある。ただし近走の結果が振るわない中でこの枠を引いており、ハナを取りに行くことで自分たちのペースを作ろうとする積極的な意識が働きやすい。一方で、近走では結果が出ていないため「前に行けば何とかなる」という楽観ではなく、道中のラップ管理に意識が向く可能性がある。
先行力の高さを活かしてハナ、もしくは2番手を確保する形が基本戦略となる。カルチャーデイがペースを作ることで、差し馬の末脚が活きるかどうかが決まるという構造的な役割を担う可能性が高い。逃げた場合のリスクは「前半のペースが速すぎると直線で止まる」点で、酒井騎手がどこまでペースを抑えられるかが鍵となる。近走では勝ち切れていないが、逃げ馬として展開が向けば残れる余地はある。
根拠の整理
先行力97.6は今回最高値で、ハナを取る可能性が最も高い馬。京都内回り1400mはスピードが問われるコースで、先行馬にとって必ずしも不利ではない。ただし決め脚が低く(16.4)、後続に差されるリスクが高い。酒井騎手の数値が低めな点も懸念材料で、展開が味方しないと上位は難しい。
4
ソウテン
Mデムーロ / 56.0kg / 2枠4番 / 中1週
C
中1週という非常に短い間隔での出走で、デムーロ騎手も馬の状態をしっかり確認しながら無理をさせない判断になりやすい。前走で大敗し、さらに体重も大きく増えていたことから、馬の疲労や調整具合を探りながら走らせるという慎重なスタンスが現実的な選択肢となる。デムーロ騎手は経験豊富で冷静な判断ができる騎手だが、馬の状態が整っていない中で無理に上を狙うリスクを取りにくい状況と考えられる。
先行力44.2と中程度の先行力で、中団から前目に取りつく形が自然。ただし連闘に近い間隔と前走大敗のダメージが重なることで、道中に動かせる余力がどこまであるか不透明な部分が残る。仮に調子が戻っていれば内枠を活かした先行策も取れるが、調教評価が低いため強気に動ける根拠が現状では見つかりにくい。デムーロ騎手の経験をもって出来る限りの競馬をしてくると考えられるが、結果には他馬の動き次第の面が大きい。
根拠の整理
連闘に近い中1週・前走大敗・調教C評価という3点が重なっており、状態面での懸念が大きい。デムーロ騎手の経験値は一定の水準にあるが、馬の状態が整っていないと騎手の力も活きにくい。消しやすい材料が多い一頭。
5
タガノエルピーダ
団野大成 / 54.0kg / 3枠5番 / 中17週
A
17週という長めの休み明けで、団野騎手との継続騎乗という点が大きな安心材料になる。この馬の走り方・癖・得意なリズムを騎手が把握した状態で臨めるため、初めての騎乗よりも判断の迷いが少なく、安定した立ち回りを選びやすいと考えられる。軽ハンデ54キロという恵まれた条件を活かそうとする意識も強くなりやすく、精神的な余裕がある乗り方になりやすい。
先行力82.1と高めで、前目に取りつける脚がある。3枠5番という枠順は内外どちらにも動きやすい位置で、道中は2〜3番手を確保し、軽い斤量で末脚を残しながら直線に向く形が理想的な展開となる。距離適性的に芝1400mは得意とは言いにくい面もあるが(近走は1600m以上が中心)、軽ハンデがそのマイナスを補える可能性がある。長い休み明けのため、道中で少し行きたがったり、ペース感覚が狂う可能性も頭に入れる必要がある。
根拠の整理
軽ハンデ54キロ・騎手継続・先行力の高さという3点が好材料。距離への適応と休み明けの実戦感覚が未知数な部分はあるが、展開が向けば上位を争える可能性がある穴候補。
6
ムイ
川又賢治 / 53.0kg / 3枠6番 / 中4週
C
近走の着順が二桁続きで、川又騎手にとっても「この馬でどこまで戦えるか」という探りを入れる姿勢になりやすい。53キロという最軽量タイの条件は持っているが、近走の結果が積み重なることで騎手も自信を持ちにくい状況にある可能性がある。ただし軽量馬として他馬よりも消耗が少ない条件は理解しているはずで、展開が向いた時に動けるよう待つ意識になりやすい。
先行力22.7と低く、差し・追い込み型の馬として中団より後ろから末脚を出す形が現実的。ただし近走で末脚を発揮しきれていないことを踏まえると、前半の位置取りよりも直線での反応が問われる。川又騎手の数値が低めであるため、レース中の判断ミスが出た場合に巻き返す手段が限られる。53キロを活かした軽さで前の馬と差を縮める展開にならないと、上位争いは難しい。
根拠の整理
53キロの軽ハンデのみが評価材料で、騎手の数値・近走成績・馬自体の能力値が低水準に並ぶ。展開の恩恵を受けても上位に来るには複数の条件が重なる必要があり、現状では慎重な評価が妥当。
