小倉11R 第61回テレビ西日本賞 北九州記念(GⅢ・芝1200m)《デブ猫競馬》


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小倉芝1200mのハンデ重賞で、13頭のオープン馬が集う一戦と考えられる。情報0で示された通り、1200m重賞レベルでの実績と先行力・追走力が重要度の上位を占め、小倉芝適性やハンデ斤量も無視できない要素と考えられる。当日は重馬場発表かつ含水率が高く、トラックバイアスは好位差し優勢とされ、逃げ切り一本調子はやや不利になる可能性がある。能力面ではデアヴェローチェフリッカージャブが抜けた存在と考えられ、この2頭を中心に、勝負気配やハンデ差、展開適性を加味した総合評価を行った。

【展開予想】

小倉芝1200mはスタート後に緩やかな下り坂を経てコーナーへ向かう形状であり、序盤からペースが上がりやすいコースと考えられる。情報3のトラックバイアスによれば、当日は重馬場発表で、含水率もゴール前・4コーナー付近ともに10.5%台と高めであることから、内側のラチ沿いはやや消耗しやすく、外側から好位につけた馬に分がある可能性がある。参考レースの傾向を見ても、先行馬がそのまま残るケースと、外から差してくるケースの両方が見られ、「好位差し優勢」という推定バイアスは一定の説得力があると考えられる。想定される4角の有利ポジションは5~9番手付近とされ、逃げ切り一本調子の戦法はやや不向きになる可能性がある。

情報6の展開分析によれば、先行力の数値が全馬中最も高いアメリカンビキニ(8番)がハナを主張する可能性が高いと考えられる。これにサウンドモリアーナ(10番)、ジェニファー(2番)、フリッカージャブ(12番)が続く形で、序盤から2~4番手を形成する先行集団ができると推測される。中団にはデアヴェローチェ(7番)、ヨシノイースター(9番)、アンクルクロス(4番)が位置し、後方にはアブキールベイ(5番)、ヤマニンアルリフラ(11番)が構える隊列が想定される。

ペースについては、先行意欲の高い馬が複数おり、外枠のフリッカージャブも積極的に位置を取りにいくと考えられることから、ミドル~ハイペースに近い流れになる可能性があると推測される。ただし、アメリカンビキニは37週ぶりの休み明けであり、逃げ切るだけの持続力があるかどうかは不透明な部分もあり、道中でペースが落ち着けば先行馬に有利な展開になることも考えられる。

想定隊列(推測):
先頭:アメリカンビキニ(8)
先行集団:サウンドモリアーナ(10)・ジェニファー(2)・フリッカージャブ(12)
中団:デアヴェローチェ(7)・ヨシノイースター(9)・アンクルクロス(4)・ランフォーヴァウ(1)
後方:アブキールベイ(5)・ヤマニンアルリフラ(11)・イツモニコニコ(13)・プロトポロス(3)・オタルエバー(6)

含水率の高さから、レース後半にかけて内側の消耗が進む可能性があり、直線では外差しがやや利く展開になるとも考えられる。一方で情報3には「午後の乾燥進行による内先行回帰」という代替シナリオも示されており、発走時刻(15時45分)までの天候変化によっては先行馬が残る展開になる可能性も否定できない。総合的には、好位につけられた先行馬と、外から差し込む差し馬の双方にチャンスがある、やや流動的な展開になると推測される。

【有利な脚質】

先行(好位からの差し)/差し
情報3のトラックバイアスが「好位差し優勢」であり、4角5~9番手からの competitors が上位に来やすいと推定されるため。逃げ切り一本調子はやや不利とされており、純粋な逃げ馬よりも、先行から脚をためて差せるタイプ、あるいは好位で我慢して直線で伸びるタイプが有利と考えられる。

