今回の青葉賞は東京芝2400mという長丁場で、3歳馬による18頭立てのGII戦。コースの特性として東京の長距離は直線が長く、最後の直線で末脚勝負になりやすい。そのため差し・追い込み型の馬が有利になりやすい半面、先行して持続力で押し切るタイプにも展開次第ではチャンスがある。
騎手の質を整理すると、川田・坂井・レーン・武豊・横山武は安定した実績を持つ上位グループ。菅原辰・矢野貴は実績が全体最下位水準にあり、他のグループと大きな差がある。この差は18頭立てという頭数の多さでさらに影響が出やすい状況といえる。
勝負気配の観点では、ブラックオリンピアが前走・2走前ともに1着で川田継続という最も整った条件を持つ。ノーブルサヴェージは前走1着でレーンへの強化乗り替わりがプラス。テルヒコウは坂井継続で先行力が全馬トップだが、2走前の重賞大敗という不安要素が残る。シャドウマスターは前走1着・北村継続で安定感があり、ゴーイントゥスカイは武豊への乗り替わりで人気以上の走りを期待させる。タイダルロックは決め脚が全馬最高値で、差し展開になれば浮上する可能性がある。
人気帯はブラックオリンピア・テルヒコウ・ノーブルサヴェージに集中すると見られ、ゴーイントゥスカイ・タイダルロック・シャドウマスターがそれに続く形になりそう。ラストスマイルは能力値が全馬最高だが前走は6着で、状態面の確認が必要。サガルマータは穴馬得点が全馬最高で、前走の勝ち上がりから上昇途上にある可能性がある。展開面では先行馬が多く、中盤でペースが緩む可能性もあり、直線での末脚比べに持ち込まれると差し馬が有利になると考えられる。
川田騎手はブラックオリンピアとの騎乗歴が長く、馬の挙動を熟知している状態でこのレースに臨む。前走・2走前ともに1着と連勝中であることから、騎手の心理的余裕は全出走馬の中でも最も高い部類に入ると考えられる。人気を集めることが予想されるため、余計なプレッシャーがかかりやすい立場でもあるが、川田騎手は大舞台での経験が豊富で、それを冷静に処理できる可能性が高いと見られる。2枠という内目の枠を得ており、ポジション取りの選択肢が広く、精神的なゆとりを持って道中を進められる条件が揃っている。馬体重が重めで安定しているタイプの馬であり、状態面の不安は比較的少ないと読める。前走のアザレア賞でも馬の力を余力を持って引き出した騎乗が確認できており、同様の余裕ある競馬を今回も意識している可能性がある。
戦略2枠という内目の枠から、序盤はインコースを確保しつつ先行集団に付ける形が最も自然な選択と考えられる。先行力の数値は全体中位以上にあり、先団のやや後ろから追走するポジションを取りやすい。東京の長距離は最後の直線が長く、ペース次第で前崩れが起きる可能性もあるが、川田騎手は馬の体力を温存しながら直線まで持たせる騎乗が得意な傾向がある。テルヒコウが逃げる展開が想定される中、2番手から3番手あたりに収まり、直線で並ぶ間合いを計る形が最も予想される行動パターンといえる。人気馬として外から差されるリスクを最小化するために、早め進出で直線の末脚勝負を主導する展開も考えられる。
レーン騎手はこの馬を初めて騎乗する立場だが、前走の水仙賞での内容を事前に研究したうえで臨んでいると考えられる。前走1着という結果が乗り替わりの追い風となっており、心理的には自信を持って臨める状況といえる。7番枠というやや外目の枠は、外国人騎手が好む見通しの良いポジションでもあり、レーン騎手の積極的な競馬スタイルと噛み合いやすい面がある。馬のキャリアが2戦と浅く、未知の部分が多い点は不確定要素として意識しているはずだが、逆に初見の相手に対しても冷静に対応できる経験を持つ騎手でもある。人気を集めると予想されるが、それに臆することなく自分の競馬を貫こうとする姿勢が期待できる。
戦略7番枠からのスタートで、外目から自分のペースで道中を進める形が最も自然と考えられる。馬の先行力と決め脚のバランスが良好で、先団から中団付近でポジションを確保しつつ、直線で末脚を使う競馬が最も合っている可能性がある。レーン騎手は積極的にポジションを取る傾向があるため、テルヒコウの逃げに対して2番手から3番手付近に収まる展開が想定される。東京の長い直線を活かした末脚勝負に持ち込めれば、能力値の高さが最大限に発揮されやすいと考えられる。外目の枠を活かして直線で進路をスムーズに確保できるかが、この馬の結果を左右する鍵になると見られる。
