3回新潟3日 8R・15:45発走・ダート1800m・11頭立てBSN賞(L)《デブ猫競馬》


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新潟ダート1800m・11頭立てで行われる本レースは、少頭数のため進路取りの不利が出にくく、各馬の地力がそのまま反映されやすい一戦と考えられる。馬場は稍重で、前めの位置を多少評価できる一方、当日の天候変化次第で状態が動く余地も残る。展開面では先行争いに加わりそうな馬が複数おり、道中でペースが締まりやすく、差し・追い込み勢に展開の恩恵が回る可能性があると考えられる。能力面ではタガノバビロンが持続力・末脚性能の面で頭ひとつ抜けた存在と見られ、カズタンジャーが騎手・気配の両面で追う形になりそうである。

展開予想

馬場状態は稍重であり、乾いた良馬場を前提とした評価は適切ではないと考えられる。早朝時点のダート含水率はゴール前・4コーナーとも大きな差がなく、内外どちらかを明確に優位とする材料は確認できない。前めの位置を多少評価できる程度の傾向はあるものの、強い先行バイアスと断定するには材料が不足しており、中程度の前有利にとどまると考えられる。

脚質面では、ピカピカサンダー、アムールドパリ、メイショウズイウンあたりが前めに位置取る可能性があり、これらの馬が主導権を争う形になれば、道中のペースは締まりやすくなると推測される。想定ペースはミドルペース(やや速い流れ)と考えられ、極端なスローにはなりにくいものの、突出したハイペースと断定するほどの根拠もない。

想定隊列としては、先頭集団にピカピカサンダー・アムールドパリ、やや離れてメイショウズイウンが構え、中団にフタイテンロック・カズタンジャー・ハビレが位置し、後方にタガノバビロン・ショウナンライシン・ハセドン・ベルイストワール・ピースオブザライフが構える形が想定される。

出走メンバーの構成を見ると、前方に位置しそうな馬より中団から後方で脚をためる馬の数の方が多く、前が競り合う形になれば後方勢へ展開の恩恵が生まれやすいと考えられる。稍重の馬場が前めの位置を多少後押しする一方、頭数の多さで前がやや速い流れになりやすい点を踏まえると、最終的には差し・追い込み勢が台頭しやすい展開になる可能性があると推測される。ただし、馬場状態はレースまでの天候次第で変化する余地があり、この前提が変わればペース感も変化しうる点には留意が必要である。

有利な脚質

差し追い込み

前めの位置を多少評価できる馬場ではあるものの、強い先行バイアスと断定できる根拠はなく、むしろ先行争いに加わる馬が複数いることで道中のペースが締まりやすいと考えられる。出走メンバーの脚質構成でも中団から後方に位置する馬の数が多く、前が競り合えば直線で脚をためた差し・追い込み勢に展開の利が生まれやすいと考えられる。