7
スリールミニョン
永島まな / 53.0kg / 4枠7番 / 中9週
B
9週のリフレッシュを経て、芝1400mという過去に勝ち鞍のあるコース・距離で臨む。永島騎手にとってこの馬との手が合ってきているレースでの好走経験(芝1400mで複数勝利)は、精神的な余裕や「このコースなら動ける」という自信につながりやすい。一方で近2走は振るわない結果で、重賞でのレースが続いたことによる疲れが抜けているかが焦点。53キロという軽ハンデも心理的な後押しになる。
先行力74.2と高く、前目に取りつける脚を持つ。4枠7番という中間の枠から、前に取りつきながら軽ハンデを活かしてポジションをキープし、直線で粘り切るという競馬が理想的な形になる可能性がある。過去の勝ち鞍が同じコース・距離帯にあるため、コース適性は比較的確認できており、展開が噛み合えば台頭の余地がある。ただし永島騎手の全体の数値水準が低めな点は、判断力への不確かさとして残る。
根拠の整理
軽ハンデ・コース実績・適性という面で条件が整いやすい一頭。ただし近走成績と騎手数値が抑える要因で、「条件さえ整えば」という留保付きの評価にとどまる。穴馬候補として意識しておく価値はある。
8
アルテヴェローチェ
田山旺佑 / 57.0kg / 4枠8番 / 中2週
B
近走が二桁着順続きで、かつ今回は田山騎手という変化がある。新たな騎手が乗ることで「自分の乗り方でどれだけ変わるか見せる」という意識が生まれやすいが、同時に馬を把握しきれていない不安も共存する。調教で気配が上昇という評価があるため、その評価をもとに積極的に動こうとする可能性はある。中2週という間隔は疲れとコンディションの維持が同時に問われる条件で、田山騎手がどこまで馬の状態を読みながら乗れるかが問われる。
先行力45.2と中程度で、前目に取りつくか中団に収まるかの二択になりやすい。57キロの斤量と近走の大敗続きを考えると、無理に位置を取りに行くよりも中団に収まりスムーズに末脚を使える形を選ぶ可能性が高い。ただし決め脚も飛び抜けているわけではなく(54.7)、前も後ろも中途半端になるリスクがある。調教評価の好転が本番で出れば浮上の可能性はあるが、現状では確信的な根拠が見えにくい。
根拠の整理
調教上昇という好転材料はあるが、近走の大敗続き・斤量57キロ・中2週・騎手初騎乗という要素が積み重なる。評価は中間的な位置となり、展開次第で変わる可能性を秘めた一頭。
9
ビーアストニッシド
西村太一 / 55.0kg / 5枠9番 / 中2週
C
近走は1800m以上の距離が中心で、今回は1400mへの距離短縮。西村太一騎手も距離が変わることで「どんなペースで引っ張るか」を測りながら乗る形になりやすい。距離短縮の恩恵がある一方で、馬がそのスピードについていけるかは実際に走ってみないと分からない部分が大きい。調教評価が低めで状態に大きな上積みが見込みにくく、騎手も無理なく乗る意識になりやすいと考えられる。
先行力48.2と中程度で、前目から中団あたりのポジション取りが基本になる。距離が縮まった分、前半から速い流れについていくスタミナの使い方が変わるため、騎手は前半に無理をさせない意識が重要になる。西村騎手の数値が低いため、展開の読みやポジショニングで誤差が生じた場合に修正しにくい可能性がある。距離短縮プラスがあっても、他の評価項目が重なることで上位は厳しい見方が現実的。
根拠の整理
距離短縮というプラス要素はあるが、騎手数値最低水準・調教C評価・中2週という点が重なる。距離変化への適応度が未知数な部分もあり、総合的に上位争いには根拠が乏しい。
10
シンフォーエバー
松若風馬 / 56.0kg / 5枠10番 / 中2週
C
先行力93.9と非常に高く、前に行きたい馬であることを松若騎手も意識して乗る。過去に重賞勝ちがある馬で、能力の高さへの信頼はあるものの、前走13着という大敗と中2週の間隔が状態への確認を促す心理になりやすい。調教評価もやや良化(C評価)にとどまっており、どこまで仕上がっているかを把握しながら乗る慎重さが求められる。
カルチャーデイと同様に先行力が高く、前半で主導権争いが発生する可能性がある相手。ただし決め脚が極端に低い(6.7)ため、差し・追い込みには対応できず、逃げ・先行を取らない限り結果が出にくい構造。前半が速い展開になった場合、粘り込む体力が保つかが問われる。松若騎手としては慎重にペースを作りつつ、直線での粘りに賭ける形になると考えられるが、前走の大敗を考えると無理はしにくい。
根拠の整理
