中山の芝1800mは内回りコースで、最初のコーナーまでの距離が比較的短いため、序盤のポジション争いが結果に直結しやすいコースです。直線も短く、後方からの差しが届きにくい性質があります。このため、先行力を持つ馬が有利になりやすく、逃げ・先行勢がレースの主導権を握りやすい舞台といえます。
今回の鍵となるのは13番エリカエクスプレス(武豊)の逃げです。過去のGI複数戦で逃げの形で好走してきた実績があり、この馬がどういうペースで逃げるかが全馬の展開判断に影響します。逃げに競りかける馬が現れれば流れが速くなり、後方待機の馬にもチャンスが生まれますが、武豊がマイペースで運べれば先行馬に有利な展開になる可能性が高いと考えられます。
16番レーゼドラマ(丹内祐次)も先行力の高い馬で、前走で1着と勢いがあります。ブリンカー着用の影響でより積極的な先行策をとる可能性もあり、エリカエクスプレスとのハナ争いが展開の分岐点になりそうです。人気面では9番ステレンボッシュ(ルメール)が斤量の重さと近走不振を抱えながらも実績で注目を集め、4番パラディレーヌ(岩田望来)と13番エリカエクスプレス(武豊)が上位人気を形成すると予想されます。10番アンゴラブラック(戸崎圭太)は近走安定感から中人気帯での支持が見込まれます。
ハンデ差については、52kgの6番アンリーロードや53kgの馬たちが軽量を活かせるかが一つの焦点ですが、軽ハンデ馬の近走成績が振るわないケースが多く、単純に斤量だけで浮上するかは判断が分かれます。馬場状態が良馬場であれば先行力のある馬が粘りやすく、重め・時計のかかる馬場になれば後方の決め脚型にもチャンスが生まれる形になると考えられます。