坂井騎手は前走の大寒桜賞でテルヒコウの逃げ切り勝ちを経験しているが、前々走のスプリングSでは14着と大敗という振れ幅の大きい馬であることも把握している。そのため今回のレースでは、ペースをコントロールしながら馬のリズムを崩さないことを最優先として乗るのではないかと考えられる。先行力が全馬トップという数値は心理的な後押しになる一方で、18頭立てという多頭数の中で逃げ切れるかどうかの不安も意識せざるを得ない状況といえる。前走から3週という短い間隔での出走もあり、馬の状態を丁寧に確認しながら序盤の位置取りを判断する可能性がある。
戦略先行力が全馬トップという数値から、ハナを奪って自分でペースを作ることが最も理にかなった選択と考えられる。3番枠はやや内目で、外の馬に先行されるリスクが相対的に低く、先頭に立ちやすい条件といえる。ただし18頭立ての多頭数でペースが乱れると末脚型に差されるリスクが高くなるため、前半から無理にペースを上げず、向正面で一旦ペースを落として体力を温存する戦術を選択する可能性がある。直線で末脚型に捕まらないよう、4コーナーで早めに手を動かして後続との差を作る形が予想される行動パターンといえる。展開がテルヒコウに向けば、先行有利の流れを作れる可能性がある。
北村友一騎手は前走のゆきやなぎ賞で1番人気に応えて勝ち切った実績を持ち、馬との信頼関係が築かれている状態でこのレースに臨む。継続騎乗という安心感があり、心理的な余裕は比較的高いと考えられる。8番枠という最外付近の枠は、先行する場合にやや不利な位置だが、中団から追走する形ならそれほど気にならない位置でもある。3歳GIIという格のあるレースへの挑戦は未経験の部分もあるが、前走の内容から自信を持って臨める状況といえる。隣の8枠にゴーイントゥスカイ(武豊)とケントンがおり、序盤の位置取りで外目から被される展開になると前半が忙しくなる可能性がある。
戦略8枠という外目から中団付近に収まり、馬群の外目でポジションを維持しながら直線勝負に持ち込む形が最も自然と考えられる。シャドウマスターは先行力と決め脚のバランスが取れたタイプで、前走でも中団から徐々に順位を上げて押し切る形が確認できる。東京の長い直線を活かして末脚を使う展開が合っている可能性がある。人気馬のブラックオリンピアやノーブルサヴェージを意識しながら、それらに遅れず直線に入ることを優先した騎乗が予想される。武豊・ゴーイントゥスカイとの外の争いでポジションを失わないよう、序盤から積極的な位置取りを心がける可能性がある。
三浦騎手はタイダルロックとの騎乗を継続しており、馬の特性を把握している状態で臨む。近2走がGII・GIIIでの4着という安定した結果を残しており、心理的には落ち着いて乗れる立場といえる。ただし上位に届ききれていない現状もあるため、今回こそ直線での末脚を最大限に活かしたいという意識が高まっている可能性がある。決め脚の数値が全馬最高水準という武器を理解したうえで、如何に最後に脚を残すかを最優先に考えた競馬をする可能性がある。4番枠という中内目の枠は馬群の中での追走がしやすく、末脚型の馬には比較的有利な位置といえる。
戦略決め脚の数値が全馬最高という武器から、道中は脚を溜めて最後の直線で一気に末脚を使う差し戦術が最も合った形と考えられる。4番枠は外を回るロスが少ない位置で、馬群を縫って進路を確保しやすい。三浦騎手の近走の傾向から、前半は無理に前に出ず中団付近で追走し、3コーナー以降からポジションを上げる形が想定される。テルヒコウが逃げてペースをコントロールした場合、前半が落ち着いた流れになりやすく、末脚型には厳しい展開になる可能性がある。逆に多頭数で前半が流れた場合は、末脚型に有利な流れになるため、タイダルロックの出番が増えると考えられる。
武豊騎手はゴーイントゥスカイへの初騎乗となるが、馬の過去のレース映像や調教を事前に把握したうえで臨む姿勢が想定される。前走は荻野騎手での6着という結果だったが、乗り替わりにより心機一転できる立場でもある。8番枠という外目の枠は多頭数での先行には不利だが、武豊騎手は外目からでも早めに良いポジションを確保する騎乗が得意な傾向がある。決め脚の数値が高い馬であることを意識しながら、馬の末脚を最大限に引き出す騎乗を志向する可能性がある。10週という間隔でリフレッシュできており、乗り替わりと合わせてプラスの材料が揃っている立場ともいえる。