先行力・過去実績は一定だが、決め脚の低さ・前走大敗・調教C評価・中2週が複合的に評価を下げる。展開次第で前で粘る競馬はできるが、現状では積極的に評価しにくい。
11
アサカラキング
斎藤新 / 57.5kg / 6枠11番 / 中3週
S
直近2走で重賞1着・2着という安定した実績があり、斎藤騎手としても「状態は良い」という手応えを持って臨んでいると考えられる。騎手が交代となるが、斎藤騎手は数値的に一定の水準を保っており、初騎乗でも馬の実績と調教内容への信頼が心理的な土台を作りやすい。斤量57.5キロはやや重い条件だが、連続上位実績がその重さをカバーできることを示しているため、強気に動ける環境が整っていると言える。
先行力93.1と高く、前に取りつける馬。6枠11番という外目の枠から、カルチャーデイ・シンフォーエバーの動きを見ながら2〜3番手を確保し、直線で末脚を出しにいく形が現実的な戦略となる。前を見ながら他馬の消耗を待つという騎乗もできる位置取りで、斎藤騎手がどこで動くかのタイミング判断が着順を大きく左右する可能性がある。人気馬として意識されやすい立場になるため、マークされることも視野に入れた対応が必要。
根拠の整理
近走実績・調教内容・先行力の3点がそろっており、今回S評価の2頭のうちの1頭。斤量57.5キロは唯一の懸念材料だが、連続上位の実績がそれを補う材料になっている。騎手交代は不確かさを残すが、実力的には最上位クラスの扱いが妥当と思われる。
12
ヨシノイースター
田辺裕信 / 58.0kg / 6枠12番 / 中8週
S
GIを含む格上のレースを継続して使われており、今回は相対的に格付けが下がるレース。田辺騎手は今回出走騎手の中で最上位の実績水準にある。格上のレースで走ってきた経験と、今回の相手関係を冷静に比較できる精神的余裕が生まれやすく、慌てず自分のタイミングで動ける心理状態にあると考えられる。8週のリフレッシュ期間も走るための準備が整っていることを裏付けやすく、余裕を持った乗り方ができる可能性がある。
先行力74.8と高く、前目に取りつける脚がある。6枠12番という外目の枠から、他馬の出方を見ながら2〜3番手に取りつき、直線で末脚を出しにいくという競馬が想定される。田辺騎手は展開の変化への対応力が高い騎手として知られており、道中の位置変更や他馬のマークを外す動きを柔軟にできる可能性がある。58キロという最重量に近い斤量はリスクだが、格上のレースで培った走りの安定感がそれを補う材料になる。
根拠の整理
騎手実力・近走の格上実績・調教評価の3点がそろっており、今回S評価の筆頭。GIからの臨戦過程という点では格を感じさせる背景があり、相手関係が下がる今回は能力的なアドバンテージが出やすい場面と判断できる。58キロの重さが唯一の懸念点。
13
シュタールヴィント
西塚洸二 / 55.0kg / 7枠13番 / 中4週
B
近走の着順は二桁が続いているが、調教評価が前走比で好転しており、西塚騎手としても「状態は上向き」という感触を持って臨んでいると考えられる。ブリンカー(目隠し補助具)の装着という変化も、馬の集中力を高める意図で使われていることが多く、気持ち面での変化を期待する積極的な選択と見られる。近走の悔しさを晴らしたいという気持ちと、慎重に走らせようとする意識が共存しやすい状況。
決め脚64.6と一定の末脚を持つ差し馬タイプ。7枠13番という外目の枠から、中団から後方に収まり直線で末脚を使う形が基本戦略となる。外枠のため道中で内に潜り込む必要はなく、外をまわる形で末脚を伸ばせるルートが取りやすい。ブリンカー装着で集中力が上がれば、近走より折り合いが良くなる可能性があり、それが直線での伸びに繋がるかが注目点。調教評価の好転が本番で出るかどうか次第。
根拠の整理
調教好転とブリンカー装着という変化があり、状態面での好転サインが出ている。近走の結果が伴っていないため高評価はしにくいが、変わり身の可能性を持った一頭として注目する価値はある。
14
グレイイングリーン
吉村誠之 / 57.0kg / 7枠14番 / 中2週
B
調教評価が「元気一杯」と高く、吉村騎手としても「状態は良い」という手応えを持って臨める可能性がある。GIIでの掲示板実績があり、実力の裏付けは一定程度ある馬だという信頼感が乗り方の積極性に繋がると考えられる。中2週という間隔は短いが、調教の好評価がそのリスクを和らげている面がある。吉村騎手は継続騎乗に近い形で馬を把握している部分もあり、精神的な余裕は一定程度保てていると思われる。
