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【ペルセウスステークス 2025のレース回顧と反省文】
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【レース回顧と反省点】

『展開と馬場状態の誤算』

■ 最大の誤算は馬場状態:
事前予想では「乾いた良ダート」を前提に「後方勢の差し脚は鈍りやすく、先行馬が粘り込む展開が濃厚」と判断しました。
しかし、実際の馬場はダート重馬場となり、これが展開に決定的な影響を与えました。

■ ペースと脚質の逆転現象:
重馬場となったことで、ダート合流後の失速が予想以上に少なくなり、全体の走破タイム 1:32.9 はレコードという超高速決着となりました。
予想では「先行有利」としましたが、結果は中団後方から最速上がりに近いタイムで差してきたジェイパームス(G)が勝利。
先行勢は総崩れに近い形となりました。
ハロンタイムを見ると、前半 600mは 34.7 秒前後と予想のハイペース想定通りでしたが、
ダート重馬場により「前半で脚を使わなかった馬」ではなく、「後半も持続力をもって加速できた馬」が有利となり、
予想の軸が完全に崩れました。

■ 先行勢の総崩れ:
S評価のユティタム(K)は 3 コーナー 3 番手、ポールセン(D)は 1 番手と先行しましたが、上がり 39 秒台と極端に失速し 16, 15 着に大敗しました。
これは重馬場での極度のスタミナ消耗を示しており、先行有利というバイアス判断が真逆に働いた結果となりました。

『能力評価と着順の比較』

■ 予想が的中した点:
S評価のジェイパームス(G)が1着となりました。予想では「追い切りS評価/総合 98 点だが、追込傾向で展開バイアスには逆行」としましたが、
馬場状態の逆転により、展開バイアスが彼に味方しました。能力の高さは正しく評価できていました。
C評価のサルヴァトーレ(B)が10番人気で2着と激走しました。「決め脚は優秀だが先行力に欠け」と評価しましたが、
重馬場での差しに転じたことで、その決め脚と軽ハンデ 55.0kgが活かされました。

■ 予想が乖離した点:
S軸のユティタム(K)が16着、A評価のポールセン(D)が15着と、先行有利のバイアスを最大限に受けると予想した馬たちが軒並み大敗しました。
これは、高速ダートへの適性、特に重馬場でのスタミナ持続力の評価が甘かったことを示しています。
消し要素に挙げたトロヴァトーレ(N)が3着と健闘しました。芝専からのダート初戦、追い切りC評価という判断でしたが、
超高速馬場とルメール騎手の技術により、芝で培ったスピードが活かされました。

【次走へ向けての提言】

『次走への活かし方』

■ 悪馬場時のダート戦における見直し:
今後は、ダート戦で稍重以上の悪馬場になった場合、先行力よりも、重い馬場を速いタイムで走り切るための持続力とスタミナ、
そして上がりタイムを重視して評価を組み直します。東京ダ 1600mの重馬場では、前半で無理せず、後半に 35 秒台の末脚を使える馬を軸とすべきです。

■ 芝馬のダート適性判断:
悪馬場でのダート戦は、芝のスピード能力が活かされやすくなります。今後、トロヴァトーレのように芝重賞路線から転戦してきた馬は、
「超高速ダート巧者」として適性を上方修正して検討します。

『実力以上に強い競馬をした次走狙える馬の選定』

今回の結果から、馬場や展開の恩恵を最大限に活かし、今後も同様の条件で狙ってみたい馬を2頭挙げさせていただきます。

■ ジェイパームス(G):
理由:レコードタイムで快勝した能力は高く評価できます。今回は重馬場で能力が完全に開花しましたが、予想で懸念された追込脚質が、
東京ダート 1600mの舞台で非常に有効であることを証明しました。
次走の狙い条件:
■ コース条件:東京ダート 1600\text{m} の左回りコース。
■ 馬場状態:今回のような重〜不良の超高速ダート馬場。
■ 脚質:今回と同様に中団より後方から直線で持続的に脚を使える展開。良馬場でも、前半のペースが流れれば上位争いが可能です。

■ サルヴァトーレ(B):
理由:10番人気ながら、勝ち馬と 5 馬身差の2着に激走しました。コーナー通過順位 3 → 4 番手と先行勢に近い位置で競馬をしましたが、
    失速した先行馬たちと異なり、重馬場でも粘り強い持続力を発揮しました。軽ハンデ 55.0kgも効いたと判断します。
次走の狙い条件:
■ 馬場状態:道悪(稍重〜重)のダート馬場。
■ 距離:ダート 1600m 前後。
■ 斤量:今回同様にハンデ戦で 55.0kg 程度の軽斤量が与えられた場合。先行してそのまま粘り込む競馬への適性が高いと考えられます。
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