【展開予想を軸に能力評価】

評価得点馬番馬名理由
S77.57デアヴェローチェ 情報0の重要事項である1200m重賞レベル適性・先行力の両面で高い水準にあり、情報4の基本能力値は全馬最高の96である。葵S(G3)勝ちという重賞実績があり、3歳牝馬として53.0kgという軽量ハンデを活かせる立場にあると考えられる。脚質は中団からの差し込みタイプで、情報3の「好位差し優勢」というバイアスにも合致しやすい。騎手は川田将雅騎手で、情報2の偏差値・複勝率ともに全騎手中トップクラスであり信頼度は高い。近走は重賞勝利を含む充実した内容で、調教でも有力騎手が跨り併せ馬で先着するなど状態は良好と考えられる。単勝4.7倍・2番人気という支持を受けているが、能力・展開・気配のいずれにおいても上位評価が妥当であり、期待値オッズとの比較でも見送りとまでは言えない水準と考えられる。不安材料としては、古馬混合のGⅢで3歳馬がどこまで通用するか、4週という間隔がやや詰まっている点が挙げられる。
S73.812フリッカージャブ 情報0が重視する1200m重賞・OPレベルでの実績が豊富で、前走鞍馬S(OP)でコースレコードを記録するなど能力の高さは明らかである。情報4の先行力80.7・総合81.4は上位水準にあり、情報5の勝負気配は全馬最高の96点でS評価となっている。松山弘平騎手との継続コンビであり、情報2の騎手偏差値も高水準と考えられる。一方で8枠という外枠は情報3のトラックバイアス上ややロスが生じやすく、57.5kgという比較的重い斤量も踏まえると、内枠先行馬に比べ体力面でのハンデはあると考えられる。単勝3.3倍・1番人気という支持だが、能力・気配ともにその人気に見合う内容であり、過度な人気だけを理由とした評価下げは行っていない。不安材料は外枠からのポジション取りと斤量差である。
A73.39ヨシノイースター 北九州記念で2年連続2着という、情報0が最重視する1200m重質レベルでの実績を持つ点が大きな強みと考えられる。情報4の総合値90.4は上位水準で、先行力・決め脚のバランスも良い。情報2では田辺裕信騎手との継続騎乗であり、コース・条件への慣れという観点からプラス材料と考えられる。一方で58.0kgは全馬最重量であり、8歳という年齢面での上積みの限界も考慮する必要がある。情報3の「好位差し優勢」バイアスには先行力と決め脚の両立でも対応できるタイプと考えられる。単勝8.9倍・4番人気に対し、実績・能力の水準からはやや過小評価されている可能性があり、期待値の面でも注目できると考えられる。不安材料は斤量の重さと年齢である。
A71.710サウンドモリアーナ モルガナイトS(OP)勝ちからの参戦で、情報0が重視する重賞・OPレベルでの実績を積み重ねている。情報4の先行力77.6は上位水準にあり、情報5の勝負気配は90点のA+評価と高い。情報3のバイアスに対しては、先行しつつ決め脚も使えるタイプであり好位差しの展開にも対応しやすいと考えられる。騎手は吉村誠之助騎手との初コンビだが調教から騎乗しており連携面の準備は進んでいると考えられる。GⅢ初挑戦という点は不安材料だが、単勝15.3倍・8番人気は、これまでの評価に対してやや売れ残っている可能性があり、期待値の観点では注目に値すると考えられる。不安材料は昇級初戦であることと乗り替わりである。
A65.34アンクルクロス 情報4の決め脚81は全馬最高水準であり、先行力63.2と合わせて情報3の「好位差し優勢」バイアスに最も合致しやすいタイプの一頭と考えられる。前走はフリッカージャブに次ぐ2着という僅差の内容で、能力の高さがうかがえる。情報5の勝負気配は89点のA評価で、松若風馬騎手への乗り替わりだが調教から段階を踏んでいる点は安心材料と考えられる。56.0kgという斤量はやや重いが、能力値の高さで補える範囲と考えられる。単勝7.6倍・3番人気であり、能力面から見ると妥当か、やや過小評価されている可能性もあると考えられる。不安材料は乗り替わりと、前走で先着を許した相手(フリッカージャブ)との再戦である。