戦略8番枠から外目を追走しながら、中団付近でポジションを確保する形が最も自然と考えられる。決め脚の数値が高いため、道中は脚を溜めて直線一本勝負に持ち込む戦術が合っている可能性がある。武豊騎手は馬に無理をさせず、直線での加速を最大限に引き出す騎乗で定評があるため、前半は省エネで進んで直線で勝負する形が予想される。テルヒコウが逃げる展開で前半が落ち着いた場合は差し馬に厳しい流れになるが、前半が流れた展開なら末脚型のゴーイントゥスカイにとって有利な条件になると考えられる。外目の枠を活かして直線での進路確保を早めに意識する可能性がある。
杉原騎手はラストスマイルとの継続騎乗で馬の特性を熟知している。能力値スコアが全馬最高という数値を把握したうえで、前走スプリングSで6着に終わった点を意識しながら臨む可能性がある。その一方で、それ以前の戦歴は安定しており本来の地力は高いと信頼している可能性もある。5週という間隔で状態の維持はできているとみられ、心理的には馬の復調を信じて前向きに臨める立場といえる。4番枠という内目の枠は先行型にも差し型にも対応しやすい位置で、騎手の選択肢が広い。
戦略能力値が全馬最高という根拠から、道中は中団付近で無理のない追走を選択し、直線で末脚を使う形が最も自然と考えられる。杉原騎手の継続騎乗から、馬の走り方に合った騎乗を選択できる立場にある。前走の内容を踏まえ、位置取りを一つ前に出す工夫をする可能性もある。4番枠は内目の利があり、進路確保がしやすい位置といえる。展開が向けば能力値の高さを発揮できる可能性があるが、前走の結果から状態面の不確かさも残る。
横山武史騎手はサガルマータへの初騎乗となる。前走で勝ち上がったばかりで上昇途上にある馬であることは把握しているが、2走経験という浅いキャリアは不確定要素でもある。穴馬得点が全馬最高という数値は、この馬が思わぬ好走をする可能性を示唆しており、それを活かす騎乗を意識している可能性がある。6番枠は中目の位置で追走しやすく、外からの馬に邪魔されにくい点は心理的な安心感につながる。実績ある騎手として、馬の能力を引き出しながら冷静に乗ることを優先する可能性がある。
戦略前走の勝ち上がりが2400mという長距離での内容であり、今回の距離への適性は問題ないと判断されている可能性がある。6番枠から中団付近で追走しながら、直線での末脚勝負に持ち込む形が最も自然と考えられる。横山武史騎手は差し馬の末脚を活かす騎乗が得意な傾向があり、サガルマータの決め脚の数値が高い点とも噛み合う。上位人気馬が先に仕掛けた際に、その内側や後ろから一気に突き抜ける展開が向けば、穴馬としての期待に応える可能性がある。
ディー騎手はノチェセラーダへの初騎乗となる。前走のすみれSで3着と一定の結果を出しており、馬の近走内容から特性を把握したうえで臨む姿勢が想定される。騎手の全体偏差値は中位程度で、他の上位騎手と比べると経験値での差がある点は意識せざるを得ない立場ともいえる。6番枠という位置は中団追走には適した枠で、ディー騎手の得意な競馬スタイルと合う可能性がある。決め脚の数値が高い馬であり、それを活かした末脚勝負を主軸に乗る可能性がある。
戦略6番枠から中団付近で追走し、直線で末脚を使う形が最も自然と考えられる。ノチェセラーダは決め脚の数値が比較的高く、差し競馬が向く展開になれば浮上できる可能性がある。ただし前走のすみれSでは先行して3着という内容もあり、馬の融通が利くタイプという印象もある。8週という間隔は問題ない範囲で、状態の維持はできていると読める。上位人気馬の動向を見ながら、その外を回る形で直線に入る戦術が想定される。
田辺騎手はミッキーファルコンとの初騎乗となる。前走1着という勢いに乗じての出走で、乗り替わりの不安を最小限に抑えたい意識がある可能性がある。騎手の偏差値合計は全馬中上位で安定しており、心理的な余裕は持って臨める立場といえる。3番枠という内目の枠は追走しやすい位置で、18頭立てでも巻き込まれるリスクが低い。ただし馬体重が他の馬より軽めのタイプであり、消耗の激しい18頭立ての多頭数では体力面の管理を意識する可能性がある。
