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【回顧】【みやこステークス(GV) 2025 回顧と反省文】
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『レースの総評と予想との比較』

■ レースの展開について
馬場状態の極端化: 予想段階では「重馬場」を想定していましたが、実際はそれ以上に水が浮く「不良馬場」での開催となりました。
この極端な馬場への対応力が、予想以上の結果を生む大きな要因となりました。
ペースと脚質の有利性: 予想では「ミドル〜ややハイペース」を想定しましたが、ハロンタイム12.1 - 11.0 - 12.0と、序盤は速く、
特に2ハロン目は非常に速い入りでした。しかし、不良馬場でのハイペースは、予想した「先行〜好位差し」よりもさらに
「極端な追い込み・大外一気の差し」を有利にする結果となりました。
枠順の有利性: 予想した「2〜6枠(内〜中)」有利に対し、不良馬場のぬかるみは内側に集中しやすかったため、
結果として外目を通った馬が台頭する傾向が強まりました。
勝った12.ダブルハートボンドは7枠から外目を通り、2着の5.サイモンザナドゥと3着の6.ロードクロンヌは内で溜める競馬から直線で外に出す、
あるいは外から差し込む形となり、内枠有利というバイアスは弱まりました。

■ 予想の評価と結果の整合性
的中した評価:
5.サイモンザナドゥ(2着): 決め脚、重馬場適性、川田騎手の手腕を高く評価し、「S評価」および「期待値が高い馬」として軸に据えた判断は正しかったと言えます。不良馬場でも持続的な決め脚を発揮しました。
6.ロードクロンヌ(3着): GVでの安定感、先行力、重馬場をこなせるパワー型と評価し、「A評価」および「期待値が高い馬」としましたが、不良馬場での後方からの追走(11-11-10-10)から3着に粘り込んだ点は、予想以上に高いタフネスを示しました。
12.ダブルハートボンド(1着): 「A評価」とし、軽斤量(55kg)と勢いを評価しましたが、不良馬場での逃げ粘り(レコード勝ち)は予想を大きく上回るものでした。不良馬場での斤量のアドバンテージが想像以上に大きかった可能性があります。
反省すべき評価:
9.アウトレンジ(7着): 2枠の有利性、先行力、実績から「S評価」および「信頼の軸」としましたが、結果は7着に敗れました。極端な不良馬場とトップハンデ58kgの影響、また道中のポジション(8-9-8-8)が予想した先行策とは異なり、持ち味の先行力を活かせなかったことが敗因と考えられます。
3.ドゥラエレーデ(5着): 2枠と芝GT馬のパワーを評価し、「B評価」および「期待値が高い馬」としましたが、馬券圏内には届きませんでした。先行集団で追走し(4-3-3-3)、粘りを見せたものの、不良馬場のスピードと持続力勝負には対応しきれませんでした。
4.ラムジェット(4着): 「E評価」の「消し要素の多い馬」としましたが、驚異的な末脚(最速タイの35.3)で4着に食い込みました。不良馬場でのトップハンデ58kgと展開不向きという判断は甘く、極端な不良馬場での能力の高さを過小評価していました。

【反省点】

■ 極端な不良馬場への対応力評価の精度
今回のレースは「重馬場」から「不良馬場」へと悪化しました。この極端な馬場状態において、特に内側のぬかるみと斤量の影響がより大きくなることを読みきれませんでした。
不良馬場では、予想以上にスピードとパワー、そして極端に体力を消耗しない立ち回りが求められます。先行馬への評価が高すぎたのに対し、後方から大外を回して加速できる馬の評価が低かったのが最大の反省点です。

■ ハンデキャップ(斤量)の影響の過小評価
トップハンデ58kgを背負った馬(9.アウトレンジ、4.ラムジェット)への評価は、不良馬場ではさらに厳しく見るべきでした。
一方、55kgで出走した12.ダブルハートボンドは、予想以上に軽い斤量のアドバンテージを活かし、レコードタイムでの勝利を収めました。不良馬場では斤量のアドバンテージが良馬場以上に増幅されるという認識が不足していました。

【次のレースへ今回の結果をどう生かすか】

■ 不良馬場での分析ポイントの修正
今後は、不良馬場が想定される場合、単なる「パワーと持続力」だけでなく、「極端なハイペース/消耗戦への適性」と「軽い斤量馬の台頭」をより重視して評価します。
極端なインコースのぬかるみリスクを考慮し、外枠・外目を回る差し馬の評価を良馬場想定時よりも上げる必要があります。

■ 敗因の深掘り
9.アウトレンジの敗戦(7着)は、58kgと不良馬場、そして外目の先行争いから控える競馬になったことなど、要因が複合しています。トップハンデ馬が不良馬場を走った際の過去データをより詳細に分析し、極端な悪条件でのハンデの影響度を数値化できるよう努めます。

【実力以上に強い競馬をして次走狙えそうな馬】

『12.ダブルハートボンド』
■ 次走の狙い目: 今回、古馬の強豪相手にレコード勝ちを収めたパフォーマンスは出色です。特に不良馬場での軽快な逃げは、この馬のスピードとタフネスがGVレベルで通用することを証明しました。
■ 次走の条件:
狙い: 昇級後、またはGV・GUといった重賞戦線での「稍重〜不良馬場」での出走時。
距離: ダート1800m前後。
斤量: 55kg以下の比較的軽い斤量で出走できる牝馬限定戦やハンデ戦では、再び上位争いが期待できます。
展開: 同型が少ない、もしくは外枠を引いてスムーズに先行できる展開で、その真価が発揮されます。

『4.ラムジェット』
■ 次走の狙い目: 58kgのトップハンデと不良馬場という最悪の条件の中、最速タイの末脚を繰り出し、4着に食い込んだことは、この馬の非凡なダート適性と爆発力を示しました。
予想では「消し要素」としましたが、その能力はGT級と言えます。
■ 次走の条件:
狙い: 「良馬場〜稍重」への馬場回復時、あるいは「斤量が据え置き(58kg以下)となる古馬混合重賞」での出走時。
距離: 今回同様ダート1800m、または東京ダート2100mといった、直線の長いコースで末脚を活かせる条件。
展開: 平均ペース以上で流れ、直線の追い比べで加速できる展開が理想です。今回は後方からの競馬になりましたが、良馬場であれば中団からでも対応可能です。
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