B68.61ランフォーヴァウ 谷川岳S(L)勝ちという実績があり情報0の重賞レベル適性の面では一定の評価ができる。54.0kgという軽めの斤量と1枠という内枠は、情報3のバイアス下でも位置取りの面でプラスになりうると考えられる。情報5の勝負気配は83点のA-評価で、石川裕紀人騎手との継続騎乗も安心材料である。ただし近走は1400~1600m中心であり、1200mへの距離短縮は今回が初めての試みに近く、判断材料不足の面がある。単勝19.9倍・10番人気に対し、内枠・軽ハンデという条件面の良さから見るとやや過小評価されている可能性があり、期待値面では注目できると考えられる。不安材料は距離短縮への対応である。
B67.08アメリカンビキニ 情報4の先行力98.8は全馬最高水準であり、情報6でも逃げ候補の筆頭とされている。51.0kgという軽ハンデも体力面での恩恵になると考えられる。一方で37週という長期休養明けであり、近走の好走はダートでのものであるため、芝GⅢへの適性は判断材料不足と考えられる。情報3のバイアスは「逃げ切り一本調子」にはやや不利とされており、決め脚18.2という数値からは持続力に課題がある可能性も推測される。単勝12.4倍・6番人気で、展開の主導権を握れる可能性はあるが、休み明け・芝替わりという不確定要素から評価を抑えた。不安材料は長期休養明けと芝適性の未知数な点である。
B64.02ジェニファー 50.0kgという全馬最軽量の斤量は大きな武器になりうると考えられる。情報5の勝負気配は81点のB+評価で、連闘という積極策からは陣営の前向きな姿勢がうかがえる。ただし情報4の決め脚44.4はやや低めであり、GⅢという格上げ後の相手関係にどこまで対応できるかは判断材料不足の面がある。情報0の重要事項である1200m重賞実績の面では見劣りする可能性があると考えられる。単勝16.2倍・9番人気であり、軽量というプラス材料を評価しつつも、重賞実績の乏しさから中位評価とした。不安材料は連闘による疲労と重賞実績の少なさである。
C61.95アブキールベイ 情報4の決め脚93.4は全馬最高水準で、末脚一本の能力は高いと考えられる。昨年の北九州記念3着という実績もあり、情報0の重賞レベル適性の面では一定の評価ができる。ただし先行力48.6はやや低めで、情報3のバイアスが求める4角5~9番手につけられるかは展開次第と推測される。近走は目立った着順がなく、判断材料不足の面もある。単勝15.0倍・7番人気で、末脚の高さと市場評価が拮抗していると考えられる。不安材料は前々でのポジション確保ができるかどうかである。
C61.411ヤマニンアルリフラ 昨年の北九州記念勝ち馬であり、情報0が最重視するこのレースでの実績を持つ点は評価できる。ただし情報4の先行力34.4は全馬最低水準で、57.5kgという重い斤量も踏まえると、情報3のバイアス下で好位を確保するのは難しい可能性があると推測される。近走は高い格のレースで着外が続いており、状態面は判断材料不足である。団野大成騎手との継続騎乗は安心材料だが、単勝11.4倍・5番人気に対しては、先行力の低さと斤量の重さから見て、やや人気が先行している可能性があると考えられる。不安材料は位置取りと斤量である。
D59.713イツモニコニコ 53.0kgという軽めの斤量は評価できる材料だが、8枠13番という最外枠は情報3のバイアス下で距離ロスが生じやすく不利になると考えられる。近走は着外が続いており、情報0の重賞実績の面でも見劣りする。藤懸貴志騎手への乗り替わりも初コンビであり判断材料不足である。単勝30.9倍・12番人気は、現状の内容から見て妥当な評価水準と考えられる。不安材料は最外枠と近走内容である。
E51.83プロトポロス 近走はダート路線が中心であり、今回の芝GⅢへの転換は大きな条件変化と考えられる。情報4の総合値59.9は全馬中でも低い水準にあり、情報0が重視する1200m重賞・小倉芝適性の両面で判断材料不足の面が大きい。幸英明騎手への乗り替わりも初コンビである。単勝59.9倍・13番人気は現状のデータから見て妥当な評価と考えられる。不安材料は芝適性が未知数な点である。
E51.16オタルエバー 情報4の総合値50は全馬最低であり、情報0の重賞レベル適性の面でも見劣りすると考えられる。7歳という年齢面での上積みの限界もあり、近走成績にも波がある。角田大和騎手との継続騎乗は安心材料だが、能力面の見劣りを補うには至らないと考えられる。単勝24.7倍・11番人気は現状の内容に見合う水準と考えられる。不安材料は能力面の低さと年齢である。