戦略前走のキャリア1勝という経験値から、慎重に道中を進めながら直線での末脚に賭ける形が最も自然と考えられる。3番枠という内目を活かして、先行集団の後ろに付ける位置を確保する可能性がある。田辺騎手は馬に無理をさせない丁寧な騎乗で定評があり、道中の脚の使いすぎを避けながら直線に備える戦術が想定される。ただし18頭立てという多頭数は初経験に近い状況で、序盤の位置取り争いで想定外の消耗が起きる可能性もある。
津村騎手はカットソロへの初騎乗となる。前走は坂井騎手が乗っての3着という結果を踏まえ、馬の特性を理解して臨む必要がある立場にある。2週という短い間隔での出走が続いており、馬の状態管理を慎重に確認しながら序盤の位置取りを判断する可能性がある。1番枠という最内枠は内側のロスが少ない半面、多頭数では外の馬に押し込められるリスクもある位置。津村騎手の安定した騎乗スタイルを活かしつつ、馬の状態を最優先に考えた競馬を選択する可能性がある。
戦略1番枠の最内から内ラチ沿いを通って追走する形が最もロスが少ない選択と考えられる。カットソロは差し型の脚質で、前走も後方から末脚を使う形での3着だった。今回も同様に中団から後方付近で脚を溜めて直線勝負に持ち込む形が想定される。2週連続での出走という疲労面の不安から、無理に前を追わず省エネな競馬を選択する可能性がある。距離延長への対応も鍵で、前走の2400mからの継続出走は距離適性の裏付けになる。
池添騎手はアッカンとの継続騎乗を続けており、馬の挙動を把握している状態で臨む。2走前の大敗から前走5着へと立て直した経緯があり、復調の手応えを感じながら今回に臨んでいる可能性がある。5番枠という中枠は先行にも差しにも対応しやすい位置で、池添騎手の得意な柔軟な競馬スタイルに合っている。8週という間隔は適度で、疲労リスクは低いと考えられる。継続騎乗という安心感がある半面、成績の波が大きい馬に乗るプレッシャーも意識している可能性がある。
戦略5番枠から中団付近での追走を基本として、前走の5着という結果を上回ることを目標にした競馬を選択する可能性がある。池添騎手は馬の状態に合わせた柔軟な戦術を取る傾向があり、道中での位置取り変更も厭わないスタイルといえる。前走の復調を確認できた点が自信につながっており、今回は少し積極的に前目のポジションを取る可能性もある。ただし2走前の大敗という経験から、無理に動かずに馬の反応を見ながら判断する慎重さも残っている可能性がある。
佐々木騎手はヒシアムルーズとの継続騎乗を続けているが、前走8着・前々走も結果が振るわなかった経緯から、今回こそ巻き返しを狙いたい意識が高い可能性がある。15週という長期休養からの復帰戦であり、馬の実戦感覚が戻っているかどうかが最大の不安材料として意識されている可能性がある。5番枠という中枠は追走しやすい位置で、心理的な安心感を提供している。佐々木騎手は安定した騎乗力の持ち主で、馬の状態を見極めながら慎重に乗る姿勢を取る可能性がある。
戦略長期休養明けという点から、無理をさせず馬の走りに任せながら道中を進める形が最も安全な選択と考えられる。5番枠から中団付近での追走を基本として、馬の反応を確認しながら直線での末脚使いを試みる形が想定される。先行力の数値が高い馬でもあり、状態が戻っていれば前目のポジションを取ることも選択肢に入る可能性がある。ただし休み明けの初戦では馬の調子が読みにくいため、無理なポジション争いは避ける方向を選ぶ可能性が高いと見られる。
岩田康誠騎手はヨカオウとの継続騎乗を続けており、馬の特性を把握している状態で臨む。2走前は逃げ切り1着と力を示したが、前走の重賞では7着と後退した経緯があり、その原因を分析しながら今回に臨んでいる可能性がある。2週という短い間隔での出走は疲労リスクとして意識される。7番枠というやや外目の枠は先行する場合にやや不利だが、中団追走なら問題ない位置ともいえる。前走の反省を活かした騎乗を心がける姿勢が想定される。
