キング騎手は、この馬で過去に重賞を制した際の「成功体験」を強く意識しています。中山2200mという舞台は、この馬のしぶとい持久力が最も活きる場所だと理解しており、先行して粘り込む形を理想としています。1番枠という最内枠を引き当てたことで、心理的には「迷い」が消えた状態と言えるでしょう。外から被せられる前に位置を取りたいという焦りはあるものの、馬の力を信じてじっと我慢する余裕も持ち合わせています。人気馬たちの動向を見ながら、最短距離を通って一発を狙う「虎視眈々」とした落ち着きが感じられます。
最内枠の利を最大限に活かし、ロスを極限まで削る立ち回りに徹します。具体的には、スタートから最初のコーナーまでに中団の内側、理想的には5番手から7番手のインコースを確保します。アウスヴァールが作るペースが極端に遅くならない限り、道中は動かずにじっとして体力を温存します。勝負どころの4コーナーでは、外に持ち出すリスクを避け、前がバラけるのを待って内側の隙間を突く「経済コース優先」の走りを展開します。スタミナ勝負に持ち込むため、直線入り口で少しでも早く前が開く形を作ることが唯一の狙いです。
思考整理と根拠
根拠:1走前のステイヤーズSでは距離が長すぎた可能性があり、得意の2200mに戻ることはプラスです。過去にキング騎手とのコンビで好走している点から、手の内に入れていると判断。内枠から無理に外へ出すよりも、距離ロスを防ぐことがこの馬の持ち味である「しぶとさ」を活かす唯一の手段であるため、この心理と戦略が導き出されます。