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2026 安土城ステークス 《デブ猫競馬》


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京都芝1400m(外回り)|2026年5月31日|詳細ラップ分析

■ レース概要

レース名 安土城ステークス(リステッド)
開催日 2026年5月31日(日)
競馬場 京都競馬場
コース 芝1400m(右・外回り)
天候
馬場
条件 ハンデ戦

■ ハロンタイム分析

■ レースペース評価

超スロー スロー 平均 やや速い ハイペース
判定: 前半平均〜やや速め → 後半加速型持続戦

■ 前半・後半比較

■ ハロンタイム詳細表

区間 タイム 意味
1F 12.4 スタート直後・立ち上がり
2F 11.3 先行争い本格化
3F 11.6 やや落ち着く
4F 11.5 隊列固定区間
5F 11.0 加速開始
6F 10.9 最速ラップ
7F 11.2 直線の追い比べ

■ 上がり分析

上がり3F:33.1秒 / 上がり4F:44.6秒

上がり最速はアスクワンタイムの32.3秒。 しかし13着という結果になったことが、 このレースの最大の特徴を示している。

ヤブサメ(32.5秒)、 シュタールヴィント(32.6秒)も同様で、 後方からでは前との差を埋めきれなかった。

一方でエコロブルーム(33.0秒)、 タガノエルピーダ(33.1秒)は 好位で競馬を進めながら高水準の上がりを記録。

これは「最速上がりのレース」ではなく、 「ロングスパートへの対応力」が問われた レースだったことを意味している。

■ レースの本質分析

このレースの本質

「コーナーを回りながら 10.9秒ラップを刻めるか否か」 が全馬の命運を分けた。 前半平均ペースから、 5F→6Fで11.0→10.9へ加速。 直線勝負ではなく、 3コーナー〜4コーナーで 既に勝負が始まっていた ロングスパート戦だった。

