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【カシオペアステークス 2025 (芝1800m)レース回顧と反省文】
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『レース総評』
■ 当レースは、予想通り先行馬が多く、特に内枠の馬たちが積極的なポジション争いを展開し、
序盤からハイペースに近い流れとなりました。ハロンタイムは12.7 - 10.6 - 11.6と入りが速く、
道中も緩まず、結果的に先行馬には厳しい展開となりました。
■ 勝利したのは、予想で最高評価を与えた7.オーロラエックスでした。
後方集団の外目で脚を溜め、直線で先行馬を飲み込み、差し切るという、ハイペースを見越した理想的な競馬を実践しました。
■ 予想した有利な脚質(先行、差し)のうち、先行馬は上位に食い込んだものの、消耗が激しく、
最終的には中団〜後方待機組が差し切る形となりました。
『予想と結果の比較及び反省点』
■ 展開について:
予想の「ペースはH(ハイ)に傾く可能性が高い」は的中しました。特に3コーナーの通過順位を見ると、
9.ショウナンマグマが単独でハナを切り、10.ピースワンデュック、3.ナムラエイハブといった先行馬がすぐ後ろで隊列を形成しており、
先行勢が激しく競り合う消耗戦となりました。
■ 評価上位馬の着順について:
S評価の1.センツブラッドは7着。3歳55kgという斤量面の優位性を活かしたかったところですが、
先行集団の直後(4角4番手)で運んだ結果、直線で伸びを欠き、上がり34.4と脚が止まってしまいました。
ハイペース下での先行馬の消耗は、斤量差だけでは覆しがたいものであったと分析します。
A評価の7.オーロラエックスが1着。追い切りS評価、松山騎手、牝馬55kgという好条件を最大限に活かし、
オープン昇級の壁を物ともせず快勝しました。これは高評価通りの結果であり、展開利も活かせた形です。
A評価の10.ピースワンデュックは6着、6.シルトホルンは10着と、上位進出は叶いませんでした。
先行争いに加わったことで脚を使い過ぎた、あるいは直線でインを突く機動力が求められる展開に対応できなかった可能性があります。
A評価の8.マイネルメモリーは9着。決め脚100を評価しましたが、休み明けで展開が向いたにもかかわらず、
上がり33.9と期待した末脚を発揮できませんでした。これは、休み明けの影響か、この日の馬場との相性によるものと考えられます。
B評価の3.ナムラエイハブが2着。先行力100でしたが、決め脚38.8を懸念しB評価としていましたが、
最後まで粘り込みを見せました。吉田隼人騎手の手腕により、ペースの読みを上回る粘り強さを引き出せたと言えます。
■ 大穴馬の台頭について:
予想で「消し要素の多い馬」とした9.ショウナンマグマ(9番人気3着)がハナを切って粘り込みました。
決め脚29.3という低いデータから消しとしましたが、逃げることで後続のマークを外し、単独での逃げ馬有利の展開を作り上げました。
この結果から、決め脚が低くても逃げ馬として能力が高い場合は、ハイペースであっても逆に後続に脚を使わせる展開に持ち込むことで、
粘り込みが可能となるケースがあることを反省点とします。
4.ドクタードリトルも5着に入着し、こちらも消し要素の多い馬からの好走でした。
『次走へ向けた提言』
■ 今回のレースは、ハイペースの消耗戦となったにもかかわらず、逃げ粘った9.ショウナンマグマと、
先行して2着に踏みとどまった3.ナムラエイハブの粘り強さが際立ちました。
■ 今後同様の条件で予想を行う際は、以下の点を強化いたします。
1. ハイペース時の逃げ馬の再評価:決め脚データが低くても、逃げ馬としての卓越した先行力や粘り強さを持つ馬は、
展開予想がハイペースの場合、単なる消耗馬と見なさず、逃げ切り、または粘り込みの可能性を改めて評価に組み入れます。
2. 先行馬の粘り込み耐性:先行力のデータだけでなく、ハイペースを先行した際の過去の粘り込み実績
(特に着順、着差)を詳細に分析し、粘り込みの可否をより正確に予測するよう努めます。
『実力以上に強い競馬をした次走の注目馬』
今回の結果から、次走に期待できるパフォーマンスを見せたのは**3.ナムラエイハブ**です。
■ 3.ナムラエイハブ(4歳牡馬、4番人気2着):
先行力100でハナを主張するも、9.ショウナンマグマに譲り、2〜3番手追走となりました。
決め脚38.8という低いデータからハイペースで失速するリスクを懸念しましたが、粘り込み、上がり34.2で2着を確保しました。
■ これは、データ上の決め脚を超えた非凡なタフネスさと、高い精神力を示しています。
消耗戦になりやすいレースでこの粘りを見せたことは、実力以上のパフォーマンスと評価できます。
■ 狙える条件:
次走の距離・コース:今回の京都芝1800mのように、内枠有利のコースで先行できる条件、または小回りコースの芝1600m〜1800mが理想です。
小回りコースはスピードの持続力が問われやすく、本馬の先行力と粘り強さが活きる可能性があります。
展開:この馬はハイペースを経験し、それを乗り切るタフネスさを示しました。次走で他馬がペースを落としてくるようであれば、
この馬が単独でハナを切り、マイペースの逃げに持ち込める展開であれば、さらに高いパフォーマンスを発揮できると期待されます。
斤量:57kgでこの粘りを見せているため、別定戦やハンデ戦で斤量面での優位性があれば、積極的に狙うべき一頭です。
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