展開予想を軸に能力評価

評価得点馬番馬名理由
S 97.6 3 タガノバビロン 思考過程が重視するダート1800m適性・持続力・末脚性能のいずれにおいても、能力データ上もっとも高い数値を示しており、整合性は高いと考えられる。新潟ダート1800mの長い直線を考えると、決め脚の高さは大きな武器になり得る。脚質は差しで、展開予想が示す有利脚質とも合致しており、馬場適性についても稍重の馬場を前提とした評価で不利になる材料は見当たらない。騎手は成績・同条件実績ともに上位で、継続騎乗という点も安定材料と考えられる。勝負気配データでも高評価となっており、間隔・調整面に不安を示す材料は確認できない。オッズは1番人気相当で、能力・展開・気配のいずれから見ても評価に見合った水準と考えられ、過大人気とまでは言い切れない。不安材料としては、人気の集中により妙味は限定的である点が挙げられる。
A 74.7 6 カズタンジャー 能力データ自体は中位クラスだが、脚質は差しで展開予想の有利脚質に合致し、稍重の馬場評価との矛盾もないと考えられる。距離適性についても数値上大きな不安は見られない。騎手評価はデータ上もっとも高い水準にあり、同条件実績も高い数値を示している。勝負気配データも高評価で、間隔を取った上での騎手起用が積極的と読み取れる点は前向きな材料と考えられる。オッズは2番人気で、能力面では突出しないものの、展開・騎手・気配のそろい方から見て過大評価とは言い切れない。不安材料としては、素の能力値は上位2頭よりやや見劣りする点が挙げられる。
A 82.1 5 ショウナンライシン 能力データは上位クラスで、決め脚も高い数値を示している。脚質は追い込みで展開予想の有利脚質に合致し、馬場適性についても大きな矛盾は見られない。距離適性は数値上問題ない水準と考えられる。一方で騎手評価はデータ上やや低めで、勝負気配データも標準からやや控えめにとどまっており、二次的な材料では強い後押しとまでは言えない。オッズは中位人気にとどまっており、能力・展開の噛み合いを踏まえると、市場評価がやや低めに出ている可能性があると考えられる。不安材料は騎手成績と気配面の伸びに欠ける点である。
B 84.6 1 ピカピカサンダー 能力データは全馬中2番目に高く、距離適性・実戦能力の面では上位に位置すると考えられる。ただし脚質は先行で、展開予想では前が競り合いやすい構成が示されており、有利脚質からは外れる。これは能力面の高評価をもとに大幅に減点する趣旨ではなく、展開を軸にした評価という観点から相対的に一段下げたものであり、能力そのものを否定するものではない。馬場適性、騎手評価(継続騎乗)、勝負気配データはいずれも良好で、近走から今回への流れに大きな不安は見当たらない。オッズは4番人気で、能力面から見れば決して過大な人気とは言えない水準と考えられる。不安材料は、想定される前傾ペースの中で先行力を最後まで持続できるかという点である。
B 80.6 9 ハセドン 決め脚は全馬中2番目に高い数値を示しており、直線での持続力という観点では評価できる材料と考えられる。脚質は追い込みで展開予想の有利脚質に合致する。距離面では中距離への変更となる点があり、適性の見極めには判断材料不足の部分も残る。騎手評価はデータ上やや低めで、勝負気配データも標準からやや控えめとなっている。オッズは中位から下位人気にとどまっており、決め脚の高さを踏まえると市場評価がやや割安に出ている可能性があると考えられる。不安材料は距離変更への対応力である。
B 78.8 10 ハビレ 能力データは中位上で、脚質は差しで展開予想の有利脚質に合致する。馬場適性、距離適性ともに大きな不安材料は見当たらない。騎手は経験豊富な騎手への変更で、成績面も平均的な水準にある。勝負気配データはやや高めで、状態面に大きな不安は読み取りにくい。オッズは5番人気で、能力・展開の噛み合いを踏まえると妥当からやや割安な水準と考えられる。不安材料は、短い間隔での連戦がどこまで上積みにつながるかという点である。
B 79.7 2 アムールドパリ 能力データは中位上に位置し、距離適性についても大きな問題は見当たらない。ただし脚質は先行~好位で、展開予想の有利脚質からは外れる。馬場適性面で明確な不利はないと考えられる。騎手は乗り替わりとなっており、継続騎乗ほどの安定感は確認できない。勝負気配データは標準以上で、間隔面には前向きな材料がある。オッズは3番人気で、能力面だけを見れば妥当な範囲だが、展開面のマイナスを踏まえるとやや人気が先行している可能性も考えられる。不安材料は前傾ペースでの息切れリスクである。
C 66.5 7 メイショウズイウン 能力データは中位からやや下に位置する。脚質は好位~差しで、展開予想上は有利脚質にやや近いと考えられる。距離面では今回条件へ戻す形となり、これ自体は前向きな材料と考えられる。騎手は乗り替わりで、成績面も平均をやや下回る水準にある。勝負気配データは標準的で、突出した材料は見当たらない。オッズは6番人気で、能力面から見て過小・過大のどちらとも言い切れない水準と考えられる。不安材料は騎手成績と絶対能力の両面である。
C 69.4 4 フタイテンロック 能力データは中位からやや下に位置し、距離適性の面でも突出した材料は見当たらない。脚質は先行~差しで展開への対応幅はあるが、有利脚質と明確に合致するとまでは言えない。騎手成績は平均をやや下回る水準にある。勝負気配データもやや控えめで、強い上積みを示す材料は限られる。オッズは中位からやや下位の人気で、能力面から見て積極的に狙う根拠には乏しいと考えられる。不安材料は絶対能力と勝負気配の両面である。
D 59.3 11 ベルイストワール 能力データは全馬中下位に位置する。脚質は追い込みで展開予想の有利脚質には合致するものの、絶対能力の低さを補うほどの材料とは言い切れない。騎手成績はデータ上もっとも低い水準にある。勝負気配データは標準的で、継続騎乗という点は前向きだが、他の材料と比べると突出しない。オッズは下位人気で、能力面を踏まえるとやや厳しい評価とならざるを得ない。
E 53.5 8 ピースオブザライフ 能力データは全馬中もっとも低い水準にある。脚質は追い込みで展開自体への適性はあるものの、絶対能力の低さが大きな課題と考えられる。騎手は継続騎乗だが、成績面での後押しは限定的である。勝負気配データも低めで、状態面での積極的な材料は確認できない。オッズは全馬中もっとも人気を集めておらず、能力面から見て市場評価は妥当な範囲と考えられる。

消し要素の多い馬(上位5頭)