■ レース本質解説

このレースを一言で表すならば 「平均ペースから3コーナーを起点とする ロングスパート戦」である。

前半3F35.3秒という数字だけを見ると、 極端なハイペースには見えない。

しかし5F目11.0、 6F目10.9という連続加速ラップが、 レースの本質を決定づけた。

京都外回り1400mは コーナーが緩やかで、 4コーナー手前から徐々に加速しやすい。

そのため本レースでは 直線だけの瞬発力ではなく、 コーナー加速に対応できる 持続力型の能力が求められた。

結果として、 エコロブルーム、 タガノエルピーダ、 スリールミニョンといった 中団前〜好位勢が上位を独占。

一方で上がり最速を記録した アスクワンタイムは13着。

「上がり最速=勝利」 ではないことを明確に示した レースとなった。

■ 各コーナーごとのレースの流れ分析

3コーナー分析

通過順位: 5,17(3,15)7-12,4,14,11,10(8,13)1(6,9)2-16

タガノエルピーダ(5番)が単騎先頭。 2番手にエコロブルーム(17番)が続き、 その直後にカルチャーデイ(3番)、 ムイ(15番)が並走する形。

この地点では既にレースの勝負所が近づいており、 5F目11.0秒へ向かう加速区間に突入。

スリールミニョン(7番)は5番手という絶好位を確保。 ヨシノイースター(12番)も6番手で射程圏に位置する。

一方で後方待機勢は既に5〜7馬身差。 後半加速型ラップでは非常に厳しい位置となっていた。

4コーナー分析

通過順位: 5,17(3,15)7-12,4,14(11,10)(1,8,13)(6,9)2,16

タガノエルピーダとエコロブルームの態勢は不変。 ここで6F目10.9秒という最速ラップが刻まれた。

全馬が最大加速モードに入り、 事実上ここで勝敗の方向性が決まった。

後方勢は直線だけで差し切る必要があり、 非常に厳しい条件を背負うこととなった。

■ 3コーナー隊列図

逃げ

⑤ タガノエルピーダ

先行

⑰ エコロブルーム
③ カルチャーデイ
⑮ ムイ

好位

⑦ スリールミニョン
⑫ ヨシノイースター

中団

④ ソウテン
⑭ シンフォーエバー
⑪ アサカラキング
⑩ グレイイングリーン

後方

① ヤブサメ
⑧ シュタールヴィント
⑬ アスクワンタイム

追込

⑥ レイベリング
⑨ ビーアストニッシド
② メイショウシンタケ
⑯ アスクワンタイム

■ 4コーナー隊列図

逃げ

⑤ タガノエルピーダ

先行

⑰ エコロブルーム
③ カルチャーデイ
⑮ ムイ

好位

⑦ スリールミニョン
⑫ ヨシノイースター

中団

④ ソウテン
⑭ シンフォーエバー
⑪ アサカラキング
⑩ グレイイングリーン

後方

① ヤブサメ
⑧ シュタールヴィント
⑬ アスクワンタイム

追込

⑥ レイベリング
⑨ ビーアストニッシド
② メイショウシンタケ
⑯ アスクワンタイム

■ 騎手心理分析

💭 団野大成
「ペースは理想的。 このまま直線まで持たせたい」
💭 菱田裕二
「番手は最高。 あとは逃げ馬を捕まえるだけ」
💭 永島まなみ
「前も見える。 後ろも気にならない。 理想的な位置だ」
💭 田辺裕信
「58kgでも動ける。 4コーナーで勝負圏へ」
💭 高杉吏麒
「前が遠い。 もう少し前で運びたかった」
💭 川須栄彦
「スタートのロスが痛い。 あとは末脚に賭けるしかない」

■ 通過順位分析

通過順 馬番 馬名 3コーナー 4コーナー
1 5 タガノエルピーダ 1番手 1番手
2 17 エコロブルーム 2番手 2番手
3 3 カルチャーデイ 3番手 3番手
3 15 ムイ 3番手 3番手
5 7 スリールミニョン 5番手 5番手
6 12 ヨシノイースター 6番手 6番手
7 4 ソウテン 7番手 7番手
8 14 シンフォーエバー 8番手 8番手
9 11 アサカラキング 9番手 9番手
9 10 グレイイングリーン 9番手 9番手

