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【回顧】【みちのくステークス 2025 回顧と反省文】
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『レースの総評と予想との比較』

■ レースの展開について
ペースと脚質の有利性: 予想では先行力の高い馬が揃い「ハイペースでの先行争い」を予測しましたが、実際のハロンタイムは12.0 - 10.5 - 11.0 - 11.5 - 11.4 - 11.9と、中盤に極端に緩むことなく、比較的締まったミドルペースとなりました。
内・前有利のバイアス: 予想通り、コース形態と開幕週のバイアスは「内・前有利」が強く出ました。勝った6.レイピアは終始先頭(1-1)を走り、2着の10.バースクライは先行集団の直後(5-4)から、共に内目のポジションをロスなく確保しました。
差し・追い込みの台頭: 予想で「届きにくい」とした差し・追い込み馬が、着順では上位に食い込みました。3着の11.ショウナンハクラク(13-13)は最速上がり(33.9)、5着の3.アスクワンタイム(14-13)は最速タイ上がり(33.8)を記録しました。これは、先行集団がハイペースにより最後の直線で失速したためではなく、内ラチ沿いの馬場状態が非常によく、馬群を捌いて鋭い末脚を使えたことが要因と考えられます。

■ 予想の評価と結果の整合性
的中した評価:
6.レイピア(1着): 内枠(3枠)、先行力、実績の全てを高く評価し「A評価」としました。展開利を最大限に活かした完璧な逃げ切りであり、評価は正しかったと言えます。
10.バースクライ(2着): 総合力の高さを評価し「B評価」でしたが、結果は2着。内有利のバイアスの中、外目(5枠)から先行集団直後を確保し、地力と菊沢騎手の手腕で粘り込みました。「期待値が高い馬」として選定した判断は、着順で上回る結果となりました。
反省すべき評価:
2.コラソンビート(11着): 内枠(1枠)、先行力、地元騎手で「S評価」および「軸馬」としましたが、結果は11着に大敗しました。敗因は様々考えられますが、斤量56kg(前走54kg)の増加や、馬体がプラス10kgと絞り切れなかった点が、高速馬場でのスピード勝負で響いた可能性があります。
極端な追い込み馬の過小評価: 11.ショウナンハクラク(3着、予想E評価)と3.アスクワンタイム(5着、予想E評価)を「展開に不向き」として「消し要素」としましたが、最速の上がりを使って好走しました。先行有利のバイアスの中でも、内を空けずに追走し、馬群を捌いてくる極端な差し脚を持つ馬は、評価の対象に含めるべきでした。

【反省点】

■ 内前有利バイアスと追い込み馬の関係性の認識修正
福島芝1200mの「内・前有利」バイアスは依然として強力でしたが、今回のレースでは、先行集団がペースを上げたことで、内枠からロスなく運んだ極端な追い込み馬が、先行集団の失速を利して内を突いてくるという、複雑な展開となりました。
今後は、小回り内有利のコースであっても、極端な追い込み馬について、「先行集団がハイペースで失速する展開での内を突く末脚」という特定の展開パターンでの浮上を検討する必要があります。

■ 軸馬選定における斤量と馬体の見極め
軸馬とした2.コラソンビートが、斤量増と馬体増でパフォーマンスを落としました。OP戦から重賞クラスへ上がっていく段階では、特にハンデ戦でなくても斤量の変化や直前の馬体の仕上がりが、高速馬場での瞬発力に与える影響をよりシビアに見極める必要があります。

【次のレースへ今回の結果をどう生かすか】

■ 福島1200mにおける差し馬の評価基準
内有利のバイアスの中でも、上がり最速級の末脚を持ち、かつ内枠(1〜3枠)を引いた差し・追い込み馬は、先行馬が揃ったハイペースが予想される場合に限り、評価を上げることを次回以降の分析に取り入れます。
具体的には、「先行力」が低い馬でも、「決め脚」の能力値が高い、かつ内枠の差し馬を、「ハイペースの恩恵を受ける大穴候補」として改めて選定します。

■ スプリント戦での馬体・斤量の分析強化
スプリント戦では、長距離戦以上に1kgの斤量の増減や馬体の増減が、最後の瞬発力に直結します。特に、馬体が増えての敗戦は、次走での馬体減(絞り込み)によるパフォーマンス向上を示唆する重要な指標として注視します。

【実力以上に強い競馬をして次走狙えそうな馬】

『11.ショウナンハクラク』
■ 次走の狙い目: 予想で「E評価」としたにもかかわらず、大外から馬群を捌いて最速タイの上がり(33.9)を使い3着に食い込みました。近走2桁着順続きで人気薄でしたが、高速馬場での末脚の鋭さを見直しすべきです。
■ 次走の条件:
狙い: 今回同様のオープンクラスのスプリント戦。特に、先行馬が揃いハイペースが予想されるレースが最適です。
距離・コース: 芝1200mがベスト。東京や新潟といった直線が長く、末脚を活かしやすいコース、または今回のように福島でもハイペースが期待できる状況。
展開: 今回のように後方待機から、馬群がバラけて内側を突きやすい展開が理想です。

『3.アスクワンタイム』
■ 次走の狙い目: 予想では展開不向きとして「E評価」としましたが、後方から最速タイの上がり(33.8)で5着に善戦しました。この馬も、先行有利のバイアスの中で地力のある末脚を見せました。
■ 次走の条件:
狙い: オープンクラスのスプリント戦またはマイル戦。
距離・コース: 芝1200m〜1600m。特に、末脚を最大限に活かせる東京コースや、直線が長く先行馬が苦しい展開になりやすいタフな馬場での出走時に評価を上げます。
斤量: 57.0kgでの好走でしたが、ハンデ戦で56kg以下になればさらに期待値が高まります。

今回の反省点を今後の分析に活かし、より精度の高い予想を心がけてまいります。
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