戦略2走前の逃げ切り1着という実績から、今回も先行策を意識する可能性がある。ただし前走の重賞での7着という結果から、先行して末脚を温存する形より、道中での体力管理を優先した選択をする可能性もある。7番枠は内側の馬が先行した場合に外から被されるリスクがあるため、序盤の位置取りで迷いが生じる可能性がある。2週の短い間隔から馬の状態を見ながら無理をしない判断を選択する可能性が高いと見られる。
木幡騎手はケントンへの初騎乗で、前走の山吹賞1着という勢いに乗じて臨む立場にある。しかし前走の勝ち上がりは芝2200mでの内容で、それ以前はダート中心という経歴を持つ。芝2400mという条件への対応が未知数な点は、騎手も意識しながら慎重な判断を迫られる状況といえる。8番枠という最外に近い位置は、先行を狙う場合に最も不利な枠となり、道中の位置取りで消耗する可能性がある。木幡騎手の実績が全馬中下位水準にある点も、精神的な負担となる可能性がある。
戦略最外に近い8番枠からは先行が難しく、中団以降での追走を選択する可能性が高いと考えられる。芝の長距離への適性が未知数な点から、無理をさせず馬の反応を見ながら乗る形が最も安全な選択と見られる。ケントンの先行力の数値は中位程度で、前半の位置取り争いで外を回るロスが生じると体力を消耗しやすい。前走での芝への適応が確認できているかが鍵で、問題なければ直線での末脚使いを試みる形が想定されるが、現状では確信を持つ材料が少ない。
矢野騎手はコスモギガンティアとの継続騎乗を続けているが、騎手の偏差値合計が全馬中最下位水準であることは自覚したうえで臨んでいると考えられる。7番枠という外目の枠は先行馬には不利だが、馬の特性に合わせた追走型の騎乗なら問題ない位置ともいえる。近走で重賞での結果が出ていないことから、今回も厳しい戦いになることを現実的に意識しながら臨む可能性がある。6週の間隔は問題ない範囲で、疲労リスクは低い。
戦略7番枠から中団付近での追走を基本として、馬の状態に合わせた競馬を選択する形が想定される。コスモギガンティアは決め脚の数値が比較的高いため、末脚勝負に持ち込めれば可能性はゼロではない。ただし矢野騎手の騎乗力と重賞での対応力に限界がある点から、上位馬との差を縮めるのは難しい状況といえる。大きな波乱を起こす根拠となる材料は現状では少なく、着順を地道に維持する競馬が最も現実的な目標となる可能性がある。
吉田騎手はパラディオンへの初騎乗で、前走の京成杯14着という大敗から立て直した馬を受け持つ立場にある。13週という休養期間でリフレッシュはできているが、重賞での大敗という経験は馬の状態に影響を与えている可能性がある。2番枠という内目の枠は馬群の中での追走がしやすい位置で、初騎乗の不確実性を少しでも減らせる条件ではある。騎手の偏差値は中位以下で、一線級の騎手と比べると経験値での差がある点は意識せざるを得ない。
戦略2番枠の内目から中団以降で追走し、馬の状態を確認しながら道中を進める形が最も安全な選択と考えられる。前走の大敗からの立て直しという状況で、まずは馬に無理をさせずリズムよく走らせることを優先する可能性がある。キャリアが浅く比較材料が限られている点から、直線での末脚使いが可能かどうかも確認しながら乗る形が想定される。上位争いへの根拠が現時点では少なく、現実的な目標は着順の維持になる可能性がある。
菅原辰徳騎手は全馬中で最も実績が乏しい騎手として、このレースに臨む立場にある。29週という長期休養明けでの出走で、馬の状態が実戦レベルに戻っているかどうかが最大の課題となっている。前走の芙蓉Sで9着という結果からも、現状での力の差は大きいと意識している可能性がある。1番枠という最内枠は先行型には内ラチを利用できる利点があるが、18頭立てでの多頭数では外の馬に押し込められるリスクもある。長期休養明けという不確定要素の多い状況で、馬に無理をさせない競馬を選択する可能性が高いと見られる。
戦略1番枠の最内から先行力を活かして前目のポジションを確保しようとする可能性がある。ただし29週という長期休養明けで実戦感覚が戻っていない可能性があり、序盤から無理をさせず馬のペースに任せる形を選択する可能性もある。先行力の数値は比較的高い馬で、前半のポジション取りでは内側のロスが少ない最内枠の利を使いたい意図があるかもしれない。ただし騎手の実績と馬の状態という二つの不確定要素が重なっており、上位争いに加わる根拠となる材料は現状では非常に少ない。