エンジェリック クレスト(Angelic Crest)2日目

突然襲いかかってきた多数の戦闘用ロボット達、しかし主人公は驚異的な戦闘力であっさり撃退する。

何が起こったのか理解できないまま立ち尽くす主人公・・・・。

その時、白いマントを羽織った見慣れない風貌をした少女が、突然主人公に話かけてきた。


この瞬間から主人公の運命の歯車は、大きく動きだす。


謎の人物『さっきのセイバー、キミが乗っていたの?』

少女は信じられない様子で、主人公に質問をした。


じんじん『え、なんで? 君、誰? まさか、あのロボットの仲間!?』


謎の人物『わたしはアルヴィー。
 キミを保護しに来たんだけど、どうらやらその必要はなさそうね。
 でも、ここでは話しにくいわ。
 裏山までついてきてくれる?』

アルヴィーと共に裏山に向かう主人公、しかしその途中で衝撃的な場面に遭遇する。

戦闘用ロボット達による民家人への無慈悲な攻撃である。


ダール『ギヒ! 貴様らうらやましいなあ、このダール様の手にかかって死ねるなんて、ホントにいいなあ。』

そこにいたのは、人間の理性が崩壊した狂った化け物だった。


じんじん『な・・・・なにやってんだ・・・。』


ダール『あれあれ、一緒に殺されたい人たちが来たねえ。
 やってあげるよ、おいでおいで・・・。』

その狂った化け物は、信じられない狂言を言い放つ!。

その言葉を聴いたアルヴィーは、恐怖に怯えながらも、身構える・・・。


しかしダールは、主人公の顔を見るとあきらかに動揺する。


ダール『なーんだ、地球連合軍の奴らか。
 それなら、兵隊どもにあげちゃおう。
 ダール様がわざわざ手を下すことなんかないもんね。
 ギヒッヒヒ!』

主人公の怒りの形相を見ると、ダールの形相はみるみる青ざめ、慌てた様子で部下を残し逃亡した。


じんじん『あっ待て!』


アルヴィー『今は深追いするべきではないわ。
 それより山へ移動して、援軍と合流しましょう。』

逃亡したダールを見て、アルヴィーは胸を撫で下ろした・・・・。

おそらくダールの戦闘力は、アルヴィーを軽く上回っていたのだろう。

しかし、倒れた民間人を確認すると、全員息はなかった・・・・。

しかたなく、アルヴィーに急かされて、裏山に向かう主人公とアルヴィー。


堪らずアルヴィーに、厳しい口調で質問する。


じんじん『そろそろ、何があったのか教えてくれてもいいよな?』

しかし、アルヴィーはその質問には答えようとしない。


アルヴィー『その前に、キミどうやってその機体を手に入れたのか、教えてくれる?』

じんじん『・・・・・・・』


じんじん『どうやってって言われても、俺だってよく分からないんだ。
 いきなりロボットの群れに攻撃されて、このペンダントが光って・・・フゥ。
 我ながら、リアリティがない話だよなぁ。』


アルヴィー『ペンダント? お願い、それ、見せて。』


やっぱり、クローンのペンダント・・・・まさか、あの伝説が、現実になろうとしている・・・?』

しかしその時、激しい地震が辺りを直撃した。


じんじん『うわ、この揺れってひょっとして、またあのロボットか!?』


アルヴィー『そうね。ハデス帝国軍の再攻撃が始まったわ。』

アルヴィーは、無感情に事態を分析する。

アルヴィーもまたこの戦いで、人としての感情を失っているようだった。


じんじん『あいつら、ハデス帝国軍っていうのか。
 こっちに向かってる・・・・!?』


アルヴィー『今度は本格的な部隊のはず。
 さっきみたいに簡単にはいかないかもしれない。
 わたしに協力させて。』


じんじん『もちろん、頼む!』



アルヴィー『来いっ! カブト!』

戦闘は、2対4でさらに、4方を敵に囲まれた圧倒的不利な状態で開始します。


戦いは、熾烈を極めます。


必殺技を駆使し、激戦の末なんとか勝利です。



じんじん『あれ? ロボットが消えた? どうなってるんだ?』


アルヴィー『セイバーを実体化しているのは、わたしたちの持つエンジェルエネルギー。
 必要がなくなれば、実体化は解除されるわ。』

敵を撃破激したのも束の間、さらに大量の敵ロボットが襲いかかってきて絶対絶命です。


じんじん『わーっ、またウジャウジャ来るぞ。
 どうすればいいんだ。』

その時突然閃光が走ると、敵ロボットは次々に消滅する。



じんじん『何がどうなってるんだ!?』


アルヴィー『助かったわ。サマンサよ!』


サマンサ『あたしが来たからには、これ以上好き勝手させないんだからね!」


じんじん『すごい・・・銃の腕が神レベルだ・・・。』


サマンサ『ごめんごめーん、ちょっと遅くなちゃった!大丈夫だったー?』


アルヴィー『何とかしたわ。
 予想外の手助けもあったしね。』


サマンサ『なにそれ? この人のこと?』


アルヴィー『そう。信じられる? クローンのペンダントの所持者よ。』


サマンサ『えーっ、クローンのペンダントってあの伝説の?
 あの話マジだったってこと!?
 すっごい、それ・・・・。』


じんじん『ちょっと待った。
 俺にも説明してくれよ。』


サマンサ『え? うそ、アイヴィーまだ話してないの?
 あたしたちね、地球連合軍特務隊エンジェルフォースの隊員なの。
 未来から来てるんだっ!ビックリした?』


じんじん『・・・・うん。何だかよくわかんないけど、飲み込めた頃、すごくビックリしそうだよ。』

主人公は、未来人を名乗る少女にビックリする。


サマンサ『さっき暴れてたハデス帝国軍ってのは、悪いやつらでね。
 クローンのペンダントを奪って、その力で宇宙の時間軸をボキボキ壊して、時空全体をめちゃめちゃにしようとしてるわけ。』


アルヴィー『未来の世界では、クローンのペンダントの秘密を解けば全宇宙を支配する力を手にできると言われているわ。
 それが、キミが今身につけている、そのペンダント・・・つまり、キミがその秘密を解く鍵だっていうこと。』


じんじん『これが、そんな大変な物だなんて。
 俺、どうすればいいのかな。』


サマンサ『ハデス帝国軍は、絶対しつこく攻撃してくるよ。
 そのペンダントを奪われちゃったら、この場所の未来だって消えちゃうかも。
 お願い、あたしたちの母艦に来て。
 そしたら、もっとゆっくりお話できるしさ。』


じんじん『わかった、一緒に行くよ。』


サマンサ『よーし、それじゃ決ーまりっ。』


サマンサ『あたしは先に帰還して、みんなを呼んでくるよ。
 アイヴィーと一緒に、山頂まで登って来てね。』

サマンサに言われた通り、山頂まで登る主人公とアイヴィー。

そして山頂では、サマンサの姿が見えた。

しかしサマンサの様子が何かおかしい・・・・・。


ただならぬ気配を感じて、急いで山頂に向かう主人公。

はたして、山頂でいったい何があったというのか!?

続く・・・・。

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