■ 3コーナー時点の有利・不利分析

有利

タガノエルピーダは単騎逃げで 距離ロスゼロ。 エコロブルームは直後の2番手で 理想的な追走態勢。 スリールミニョンも 5番手の好位で射程圏。

不利

後方11番手以降の差し馬勢は 既に前との差が大きく、 10.9秒ラップへの対応が必要。 アスクワンタイムは ゲートロスも重なり苦しい状況。

注目

ヨシノイースターは58kgを背負いながら 6番手で待機。 ここから動けるかどうかが 勝負の分岐点となった。

■ 4コーナー時点の有利・不利分析

有利

エコロブルームは 最も理想的な2番手。 スリールミニョンも 外へ持ち出せる5番手で スムーズな加速態勢。

不利

ヤブサメ、 シュタールヴィント、 アスクワンタイムは 後方集団のまま直線へ。 上がり性能だけでは 届かない構造になっていた。

注目

タガノエルピーダの斜行。 この動きが エコロブルームへの影響となり、 レース後の裁決へ繋がった。

■ レース構造分析

3コーナーから4コーナーにかけて、 隊列そのものは大きく変化していない。

しかしラップは 11.0 → 10.9秒へ加速しており、 見た目以上にレース強度は上昇している。

この区間で前にいた馬は 「加速しながら位置を維持」し、 後方馬は 「加速しながら差を詰める」 必要があった。

結果として、 後方勢は優秀な上がりを記録しても 前との差を埋めきれなかった。

■ レース総評

平均ペースからの ロングスパート戦

2026年安土城ステークスは、 平均ペースで流れながらも 5F目から一気に加速する 「後半持続力勝負」となった。

上がり最速馬が13着、 上がり32秒台前半を使った馬たちが 軒並み掲示板外に沈んだ事実は、 このレースが単純な差し競馬ではなかったことを示している。

エコロブルームは 2番手という理想的な位置から ロスなく運び、 直線で確実に抜け出した。

タガノエルピーダは クビ差惜敗ながら 逃げ馬としては極めて高評価。

スリールミニョン、 ヨシノイースターも コーナーで動ける持続力を示した。

このレースは 「直線だけの瞬発力」ではなく、 コーナー加速への対応力と 好位確保能力 が勝敗を分けた典型例であった。

■ 最終コーナーからゴール前までのレース分析

4コーナー通過時点ではタガノエルピーダが単独先頭。 エコロブルームがぴったりマークする形で直線へ向かった。

この時点で既に6F目10.9秒というレース最速ラップを刻んでおり、 実質的には4コーナーで勝負が始まっていた。

タガノエルピーダは内ラチ沿いを通って粘り込みを図る。 エコロブルームはその直後からプレッシャーを掛け続けた。

スリールミニョンとヨシノイースターは外へ持ち出し、 持続力勝負へ移行。

一方でヤブサメ、 シュタールヴィント、 アスクワンタイムら後方勢は 強烈な末脚を使いながらも、 ポジション差を埋め切れなかった。

■ 4コーナー詳細隊列図

逃げ
⑤ タガノエルピーダ
先行
⑰ エコロブルーム
好位
③ カルチャーデイ  ⑮ ムイ  ⑦ スリールミニョン
中団
⑫ ヨシノイースター  ④ ソウテン  ⑭ シンフォーエバー
中団後方
⑪ アサカラキング  ⑩ グレイイングリーン
後方集団
① ヤブサメ  ⑧ シュタールヴィント  ⑬ アスクワンタイム
追込
⑥ レイベリング  ⑨ ビーアストニッシド  ② メイショウシンタケ
最後方
⑯ アスクワンタイム

■ 各馬分析

1着 エコロブルーム

進路取り:終始2番手追走。理想的な番手競馬。

上がり:33.0秒

評価: ロングスパート戦で最も恩恵を受けた位置取り。 斜行の影響を受けながらも勝ち切った内容は高評価。

総括: 好位+持続力+コース取り。 全てが高水準で噛み合った勝利。

2着 タガノエルピーダ

進路取り: 単騎逃げから内ラチ沿い。

上がり:33.1秒

評価: 理想的な逃げ。 クビ差まで粘った内容は非常に優秀。

総括: 敗れたがレース内容は勝ちに等しい。

3着 スリールミニョン

進路取り: 5番手から外へ持ち出し。

上がり:32.8秒

評価: 最もスムーズな加速ルートを確保。

総括: 永島騎手の判断力が光った好騎乗。

4着 ヨシノイースター

進路取り: 中団前方から外へ。

上がり:32.7秒

評価: 58kgを背負っての4着は価値が高い。

総括: 地力上位を証明した内容。

5着 カルチャーデイ

進路取り: 好位イン追走。

上がり:33.3秒

評価: ポジションは良かったが末脚勝負で劣勢。

総括: 展開利を活かし切れなかった。

■ 各馬の直線分析(後半)

6着 レイベリング

上がり:33.6秒

内容:後方から外へ持ち出し追い込むも届かず。位置取りの差が大きかった。

7着 シュタールヴィント

上がり:32.6秒

内容:優秀な末脚を発揮したが4コーナー11番手では物理的に差し届かなかった。

8着 ヤブサメ

上がり:32.5秒

内容:末脚性能は上位。展開不向きによる敗戦色が強い。

13着 アスクワンタイム

上がり:32.3秒(最速)

内容:ゲートロスが全て。能力は示したが競馬にならなかった。

■ 進路取りによる明暗

有利だった馬

  • エコロブルーム
  • スリールミニョン
  • ヨシノイースター

好位からスムーズに加速。 ロスの少ない競馬ができた。

不利だった馬

  • ヤブサメ
  • アスクワンタイム
  • シュタールヴィント

後方待機策がラップ構成と噛み合わなかった。

注目馬

  • タガノエルピーダ
  • ヨシノイースター
  • スリールミニョン

次走条件次第で大きく評価を上げられる内容。

RACE REVIEW
2026年安土城ステークスは、 平均ペースから後半ロングスパート戦へ移行した典型例。 前半で脚を温存できた先行勢が、 4コーナーから一気に加速し、 後方勢の鋭い末脚を封じ込めた。 上がり最速馬が馬券圏外に敗れ、 好位勢が上位を独占した結果は、 ラップ構成とポジションの重要性を明確に示している。
このレースの本質

「コーナーを回りながら10.9秒ラップを刻めるか」 が全馬の命運を分けた。

このレースは瞬発力勝負ではない。 4コーナー以前からスパートできる 持続力とポジションが必要だった。

上がり最速の馬が13着。 上がり33.0秒〜33.1秒の先行馬が ワンツーフィニッシュ。

それがこのレースの全てを物語っている。

■ 最終結論

安土城ステークス2026は 「平均ペースからの後半持続力戦」。

前半の位置取り、 4コーナーでの加速能力、 ロングスパート適性。

この3要素を兼ね備えた エコロブルームが最も理想的な競馬を行った。

今後の京都芝1400m外回りでは、 「好位確保+持続力型」 を最重要評価軸として考えるべきレースであった。