エンジェリック クレスト(Angelic Crest)4日目

突如現れたイシスに、戦場の空気は激しく緊張する。

イシスの放つ激しい殺気で、アイヴィー、サマンサは共に動く事ができない。

かろうじて身構えるアルヴィー


身動きすらできないサマンサ


イシスが必殺の一撃を放とうとしたその時。


イシス『だれだ!』

イシスは、突然出現した激しい殺気に反応し、振り返り身構える。


そして、何者かが背後からイシスを攻撃する。



トウリン『地球連合軍、ヘリオス小隊隊長トウリン!』



イシス『白銀の虎、トウリンか。
 面倒な奴め・・・・・今回は見逃してやるが、幸運と思え。』


イシス『・・・・・』

イシスは、主人公を一瞬見て、即座に逃亡する。


アイヴィー『サマンサ、怪我はない?』


サマンサ『へちゃらちゃーんのだいじょうヴイ!』

サマンサは、明らかに動揺し、自分でも何を言っているのか分からない状態だった。


アイヴィー『トウリン、どうしてここに?』


トウリン『どうしてだと。
 予想通り、お前たちだけでは混乱するばかりだったではないか。
 私を支援に寄越したのは、艦長の先見の明と言わざるを得まい。』


サマンサ『はははは・・・(ガマン、ガマン・・・)


アイヴィー『相変わらずすごい自信ね。』


じんじん『アイヴィー、このトウリンっていう人も、エンジェルフォースの隊員なのか?』


アイヴィー『そう、「白銀の虎」の異名を持つ接近戦の名人よ。』


サマンサ『人をムカつかせるのも名人クラスなんだけど!』


トウリン『なにをぐずぐずしている。
 ラファエルはもう着いているぞ。
 わざわざ呼び出した者が、遊んでいて乗り遅れたのでは目もあてられないだろうに。』


サマンサ『はいはい、今行きますよーだ。
 ぜんっぜん、遊んでなんかないのにな、もう!』

サマンサとアルヴィーは、ようやく冷静さ取り戻した。


サマンサ『艦長、ただいま戻りましたーっ!』


キャサリン『よく無事で戻ってくれたわね。
 それでそちらの方が、報告にあった英雄さんかしら?』


アルヴィー『はい。
 クローンペンダントの所有者です。』


キャサリン『はじめまして、私はこの特務艦ラファエルの艦長、キャサリンよ。』


じんじん『えっ・・・キャサリン・・・?
 なんか艦長っていうイメージじゃないっていうか・・・。』


キャサリン『ふふ、この艦のクルーはみんな女性なの。
 白髪に帽子をかぶったヒゲのおじさんじゃなくてガッカリした?』

艦長を名乗るキャサリン・・・・

しかし明らかに何か隠しているようだった・・・。


キャサリン『ところで、アナタの持っているペンダント、見せてもらってもいいかしら。』

そして、彼女もまたペンダントに興味をしめす。


じんじん『これですか?』


キャサリン『間違いないわね、確かに伝説に語られている通りだわ。』

ペンダントを確認して、何かを確信するキャサリン。

そして、キャサリンから主人公に語られる真実とは!?

続く・・・・。

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