【消し要素の多い馬】(上位5頭)

馬番馬名理由
3プロトポロスダートから芝への転換で適性が判断材料不足。情報4の総合値も低水準で、重賞実績も乏しいと考えられる。
6オタルエバー情報4の総合値が全馬最低。7歳という年齢面の上積み限界と近走成績の波が不安材料と考えられる。
13イツモニコニコ最外枠でトラックバイアス上の距離ロスが懸念される。近走内容も物足りず、騎手も初コンビである。
2ジェニファー連闘という日程に加え、GⅢという格上げへの対応が判断材料不足。決め脚もやや低めと考えられる。
8アメリカンビキニ37週の長期休養明けで、好走歴はダートに限られる。逃げ切り一本調子はバイアス上不利とされる点も懸念材料である。

【不安要素の少ない馬】(上位5頭)

馬番馬名理由
7デアヴェローチェ能力値最高水準に加え、軽量・有力騎手・展開適性が揃っており、大きな不安材料が見当たらないと考えられる。
12フリッカージャブ実績・勝負気配ともに最上位で、外枠という点を除けば大きな不安材料は少ないと考えられる。
9ヨシノイースターコース実績が豊富で継続騎乗。斤量の重さ以外に大きな不安材料は見当たらないと考えられる。
10サウンドモリアーナ近走の勢いがあり勝負気配も高水準。GⅢ初挑戦という点を除けば不安材料は少ないと考えられる。
4アンクルクロス決め脚が全馬最高水準で前走も僅差の内容。乗り替わりという点を除けば不安材料は少ないと考えられる。

【期待値が高い馬】(上位5頭)

馬番馬名理由
1ランフォーヴァウ単勝19.9倍・10番人気だが、内枠・軽ハンデという条件面の評価に対し市場人気がやや低く、期待値面で妙味があると考えられる。
10サウンドモリアーナ能力評価では上位に位置するにもかかわらず単勝15.3倍・8番人気に留まっており、市場が過小評価している可能性があると考えられる。
9ヨシノイースターコース実績・能力評価ともに上位だが単勝8.9倍・4番人気に留まっており、実力相応かやや割安である可能性がある。
2ジェニファー最軽量斤量という好材料に対し単勝16.2倍・9番人気は評価がやや控えめであり、市場との乖離が見られると考えられる。
7デアヴェローチェ能力評価トップにもかかわらず単勝4.7倍・2番人気に留まっており、実力に対し過剰な人気とまでは言えない水準と考えられる。

【本命・対抗・特注・推奨1・推奨2】

馬番馬名
本命7デアヴェローチェ
対抗12フリッカージャブ
特注10サウンドモリアーナ
推奨19ヨシノイースター
推奨24アンクルクロス

本命はデアヴェローチェとした。情報0が最重視する1200m重賞レベル適性の面で葵S(G3)勝ちという実績を持ち、情報4の基本能力値は全馬最高の96という水準にある。情報3のトラックバイアス「好位差し優勢」にも中団からの差し込みという脚質が合致しやすいと考えられ、情報5の勝負気配も95点のS評価と高い。軽量ハンデと有力騎手という条件も揃っており、情報0からの評価順位を大きく覆す材料は見当たらないため、総合的に本命として選定した。

対抗はフリッカージャブとした。前走コースレコードという能力の高さ、情報5の勝負気配96点という全馬最高評価、継続騎乗という安定感から、デアヴェローチェに次ぐ評価とした。8枠という外枠がやや不安材料だが、先行力の高さでカバーできる範囲と考えられ、情報0・情報6のいずれとも矛盾しない評価と考えられる。

特注はサウンドモリアーナとした。情報0の重視する重賞・OPレベルでの実績(モルガナイトS勝ち)を持ちながら、単勝15.3倍・8番人気と市場での評価は高くない。能力評価では上位に位置しており、情報1(市場評価)との乖離が大きいことから、市場が過小評価している可能性を重視し、4番人気以下からの一頭として選定した。

推奨1のヨシノイースターは、北九州記念での連続好走という情報0の最重要項目に直結する実績を持ちながら、4番人気という中位評価に留まっている点を評価した。推奨2のアンクルクロスは、決め脚が全馬最高水準にあり、前走で僅差の2着という内容から、情報3のバイアスにも合致しやすいと判断し選定した。いずれも情報0の思想と矛盾しない評価であり、情報0を覆す判断は行っていない。