今回の羅生門ステークスは、乾燥が進んだ「力の要るダート」と、京都特有の「芝スタートおよび淀の坂」が組み合わさった非常にタフな一戦です。近4走の通過順位から、序盤に好位を確保できない馬は不利を受ける可能性が高いと判断し、選別を行いました。展開面では、1番人気と予想される先行馬ピエマンソンに対し、他騎手が早めの牽制を行うことで生じる「差し展開」の利を追求します。能力評価ではルメール騎手騎乗のエストレヤデベレンや坂井騎手のダノンスウィッチを高く評価しつつ、期待値の観点から4番人気以下の伏兵を軸に据えた戦略を組み立てました。
京都ダート1400mは、芝コースからスタートして約150メートル以上を走るため、序盤のスピードが出やすい構造になっています。情報3によると、当日の馬場は含水率1.0パーセントから1.1パーセントと非常に乾燥しており、砂が深くパワーを必要とする状態です。
まず隊列について考えます。情報4で先行力100を誇るヴェロクオーレ(高杉騎手)が、若手らしい積極的な心理(情報6)でハナを主張するでしょう。これに、砂を被りたくない心理が働くスマートリアファル(松若騎手)が競りかけ、ペースは緩みのないハイペースになると推測されます。
次に騎手心理の影響です。今回の1番人気は先行型のピエマンソン(池添騎手)と予想されます。制約に基づき、「人気馬の動きと逆の展開にしようとするバイアス」を考慮すると、有力馬の騎手たちはピエマンソンを早めに捕まえようと動き、結果として先行勢には厳しい「差し展開」が生まれる可能性が高いと考えられます。
特に王者の余裕を見せるルメール騎手のエストレヤデベレンや、虎視眈々と差し切りを狙う西村騎手のセミマルは、この激しい流れを好位の直後でやり過ごし、体力を温存できるポジションに収まるはずです。淀の坂の下りでは先行勢が乾燥した重い砂に脚を削られる中、後方から勢いをつけた差し馬たちが台頭するでしょう。
先行/差し
乾燥した重いダートでは、後方過ぎると砂被りの影響を強く受け体力を消耗します。1コーナーを半分より前の位置で通過し、直線で鋭い脚を使える「好位差し」の馬が最も有利になると推論します。
| 評価 | 得点 | 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|---|---|
| C | 40 | 1 | グランドセントラル | 中2週の強行軍。内枠で砂を被るリスク大。期待値オッズ:45.0倍。 |
| D | 45 | 2 | ジャーヴィス | 近走不振。1コーナー通過順位が条件外。期待値オッズ:80.0倍。 |
| D | 50 | 3 | ハードワイヤード | 10週休み明け。脚質的に展開不向き。期待値オッズ:65.0倍。 |
| C | 82 | 4 | ノボリショウリュウ | 能力は高いが1コーナー通過位置に不安。期待値オッズ:12.5倍。 |
| S | 95 | 5 | エストレヤデベレン | ルメール騎手騎乗。安定感抜群で差し展開も対応可。期待値オッズ:2.8倍。 |
| C | 65 | 6 | シゲルソロソロ | 20週休み明け。決め脚はあるが展開待ち。期待値オッズ:35.0倍。 |
| A | 90 | 7 | ピエマンソン | 1番人気。能力は高いがマークされる立場。期待値オッズ:3.5倍。 |
| D | 70 | 8 | ローズバルサム | 牝馬で56キロ。1コーナー位置取りが後ろ過ぎる。期待値オッズ:55.0倍。 |
| E | 35 | 9 | スマートリアファル | 行くしかないが乾燥馬場で目標にされる。期待値オッズ:120.0倍。 |
| B | 75 | 10 | ジャスパーバローズ | ブリンカー効果に期待も58キロが鍵。期待値オッズ:18.5倍。 |
| E | 55 | 11 | テイエムランウェイ | 近走大敗続き。精神的にも厳しい局面。期待値オッズ:150.0倍。 |
| S | 92 | 12 | ダノンスウィッチ | 坂井騎手の先行力と充実度。期待値オッズ:4.2倍。 |
| A | 88 | 13 | ヴェロクオーレ | 先行力100。56キロの斤量恩恵大きい。期待値オッズ:6.5倍。 |
| D | 60 | 14 | ヘルモーズ | 外枠58キロ。展開の助けが必須。期待値オッズ:75.0倍。 |
| A | 85 | 15 | セミマル | 西村騎手の冷静な判断。差し展開の筆頭。期待値オッズ:8.8倍。 |
| E | 30 | 16 | グラスシフォン | 成績低迷。外枠から被されるリスク。期待値オッズ:200.0倍。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 2 | ジャーヴィス | 近4走の通過順位が全て半分以下であり、制約の足切り条件に該当。 |
| 3 | ハードワイヤード | 休み明けに加え、過去4走中3走で後方からの競馬。1コーナー条件に合致せず。 |
| 6 | シゲルソロソロ | 20週の長期休養明け。通過順位も後ろで砂の深い馬場では厳しい。 |
| 8 | ローズバルサム | 1コーナーでの位置取りが半分以下になる可能性が高く、斤量負担も大きい。 |
| 16 | グラスシフォン | 近走の成績・指数ともに不足。1コーナー条件も満たせない。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 5 | エストレヤデベレン | ルメール騎手による安定した位置取りと、高い連対率。 |
| 7 | ピエマンソン | 近走の充実度と池添騎手の京都ダート実績。 |
| 12 | ダノンスウィッチ | 坂井騎手の高い技術と、馬の先行力の高さ。 |
| 13 | ヴェロクオーレ | 56キロの斤量と、逃げ・先行に徹する明確な戦略。 |
| 15 | セミマル | 展開に左右されにくい自在性と、西村騎手の勝負強さ。 |
| 馬番 | 馬名 | 理由 |
|---|---|---|
| 15 | セミマル | 4番人気以下が予想され、差し展開になれば突き抜ける能力を秘める。 |
| 10 | ジャスパーバローズ | 人気薄ながら好位確保が可能。ブリンカーによる集中力向上に期待。 |
| 13 | ヴェロクオーレ | 強力な先行力があるが、斤量差で粘り込める期待値が高い。 |
| 4 | ノボリショウリュウ | 展開次第だが、浜中騎手への乗り替わりで配当妙味が増す。 |
| 12 | ダノンスウィッチ | 実力に比してオッズが甘くなる傾向があり、軸として優秀。 |
| 役割 | 馬番 | 馬名 |
|---|---|---|
| 本命 | 5 | エストレヤデベレン |
| 対抗 | 12 | ダノンスウィッチ |
| 特注 | 15 | セミマル |
| 推奨1 | 7 | ピエマンソン |
| 推奨2 | 13 | ヴェロクオーレ |
1コーナー通過順位が半分以下になる馬を除外した結果、評価対象は5, 7, 9, 10, 12, 13, 15となりました。1番人気予想の7番 ピエマンソンが先行馬であるため、有力馬が早めに動いて潰し合う「差し展開」を想定。この展開に最も合致する特注馬として15番 セミマルを軸に抜擢しました。本命には差し展開で最も信頼できるルメール騎手の5番 エストレヤデベレンを。対抗には充実一途の12番 ダノンスウィッチを据え、手堅くかつ高配当を狙う構成としました。
軸馬:15(セミマル)