決め脚65.0と一定の末脚がある差し馬タイプ。7枠14番という外目の枠から、中団から外を回して末脚を出す形が理想的だが、内目の馬が多い中でポジション取りにエネルギーを使いすぎないことも重要。斤量57キロと中2週という組み合わせがあるため、前半にペースが速くなった場合に消耗が早まるリスクがある。調教の好調さが当日の動きに結びつけば台頭の余地はあるが、現状では一歩差がある評価が妥当と思われる。
根拠の整理
調教評価の高さとGII実績が評価材料。中2週・前走8着・斤量57キロというリスクとのバランスで、B評価が妥当。展開が向けば台頭の可能性はある。
15
レイベリング
国分恭介 / 57.5kg / 8枠15番 / 中3週
A
3走前に重賞を勝っており、国分騎手も「力はある馬」という確信を持ちやすい状況。前走・2走前は着順が目立たなかったが、その間も距離が合っていなかった可能性があり、今回の1400m戦への変更で本来の動きが出る可能性が考えられる。調教評価が「動き上々」と高く、状態面では上向きのサインが出ており、騎手として積極的な判断をしやすい環境にある。8枠15番という外枠は枠のロスが生じやすいが、先行力を活かして早めに内に切り込む選択も取れる。
先行力69.1と一定の高さがあり、前目に取りつける脚を持つ。8枠15番という外枠から、スタートで前に取りつき、他の先行馬の動きを見ながら2〜4番手あたりのポジションを確保する形が現実的。斤量57.5キロは重い側だが、重賞勝ち実績がその負荷への対応力を示している。国分騎手は外枠での対応力もあるため、枠のロスを最小限に抑えた立ち回りが期待される。調教の好評価と過去実績を合わせると、上位を争える可能性は一定程度あると言える。
根拠の整理
重賞勝ち実績・調教好評価・先行力の3点がそろい、A評価圏内。斤量57.5キロと外枠がリスクだが、条件が整えば上位に食い込める材料はある。前走以前の距離との適性差も考慮すると、今回の1400mが向く可能性がある。
16
アスクワンタイム
川須栄彦 / 56.0kg / 8枠16番 / 中1週
B
中1週という非常に短い間隔での出走で、川須騎手も「疲れが残っていないか」という確認を最優先しながら乗る心理になりやすい。調教評価「元気一杯」という評価があり、表面上の元気さはある中で、実際のレースでどこまで力を出せるか探りながら乗るという形になると考えられる。川須騎手の数値は低めな点は懸念材料だが、この馬との騎乗実績があり、ある程度の把握はできている可能性がある。
決め脚70.9と比較的高く、差し脚を活かす形が基本戦略。8枠16番という最外に近い外枠からは、前半で内に入れるか外を走るかの判断が問われ、外を走るとロスが大きくなる一方で包まれるリスクは少ないという構造になる。中1週の疲れが残らない前提であれば末脚を一定程度出せる可能性はあるが、川須騎手の数値の低さが判断の精度に影響する可能性がある。調教の好評価と末脚の潜在力はあるが、総合的な評価は中程度にとどまる。
根拠の整理
決め脚の高さと調教好評価はプラス材料。ただし中1週・外枠・騎手数値低水準が評価を下げる。末脚が発揮できれば台頭の余地はあるが、条件が整う確率は現状では中程度の評価が妥当。
17
エコロブルーム
菱田裕二 / 57.5kg / 8枠17番 / 中54週
B
約1年という長期休養明けで、菱田騎手としても「馬がどこまで仕上がっているか、どう反応するか」を確認する意識が前面に出やすい。能力値は全馬中最高水準にあるという事実が「いつかは走る馬」という信頼感を与える一方、長い休みのブランクが実戦感覚にどう影響するかは走ってみないと分からないという難しさがある。菱田騎手は馬を丁寧に扱いながら様子を見るという乗り方になりやすく、無理に結果を求めずこのレースで実戦感覚を取り戻す意識が強い可能性がある。
8枠17番という最外枠から、スタートで内に切り込むか外を回すかの判断が最初の分岐点となる。最外枠のため内に入れるには相当の動きが必要で、外を回す形になりやすい。先行力68と中程度だが、休み明けで馬が反応遅れすると前目のポジションを取れない可能性がある。57.5キロの斤量と長期ブランクが重なる中で、菱田騎手は馬の状態を最優先した慎重な乗り方をすると考えられる。能力が本物ならば後半に動いてくる可能性もあるが、現状では積極的な根拠が見えにくい。
根拠の整理
能力値最高水準という事実は強力な材料だが、54週という長期ブランク・最外枠・重量57.5キロが複合的にリスクを高めている。実戦感覚の戻り方次第では変わり身があっても不思議ではなく、穴馬候補として意識する価値はあるが、現状での積極的評価は難しい。