馬番馬名理由
8ピースオブザライフ能力データが全馬中もっとも低く、勝負気配データも低め。展開面での適性はあるが、絶対能力の不足を補う材料に乏しいと考えられる。
11ベルイストワール能力データが下位で、騎手成績もデータ上もっとも低い水準。脚質は展開に合うものの、他の材料が伴っていないと考えられる。
4フタイテンロック能力データが中位を下回り、勝負気配データもやや控えめ。展開面でも明確な優位性を示す材料に乏しいと考えられる。
7メイショウズイウン絶対能力が中位を下回り、騎手成績も平均を下回る水準。距離を戻す点は前向きだが、それを補って余りある材料とまでは言えない。
2アムールドパリ能力自体は中位以上だが、脚質が展開予想の有利脚質から外れ、騎手も乗り替わり。前傾ペースでの息切れリスクが懸念材料と考えられる。

不安要素の少ない馬(上位5頭)

馬番馬名理由
3タガノバビロン能力・展開適性・騎手・勝負気配のいずれにおいても高水準でそろっており、明確な不安材料は見当たらない。
6カズタンジャー展開適性・騎手評価・勝負気配データがいずれも高水準で、能力面の中位という点以外に大きな不安は見当たらない。
1ピカピカサンダー能力データ・騎手評価・勝負気配データはいずれも良好。展開面での先行有利度がやや不透明な点のみが留意点と考えられる。
10ハビレ能力・展開適性・勝負気配データがそろっており、騎手変更もベテラン起用でマイナス材料とまでは言えない。
9ハセドン決め脚の高さと展開適性が噛み合っており、距離変更への対応力以外に大きな不安材料は見当たらない。

期待値が高い馬(上位5頭)

馬番馬名理由
9ハセドン決め脚の高さと展開適性の良さに対して、当日オッズの人気順は中位から下位にとどまっており、市場評価が能力・展開の噛み合いに対してやや割安に出ている可能性があると考えられる。
5ショウナンライシン能力データは上位クラスで展開適性も良好だが、人気は中位にとどまっており、能力面から見て市場評価がやや低めに出ている可能性があると考えられる。
10ハビレ能力・展開適性・勝負気配のそろい方に対して人気は中位で、過度な人気集中は見られず、妥当からやや割安な水準と考えられる。
7メイショウズイウン距離を戻す好材料がありながら人気は中位にとどまっており、能力面から見て過大人気とは言えない水準と考えられる。
4フタイテンロック能力面での積極評価はできないが、人気も下位にとどまっており、能力に見合わない過大な支持は集まっていないと考えられる。

総合結論

区分馬番馬名
本命3タガノバビロン
対抗6カズタンジャー
特注10ハビレ
推奨19ハセドン
推奨25ショウナンライシン

選定理由

本命はタガノバビロンとした。思考過程が最重要視するダート1800m適性・持続力・末脚性能のいずれについても能力データ上もっとも高い数値を示しており、展開予想が示す有利脚質(差し)とも合致する。馬場適性・騎手評価・勝負気配データのいずれにも大きな不安材料が見当たらず、複数の判断軸がそろって同じ方向を示している点を重視した。オッズについても人気は集中しているが、能力・展開・気配のいずれから見ても過大評価とまでは言えず、本命評価の妥当性を損なうものではないと考えられる。

対抗はカズタンジャーとした。能力データ自体は中位クラスにとどまるが、展開予想の有利脚質に合致し、騎手評価データがもっとも高い水準にあること、勝負気配データも高評価であることを踏まえ、複数の補強材料が高水準でそろっている点を重視した。能力面の中位という一点のみを理由に評価を下げることは行っていない。

特注はハビレとした。4番人気以下の中で、能力・展開適性・勝負気配データのバランスがもっとも良いと考えられる点を重視している。経験豊富な騎手への変更もマイナス材料とまでは言えず、短い間隔での出走という点のみが留意材料であり、これのみを理由に大きく評価を下げるべきではないと判断した。

推奨1のハセドンと推奨2のショウナンライシンは、いずれも能力データと展開適性は高水準にありながら、当日オッズ・人気の面では市場評価が控えめにとどまっている馬として選定した。ハセドンは決め脚の高さ、ショウナンライシンは能力値そのものの高さが根拠であり、騎手評価や勝負気配データがやや控えめである点を割り引いても、期待値の観点からは注目できると考えられる。

なお、ピカピカサンダーは能力データ上2番目に高い数値を示しており、この評価軸だけを見れば上位指名も検討し得る馬である。ただし今回は展開予想を軸にした評価という観点から、先行という脚質が有利脚質と合致しない点を考慮し、本命・対抗ではなく総合結論の中では一段控えめな位置づけとした。これは能力面の評価そのものを否定する趣旨ではなく、展開面の噛み合いを重視した結果であることを明記しておく。