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【北陸ステークス(3勝クラス) 2025 回顧と反省文】
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『レース総評と展開の検証』

■最大の誤算は、馬場状態の読み違いと展開の誤認にあります。予想時、馬場は「稍重(クッション値9.6)」でしたが、当日になって「良馬場」に回復していました。この馬場状態の変化により、レースの性質が大きく変わりました。
■良馬場になったことで、予想したような極端な前傾ラップのハイペースにはなりませんでした。ハロンタイムは$11.8 - 10.8 - 11.3 - 11.6 - 11.1 - 11.4$と、速い区間はあるものの、全体を通して極端に先行集団が潰れるほどではなく、上り3ハロンも34.1秒と、予想していた高速上がり(33秒台前半〜半ば)にはなりませんでした。
■結果として、逃げ・先行馬のフリッカージャブ(12番)が押し切り、2着ソルトクィーン(18番)も2番手追走からの粘り込みであり、「差しが最も有利」とした展開予想が完全に外れ、先行・好位差しが有利なレースとなりました。

『予想の反省点と今後の活用』

■反省点は、馬場状態の急な回復によるトラックバイアスの変化を予測できなかった点です。稍重前提で「前崩れ」を強く予測しましたが、良馬場ではスピードの持続力が要求される「先行押し切り型」が台頭しやすいコース特性を再認識すべきでした。
■特に、逃げ・先行馬を「消し要素が多い馬」として高いリスク評価を与えたことが、1着のフリッカージャブ(12番)を取りこぼした最大の原因です。フリッカージャブは能力値、追い切り評価ともに高かったため、展開の不利を過大評価しすぎました。

今後の活用:
■短距離戦において、馬場状態が稍重から良に回復した際は、極端な差し・追い込み有利のバイアスが解消されると判断し、先行馬のリスク評価を柔軟に見直します。
■能力値や追い切り評価が高い人気先行馬は、展開が向かなくても地力で粘り込める可能性を重視し、「展開不向きによる消し」の判断を慎重に行います。今回は、フリッカージャブの能力(能力値、追い切りS)を信頼し、展開が厳しくても連下で拾うべきでした。
■予想では、中団からスムーズに立ち回れる「差し」を最有力としましたが、今後は好位から抜け出す「先行押し切り・好位差し」のタイプを最も高く評価する視点を取り入れます。

『馬の能力評価と着順の比較』

■予想で「不安要素の少ない馬」とした馬は、2着ソルトクィーン(18番)、3着ルーフ(13番)、4着エマヌエーレ(16番)と、上位に食い込んでおり、差し馬としての能力や外枠の有利さは活かされました。
■しかし、最も評価が高かったアスティスプマンテ(11番)は17着と大きく敗れました。後方(3角9番手、4角12番手)からの競馬となりましたが、上がりも34.7秒と伸びを欠いており、展開利を活かすどころか、力を発揮できなかったと判断します。内目の枠(6枠)とはいえ、差し・追い込み勢には厳しい展開になったことが響きました。
■「消し要素の多い馬」としたショウナンラスボス(7番)が5着に健闘しました。先行脚質でありながら、ハンデ53.0kgを活かし、前目で粘り込んだことは、能力評価(E評価)を見誤っていた可能性を示唆します。

『実力以上に強い競馬をして次走狙えそうな馬』

■レッドエヴァンス(6番)
■評価理由: 6着という着順でしたが、4コーナーを12番手で回るという後方待機策から、上がり3ハロン33.5秒という、馬群の中で最速に近い末脚を繰り出しました。今回は前が止まらない展開の中で、展開に逆らいながらも掲示板に迫る競馬を見せており、実力以上の地力を示したと言えます。ハンデ56.0kgも決して楽な斤量ではありませんでした。
■次走狙い条件:
■条件: 今回とは逆に、開催が進んだ荒れた馬場や、稍重〜重馬場など、先行馬が苦戦し、差し・追い込みが効きやすい馬場状態の芝1200m戦。あるいは、極端なハイペースが濃厚な多頭数ハンデ戦。
■期待: 今回のレース内容(展開不向きでの最速級の末脚)から、展開利を享受できる状況であれば、3勝クラスを突破する力は十分にあると期待します。

■エマヌエーレ(16番)
■評価理由: 4着でしたが、4コーナー10番手から上がり3ハロン33.7秒と、ジュンブロッサムに次ぐ速い末脚で上位に迫りました。追い込み脚質で前が止まらない展開ながら、掲示板内を確保したことは、高い決め脚能力(81.9)の裏付けとなります。
■次走狙い条件:
■条件: 展開利を最大限に活かせる、直線が長く、外差しが効きやすいコース(東京や京都の外回りなど)の芝1400m〜1600m戦。または、今回と同様にハイペースが濃厚な短距離戦。
■期待: 常に安定して速い上がりを使えることが強みであり、展開さえ向けば、現級を卒業できる実力があると考えられます。
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