■予想段階では「ミドル〜ハイペース気味になりやすく、先行勢のスタミナが削られる」という展開を軸に据えていた。ところが実際の前半1000mは61.3秒という明確なスローであり、ペースの読みには根本的な誤りがあった。
■先行力上位の4頭(ペイシャシス・コウギョク・エイシンウィスパー・リアライズルミナス)が前を主張してペースが上がると予想したが、実際は12番スタニングレディが単独で主導権を握り、ペースを落としたまま向正面を通過した。先行争いが激化するという読みは外れた。
■ラスト3Fが11.3→11.2→11.1という右肩下がりの加速ラップとなったことは、スローからの一気の末脚勝負という構造を明確に示している。差し馬有利という結論自体は正しかったが、その根拠となるペース推移の読みは実態とかけ離れていた点は率直に認識しておく必要がある。
■「スロー→加速ラップ」という展開では、中団後方で脚を溜めた馬が最も有利になる。差し馬有利という予想の方向性は結果として一致したが、その理由が「先行馬の消耗」ではなく「後半の瞬発力勝負」によるものだった点は区別して認識しておきたい。